新日本プロレスでのタッグマッチは、同じユニット同志で組まれることがほとんどだ。
つまり、タッグマッチの勝率が高いと言うことは、ユニットの勢いそのものでもある。2021年、タッグマッチの勝率が一番高かった選手は誰なのか。ランキングにまとめてみた。
※タッグマッチはシングルマッチ以外(6人タッグや8人タッグなど)を含めて集計
【新日本プロレス】2021年 タッグマッチ勝率ランキング
Rank | Player | 計 | 勝 | 敗 | 分 | Rate |
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1 | ジェフ・コブ | 69 | 59 | 10 | 0 | 85.5% |
2 | グレート-O-カーン | 95 | 78 | 15 | 2 | 82.1% |
3 | ウィル・オスプレイ | 46 | 37 | 7 | 2 | 80.4% |
4 | HENARE | 53 | 37 | 16 | 0 | 69.8% |
5 | エル・デスペラード | 82 | 54 | 27 | 1 | 65.9% |
6 | 高橋 ヒロム | 38 | 25 | 10 | 3 | 65.8% |
7 | バッドラック・ファレ | 32 | 21 | 11 | 0 | 65.6% |
8 | 金丸 義信 | 85 | 54 | 31 | 0 | 63.5% |
9 | 内藤 哲也 | 102 | 63 | 39 | 0 | 61.8% |
10 | SANADA | 115 | 69 | 44 | 2 | 60% |
『UNITED EMPIRE』が圧倒的な力を見せている。
1位は85.5%でジェフ・コブがランクイン。
85.5%! 69回戦って10回しか負けていない。有馬記念だったら単勝オッズ1.1くらいになるに違いない。シングルプレイヤーで強いイメージだったが、タッグだともっと強さを発揮するようだ。
2位は82.1%でグレート-O-カーン。
2021年はオーカーンは『UNITED EMPIRE』全選手とのタッグで活躍をした。ジェフ・コブとのタッグでは、オカダ・カズチカとの前哨戦で13勝1敗という驚異的な強さを誇る。オスプレイとのタッグでは、テンコジタッグとの確執で1勝1敗2分。アーロン・ヘナーレとはWORLD TAG LEAGUE2021で7勝4敗と善戦。誰と組んでもいい感じになる味の素みたいな活躍ぶりだ。
どうでもいいけど、オーカーンの-O-がいつも顔文字に見えてしまう。
3位は80.4%でウィル・オスプレイ。
オスプレイは2021年の4月にIWGP世界ヘビーを戴冠。シングルで圧巻の強さを誇ったオスプレイは、もちろんタッグでも強い。オスプレイ自身がタッグマッチで負けたのは1回のみ。しかも、イリミネーションマッチで鷹木信悟にオーバー・ザ・トップロープでの敗北。ギブアップやフォールは一切許していない。実質、タッグでは直接の負けはない。首の怪我で欠場していたが、怪我がなかったら1位になっていたと思う。
4位は71.2%でアーロン・ヘナーレ。
2021年、アーロン・ヘナーレは『UNITED EMPIRE』に転職。シングルでは結果が出せなかったものの、タッグでは大きく躍進。『UNITED EMPIRE』前はタッグでも負ける印象の強かったヘナーレだが、ファイトスタイルも変わり強い存在感を出しイメチェンに成功。こういう地道に努力していた選手が生きてくるのはとても嬉しい。
5位は67.7%でバッドラック・ファレがランクイン。
ファレはKENTAと組むと8勝0敗、EVILと組むと6勝1敗、高橋裕二郎と組んでも5勝1敗、石森太一と組むと4勝0敗と、抜群の成績を残してランクインいる。しかし、長年のタッグパートナーであるチェーズ・オーエンズとのタッグは12勝9敗。むしろ相性が悪い。そろそろ2人の関係を見直した方がいいかもしれない。
6位は65.8%で高橋ヒロムがランクイン。
シングルマッチでも、タッグマッチでも上位にランクイン。欠場していたため試合数は少ないが、着実に功績を残している。特に2人でのタッグマッチ、鷹木、SANADA、内藤、ヘビー級と組んだ場合は、11勝0敗1分と負けなしである。しかし、BUSHIとのタッグマッチだと3勝2敗1分。しかも3勝はヤングライオンからの勝利。ジュニアタッグとしての成績はイマイチではあったが、ユニットとしてのタッグの好成績でランクインしている。
7位は65.4%でエル・デスペラード。
シングルマッチの勝率でも僅差でヒロムに敗れたが、タッグマッチでも僅差で敗れている。しかし、欠場したヒロムと試合数を比較すると2倍以上戦っている。しかし、ヤングライオンとのタッグマッチで8勝も稼いでいたりもする。
8位は63.5%で金丸義信がランクイン。
デスペラードとのタッグで、SUPER Jr. TAG LEAGUEで3年連続決勝進出。2021年はついに優勝を飾ることとなった。金丸義信の盤石な安定感は、タッグパートナーを安心させてくれる。アイコンタクトだけで何をするか先読みして動いてくれる。嫁にしたい選手No.1である。
9位は61.8%で内藤哲也がランクイン。
内藤はSANADAとWORLD TAG LEAGUEに参戦。8勝3敗で惜しくも決勝進出を逃す。実は純粋な2人だけのタッグマッチでの戦績は27勝7敗の勝率76%でかなり高い。6人タッグマッチ、8人タッグマッチとなると勝率が下がってくる傾向がある。ちなみにロスインゴメンバー全員が揃った10人タッグマッチでは3勝0敗の負けなしである。
10位は60%でSANADAがランクイン。
SANADAは内藤とタッグを組むことが多いため、勝率もほぼ変わらない。2人だけのタッグマッチの戦績は26勝8敗1分の勝率74%。こちらも内藤とほとんど変わらない。ロスインゴは6人タッグ、8人タッグでの勝率が低いようだ。SANADAは試合数合計が115試合でランキング中ではトップ。その中で、これだけの勝率は素晴らしい。