新日本プロレスのリングで一際輝くスター、SANADA選手。その流麗な技巧とカリスマ性は数多くのファンを魅了し続けてる。SANADA選手の起源は武藤敬司氏が主宰する「武藤塾」の第1期生として、全日本プロレスからデビュー。デビュー戦では中嶋勝彦と対戦している。
かなり寡黙だが、素晴らしい肉体美と確かなテクニックのあるSANADA選手。今や日本のプロレス界を代表するトップスターとして、新日本プロレスでその実力を証明している。そして何より礼儀正しい。いまだかつてこれほど品行方正なプロレスラーはいなかったんじゃないだろうか。コンプラの厳しい現在でも安心して放送できるプロレスラー。それがSANAやんだ。
さあ、SANADA選手の経歴と実績を一緒に振り返ってみよう。
SANADA

プロフィール
団体 | 新日本プロレス |
ユニット | HOUSE OF TORTURE |
生年月日 | 1988/1/28 ( 37 才) |
出身地 | 新潟県/新潟市 |
デビュー | 2007/3/13 ( 18 年) |
デビュー戦 | 中嶋勝彦 |
得意技 | デッドフォール、Skull End、ラウンディングボディプレス、オコーナーズブリッジ |
身長 | 182 cm |
体重 | 100 kg |
血液型 | A 型 |
入場曲 | new scenery |
@seiyasanada | |
seiya_sanada | |
好きなもの | Hi-STANDARD、ワイン、横浜ベイスターズ、アンパンマン、スターバックス |
ギャラリーと関連グッズ
▶️ 📸 SANADAのギャラリー(11枚)SANADAのパラメータ
SANADA選手の試合は、しっかりとしたレスリングをじっくり見せながら進む。シングルマッチではタフネスさが光り、長期戦でも高いパフォーマンスを維持している。長時間の試合でもフィニッシュへのたたみかけのスピードは一切衰えない。緩急のある動きで、会場を一気に興奮のピークへ導く。
また、SANADA選手のフィニッシュホールドは豊富だ。打撃技の「シャイニングウィザード」、投げ技の「デッドフォール」、締め技の「Skull End」、飛び技の「ラウンディングボディプレス」、丸め込みの「オコーナーブリッジ」。全カテゴリでフィニッシュホールドを持っている選手は、SANAやん以外思い当たらない。
ただ、SANAやんは寡黙だ。以前は試合後にノーコメントだらけだったが、チャンピオンになっても、特に大きく語ることはない。メインで勝利すると「ギフト」があるが、それもテンプレ化されていて、SANADA選手が何を考えているのか、語られることがない。それがSANADA選手のミステリアスな魅力なのかもしれない。
しかし、ファッションに関しては寡黙ではない。スーツはダンヒルのオーダーメイド、ネクタイやベルトはエルメス、スニーカーはルイ・ヴィトン、小物アイテムはDior。なんかすごい。よくわからないけど、なんかすごい。リングに乱入する際も、数十万円もするルブタンの靴で、華麗にドロップキックを放つ。数十万の靴!? そんなSANAやんのシャレオツ度はMAX10だ。
SANADAの必殺技『デッドフォール』
SANADAの年表
年月日 | できごと |
---|---|
2007.3.13 | 全日本プロレスで中嶋勝彦、T28戦でデビュー |
2010.8.29 | 真田、征矢組が第84代『アジアタッグ王座』を初戴冠 |
2013.6.30 | 全日本プロレスを退団 |
2013.9.18 | 武藤が旗揚げした『WRESTLE-1』に参戦 |
2014.3.2 | 『TNA Xディヴィジョン王座』を日本人として初戴冠 |
2014.7.7 | 『TNA』とも契約を交わし入団。グレート・サナダに変貌 |
2015.4.16 | 『TNA』との契約満了のため退団。 |
2015.5.15 | 『WRESTLE-1』との契約満了のため退団。フリーでアメリカで活動 |
2015.12.1 | 『東京愚連隊』大会で日本復帰 |
2016.4.10 | SANADAが『ロス・インゴベルナブレス・デ・ハポン』加入 |
2017.12.11 | SANADA、EVILが『WORLD TAG LEAGUE 2017』初優勝 |
