【新日本プロレス】2021年 メインインベンターランキングTOP10

データで楽しむプロレス

大会の顔はメインイベントである。
ヤングライオンがいい試合をしても、どうしたってメインイベントの試合が印象に強く残ってしまう。

2021年、新日本プロレスの顔は誰だったのか。
メインイベントで試合をした回数でランキングを集計してみた。

【新日本プロレス】2021年 メインインベンターランキング

RankNAMECOUNT
1鷹木 信悟58
2SANADA48
3BUSHI43
4内藤 哲也41
5棚橋 弘至29
6飯伏 幸太29
7ザック・セイバーJr.28
8エル・デスペラード24
9YOSHI-HASHI23
10高橋 ヒロム23
11後藤 洋央紀23

ランキングは驚きの結果になった。

なんと1位から4位までを「ロス・インゴベルナブレス・デ・ハポン」が独占。
試合数ランキングでもロス・インゴが上位を占めていたが、メインイベントはそれ以上の占めっぷり。

これだけメインイベントを組むということは、新日本プロレスはロス・インゴを推しているということだ。すごく働かされている。制御不能というより、制御されているとすら思えてくる。

1位の鷹木信悟はダントツの58回。2位に10回の差をつけている。
2021年の新日本プロレスの大会は168回。実に全大会の34%のメインイベンターを務めたことになる。3回に1回は鷹木信悟。1日3食だとしたら、毎日、夕飯は鷹木信悟である。胃もたれしてしまう。

2位から4位は少し回数が減って、SANADA(48回)、BUSHI(43回)、内藤哲也(41回)と続く。
単純計算で9日に1回はメインイベンターとして生活している。メインイベンターというのはその日の主役である。私たちがメインイベンターになれるのは、結婚式や告別式くらいだ。つまり選手たちは9日に1回は結婚式を挙げていると言っても過言ではないのである。

5位は29回で飯伏幸太がランクイン。
4位との差は11回で大きく離れている。IWGP世界ヘビー級のチャンピオンだった飯伏。それを差し置いてロスインゴが目立っていた年であることがわかる。飯伏幸太も欠場がなければ、もう少し回数を伸ばし上位に食い込めたかもしれない。

6位は同じく29回で棚橋弘至
NEVER無差別級王座、IWGP USヘビー級王座を戴冠。飯伏幸太の欠場で突如巡ってきたIWGP世界ヘビー級のタイトルマッチ。巡ってきたチャンスを確実に掴んで、しっかりとメインを務める。タイトルマッチ最前線から一歩下がっても、リングに上がり続ける。惜しくもタイトルは逃したものの、こういうところがエースなんだろうな。

7位は28回でザック・セイバーJr.がランクイン。
唯一の海外選手のランクインだ。ザックはコロナ禍でも母国に帰らずに、ずっと日本で試合をしてくれた。シングルマッチプレイヤーとしても着実に実力が出てきた。もはや新日本プロレスの海外選手の代表と言ってもいい。日本語での罵声もどんどん上手くなっていくし、ザックのブチ切れ芸が大好きだ。

8位は24回でエル・デスペラードがランクイン。
2021年、エル・デスペラードはIWGPジュニアのチャンピオンとして、新日本ジュニアを牽引した。入場の美しい所作から、試合後の男気あるマイクパフォーマンス。その色気に女性ファンが一気に増え、エロ・デスペラードとなった。

9位、10位、11位は同回数23回で、後藤洋央紀、YOSHI-HASHI、高橋ヒロムがランクイン。
もう後藤洋央紀とYOSHI-HASHIはもはや2人で1つみたいな感じだ。棒で繋がっている。棒の絆は強い。まさに相棒。もう付き合っちゃえよと言いたい。

高橋ヒロムも半年の欠場があったのに、ランクインしてくるあたりジュニアの顔として存在感は全く薄れていないようだ。欠場してても解説席でうるさいし、Youtubeでも騒ぐから存在感は薄れようがない。