【新日本プロレス】2023年 平均試合時間ランキングTOP10

データで楽しむプロレス

試合の時間が長いということは、それだけ試合が白熱しているということでもある。平均試合時間が長いということは、より白熱した試合を多くしているということだ。たぶん。

ということで、2023年も、平均試合時間が長かった選手をランキングで集計してみた。集計は、シングルマッチ、タッグマッチ全てを含めた試合の平均となっている。ちなみに、2023年の平均試合時間は11分44.9秒

2023年 平均試合時間ランキングTOP10

RankNAMEAVERAGE TIME
1ウィル・オスプレイ00:15:27
2オカダ・カズチカ00:15:14
3SANADA00:14:14
4鷹木 信悟00:14:14
5内藤 哲也00:14:01
6上村 優也00:13:43
7ロッキー・ロメロ00:13:34
8タイチ00:13:33
9高橋 ヒロム00:13:30
10棚橋 弘至00:13:28

※新日本以外の団体への出場は基本的にはノーカウント

1位 ウィル・オスプレイ

1位は15分27秒でウィル・オスプレイ選手
白熱した試合といえば、ウィル・オスプレイ選手。2023年は、新日本のみならず世界中で白熱した名勝負を繰り広げていた。シングルマッチのみの平均試合時間は22分21秒。IWGP USヘビー級選手権試合の平均試合時間はなんと34分46秒!クレヨンしんちゃん4話分だ。そりゃあ、ベルトの価値も爆上がりするわけだ。でも、そんな価値あるベルトがなくなってしまうわけだけど。。

2位 オカダ・カズチカ

2位は15分14秒でオカダ・カズチカ選手。
IWGP世界ヘビーのタイトルを落としたものの、貫禄のランクイン。タイトルに関係なく熱い試合を届けてくれていたようだ。オカダ選手のシングルマッチのみの平均試合時間は21分35秒。G1 CLIMAX決勝戦、NEVER6人タッグ・IWGP世界ヘビーの防衛戦はどれも長時間の熱い戦いとなった。

3位 SANADA

3位は14分14秒でSANADA選手
シングルのみの平均試合時間は21分35秒。オカダ選手と全く同じだ。2023年のSANADA選手は、ロス・インゴを抜けて、「NEW JAPAN CUP」で優勝。IGWP世界ヘビーのタイトルも獲得し、4回防衛に成功している。SANADA選手がチャンピオンとして中心にいた。ただ、タイトルマッチは4回のうち3回はロス・インゴメンバー(元メンバーも含める)。高橋ヒロム、辻陽太、EVIL。そして次回が、内藤哲也である。5回の防衛戦のうち、80%がロスインゴ関係となる。タイトル戦が近場で回っているため、来年はもっと新しい景色のタイトルマッチをみたい。

3位 鷹木信悟

3位は、同じく14分14秒で鷹木信悟選手。
シングルマッチの平均試合時間は22分16秒。2023年の鷹木信悟のシングルマッチは、1.21の中嶋勝彦戦で始まった。今では三冠ヘビーのチャンピオンとなった中嶋選手に、年始から勝利していたのである。そのほかにはKOPWでのタイチ、HENAREとの熱戦。IWGP世界ヘビーのオカダ戦。NEVERでのタマ・トンガ戦と、熱い戦いを多く残している。

5位 内藤 哲也

5位は14分1秒で内藤哲也選手
内藤選手のシングルマッチの平均試合時間は19分49秒。タイトルマッチを一度も行わずに、プロレス大賞年間MVPに選ばれる快挙を達成する。2023年の内藤選手のシングルマッチは、1.21の拳王との1戦から始まり、武藤敬司の引退試合、海野・DOUKIとのスペシャルシングルマッチ、G1 CLIMAX優勝と、タイトルマッチ以外で色々な話題を提供してくれていた。

6位 上村 優也

6位は13分43秒の上村優也選手。2023年は10.9の両国国技館でJust 5 Guysとして凱旋帰国。新日本プロレスでのシングルマッチは凱旋帰国前のゲイブ・キッドとの1戦のみ。凱旋帰国後は全試合Just 5 Guysのタッグマッチとなっている。WORLD TAG LEAGUEでタイチ選手とのタッグで善戦をしたものの、まだ活躍をしきれていない印象だ。辻選手とのシングルマッチで爆発をしてほしい。シングルマッチがほぼない状態でのランクインのため、来年はもっと飛躍しそうだ。

7位 ロッキー・ロメロ

7位は13分34秒でロッキー・ロメロ選手
まさかのロッキー・ロメロ選手がランクイン! 新日本プロレスでは13試合に参加。(そんなにいたっけか?)。新日本プロレスの海外大会で毎回参加してる。平均試合時間をのばしたのは、東京ドーム大会のニュージャパンランボーで30分37分が含まれているからである。なんかずるい。でも、ロッキー・ロメロ選手は、同じ戦法で2021年にはなんと平均試合時間1位に輝いている。

8位 タイチ

8位は13分33秒でタイチ選手
シングルマッチでの平均試合時間は18分44秒。2023年のタイチ選手は、鷹木信悟とのKOPW戦の43分40秒で大きく平均を伸ばした。この試合は、2023年の新日本プロレスで最長の試合時間である。そのほかではJust 5 Guysとしてチームでのタッグが多く、10人タッグ・8人タッグマッチが多く組まれていた。2023年は、ユニットとしての活動が強く、個人としてはYouTuberの活動の印象が強い。

9位 高橋 ヒロム

9位は13分30秒で高橋ヒロム選手
ヒロム選手のシングルマッチの平均試合時間は17分25秒。シングルマッチは20試合も行われている。2023年の高橋ヒロム選手はIWGPタイトルマッチで7回防衛を達成。集計には含まれていないが、各団体のトップ選手ともシングルマッチを行っている。CMLLではミスティコ選手と世界ヒストリック・ミドル級選手権も行っている。来年もまだまだ、ヒロムちゃんワールドが続きそうだ。

10位 棚橋 弘至

10位は13分28秒で棚橋選手
100年に一人の新社長がここでランクイン。シングルマッチの平均試合時間は14分24秒で、それほど伸びていない。NEVER無差別級6人タッグでの防衛戦が、棚橋選手の平均時間を大きくあげている。また、2023年はオカダ選手とのタッグでの活動もあり、STRONG無差別級タッグ、IWGPタッグへの挑戦もしている。来年は社長はどう戦っていくのか。一歩身を引いていくのか、そのまま戦う経営者になるのか。新日本プロレスの今後が逸材にかかっている。

まとめ

平均試合時間は、シングルプレイヤーの選手がランキングに入りやすい。しかし、2023年に凱旋帰国した上村選手はほぼタッグマッチのみでランクイン。海野選手や辻選手がシングルマッチで存在感を出してきている中、来年は上村選手のユニットに収まらない活躍に期待したい。

そして、2023年にもっとも白熱試合をした男、ウィル・オスプレイはAEWに行ってしまう。イヤだけど行ってしまう。ポスト・オスプレイのポジションは誰が継いでいくのか。新日本プロレスの「IWGP USヘビー」、否、「IWGPグローバルヘビー」の価値を誰が作っていくのか。1.4から目が離せない。