2018.1.4 | SANADA、EVILが第79代『IWGPタッグ王座』を初戴冠 |
2018.12.9 | SANADA、EVILが『WORLD TAG LEAGUE 2018』2連覇 |
2022.2.19 | SANADAが第13代『IWGP USヘビー級王座』を初戴冠 |
2022.3.17 | オスプレイ戦で左目眼窩底骨折により長期欠場 |
2023.3.17 | SANADAが『ロス・インゴベルナブレス・デ・ハポン』を脱退し、『Just 5 Guys』加入 |
2023.3.21 | SANADAが『NEW JAPAN CUP 2023』初優勝 |
2023.4.8 | SANADAが第7代『IWGP世界ヘビー級王座』を初戴冠 |
先月までの最新試合結果
2025.4.30 グランメッセ熊本 | ||
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高橋 裕二郎 EVIL SHO 金丸 義信 成田 蓮 SANADA | VS | ドリラ・モロニー クラーク・コナーズ デビッド・フィンレー 石森 太二 ゲイブ・キッド 外道 |
0:07:51 反則 |
2025.4.29 SAGAアリーナ | ||
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ゲイブ・キッド ドリラ・モロニー クラーク・コナーズ 石森 太二 デビッド・フィンレー | VS | 成田 蓮 SANADA 金丸 義信 EVIL SHO |
0:04:25 ノーコンテスト |
2025.4.27 KDDI維新ホール | ||
---|---|---|
クラーク・コナーズ ドリラ・モロニー 石森 太二 ゲイブ・キッド | VS | 成田 蓮 金丸 義信 SHO SANADA |
0:01:03 反則勝ち |
SANADAの全対戦成績
全試合の総試合数(Total)、勝利数(Win)、敗北数(Lose)、引き分け数(Draw)を集計。年別の試合数と勝率の推移。Total | Win | Lose | Draw | Rate |
---|---|---|---|---|
1082 | 725 | 347 | 10 | 67% |
合計試合時間 | 242:46:32 |
平均試合時間 | 0:13:27 |
SANADA選手は、これまで通算1082試合に出場し、勝率67%。合計試合時間は242:46:32となっている。2011年に勝率100%とキャリア最高の勝率をあげている。
メインイベント回数の推移
年ごとのメインイベント出場数と、その年の全試合に対するメインの割合。グラフが高いほど、その年の「主役度」が高いことを意味する。
Main Count | Main Rate |
---|---|
323 | 29.9% |
いままでメインイベントを飾った回数は通算323回。なかでも2023年が50回とメインイベンターとして最も活躍していた。
フィニッシュホールドTOP5
SANADA選手はどの技で勝っているのか。全試合のフィニッシュホールドを集計してランキング。Rank | Finish | Count |
---|---|---|
1 | Skull End | 195回 |
2 | オコーナーブリッジ | 50回 |
3 | ラウンディング・ボディプレス | 37回 |
4 | デッドフォール | 19回 |
5 | マジックキラー | 14回 |
SANADAのシングルマッチ勝率
シングルマッチの総試合数(Total)、勝利数(Win)、敗北数(Lose)、引き分け数(Draw)を集計。年別の試合数と勝率の推移。Total | Win | Lose | Draw | Rate |
---|---|---|---|---|
143 | 77 | 64 | 2 | 53.8% |
合計試合時間 | 42:30:56 |
平均試合時間 | 0:17:50 |
SANADA選手のシングルマッチの成績は通算143試合に出場し、勝率53.8%。合計試合時間は42:30:56となっている。2023年に勝率89.5%とキャリア最高の勝率をあげている。
SANADAのシングル対戦TOP5
SANADA選手と因縁の多い選手は誰なのか。シングル対戦数の多い順でランキング。Rank | Player | 計 | 勝 | 敗 | 分 | Rate |
---|---|---|---|---|---|---|
1 | オカダ・カズチカ | 10 | 2 | 8 | 0 | 20% |
2 | EVIL | 9 | 4 | 5 | 0 | 44.4% |
3 | ザック・セイバーJr. | 8 | 3 | 4 | 1 | 37.5% |
4 | タイチ | 7 | 6 | 1 | 0 | 85.7% |
5 | 棚橋 弘至 | 7 | 4 | 3 | 0 | 57.1% |
最も多くシングルで戦った相手はオカダ・カズチカで通算10回。3戦以上戦って一番勝率のいい対戦相手はタイチで勝率85.7%。最も勝率の悪い対戦相はオカダ・カズチカで勝率20%。
SANADAのタッグマッチ勝率
タッグマッチの総試合数(Total)、勝利数(Win)、敗北数(Lose)、引き分け数(Draw)を集計。年別の試合数と勝率の推移。Total | Win | Lose | Draw | Rate |
---|---|---|---|---|
252 | 186 | 64 | 2 | 73.8% |
合計試合時間 | 52:13:59 |
平均試合時間 | 0:12:26 |
SANADA選手はタッグマッチの成績は通算252試合に出場し、勝率73.8%。合計試合時間は52:13:59となっている。2025年に勝率100%とキャリア最高の勝率をあげている。
SANADAのタッグパートナーTOP5
SANADA選手と多くタッグ組んだ選手は誰なのか。タッグ回数順に、タッグパートナーをランキング。Rank | Player | 計 | 勝 | 敗 | 分 | Rate |
---|---|---|---|---|---|---|
1 | EVIL | 71 | 55 | 16 | 0 | 77.5% |
2 | 内藤 哲也 | 59 | 48 | 11 | 0 | 81.4% |
3 | BUSHI | 36 | 19 | 17 | 0 | 52.8% |
4 | 鷹木 信悟 | 22 | 18 | 4 | 0 | 81.8% |
5 | タイチ | 10 | 8 | 2 | 0 | 80% |
最も多く組んだパートナーはEVILで通算71回。5戦以上組んで一番勝率のいいパートナーは鷹木 信悟で勝率81.8%。最も勝率の悪いパートナーはBUSHIで勝率52.8%。
SANADA ベストバウト
超個人的かつ評価の高い試合をピックアップ。NJPW WORLDで見れる試合のみをチョイス。
かつてライバルと呼ばれたオカダ・カズチカとの一戦もピックアップ!
▼オカダ・カズチカ VS SANADA
2019.8.3 エディオンアリーナG1 CLIMAX 29公式戦
▼SANADA VS ザック・セイバーJr.
2018.7.21 後楽園ホール G1 CLIMAX 28公式戦
▼SANADA VS 高橋ヒロム
2023.5.3 福岡国際センター IWGP 世界ヘビー級選手権試合
SANADA 関連グッズ
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まとめ
SANADA選手は、オカダ選手のライバルと言われながらも、その対戦成績は大きく負け越している。2016年に新日本プロレスに参戦以降、シングルマッチの勝率はじわじわと上昇していたが、2022年には逆に落ち込んでしまった。また、2018年以降のタッグマッチ勝率は、右肩下がり。いいところまで行くのみ、いまひとつパッとした成績がでなかった。
しかし、2023年に大きな転機が訪れる。「ロス・インゴベルナブレス」を脱退して「Just 5 Guys」に加入。ついに、IWGP世界ヘビー級王座を戴冠し、シングルマッチの勝率は劇的に上昇し、SANAやんの時代が幕を開けた。ただ、タッグマッチの勝率は芳しくないけど。
2023年に頂点に立ったSANADA選手。果たして彼が長期政権を築いていくのか。それとも短期政権となってしまうのか。これからもSANADA選手の周辺から目を離せない。
それでは、一緒に素晴らしきプロレスライフを!