【新日本プロレス】2022年 試合総時間ランキングTOP10

プロレスラーのメインの見せ場はやっぱり試合だ。戦っている時間が長いということは、それだけ観客に魅せている時間が長いということだ。

2022年の新日本の試合の総時間ランキングを集計してみた。
ちなみに2022年の新日本プロレスは1217試合、合計で232時間39分50秒の試合をしている。

2022年 試合総時間ランキングTOP10

1位は31時間38分で内藤哲也。
2022年は内藤哲也がいちばん観客に試合を見せていた時間が長かったようだ。入場時間を考えると内藤哲也はダントツになりそうだ。
内藤の合計試合時間31時間のうち6時間26分がシングルマッチ。シングル率19%だ。シングル率が高いのか低いのかよくわからない。わからないが出してみた。いちばん多い試合形式は6人タッグマッチである。

2位は27時間49分でオカダ・カズチカ。
オカダ・カズチカの試合時間28時間のうち、8時間31分がシングルマッチ。なんとシングル率30%だ。なんと、と言ってみたが多いのかまだわからない。しかし、内藤と比較すると、シングルマッチでの比率は1.5倍。かなり高い。オカダはシングルマッチに特化しているようだ。逆いうとタッグマッチはあまり重要視していないとも言えるのかもしれない。

3位は26時間7分で棚橋弘至。
2022年はコロナ禍での制限も緩和してきて、地方で棚橋がメインを飾ることも多かった。そのため3位にランクインしてきている。
棚橋のシングルでの試合時間は5時間35分。シングル率は21%。内藤とほぼ同じである。やはりこうなると、シングル率30%のオカダが群を抜いていることがわかる。なんかシングル率ばっかり気になってきた。

4位は25時間25分で鷹木信悟。
鷹木信悟のシングルの試合時間は6時間8分。シングル率は23%。1.4東京ドームでオカダとのIWGP世界ヘビーで35分の死闘を繰り広げ、KOPWでもタイチ、ファンタズモとの熱戦があったためシングル率がやや高めになっているようだ。

5位は24時間36分で高橋ヒロム。
もう気になってきてるでしょ？ シングル率。もう私は気になって仕方がない。
さあ、ヒロムのシングル試合時間は6時間23分。シングル率26%である。え！？ 高い。こうなってくると内藤のシングル率が低いように感じる。ただ、内藤はシングルが18試合のところ、ヒロムは25試合と多かったことが大きな要因となりそうである。

6位は24時間1分でBUSHI。
シングル試合時間は2時間16分。気になるシングル率は9%。え！？ 低っ！もう間違いなくタッグプレイヤーということだ。BUSHIの試合形式でいちばん多いのはタッグマッチ42試合なので、当然の結果と言える。ティタンの電撃加入でマスクマンタッグを組んでから、よりタッグでの活躍する場が増えた。

7位は23時間56分でSANADA。
SANADAのシングルマッチは3時間52分。シングル率は6%。えええええっ！BUSHIよりも！？ たしかに2022年はSANADAはシングルでこれといった実績は残せていない。棚橋から奪ったIWGP USヘビーも、NEW JAPAN CUPのオスプレイ戦で左眼窩底骨折の重傷を負い欠場し、ベルトを返上している。そこからのSANADAはやや低迷気味。来年はシングルとしての実績をギフトしてほしい。

8位は21時間41分でマスター・ワト。
ワトのシングル試合時間は2時間54分。シングル率13%。どうなんだろうか。もう13%がどうなのかわからない。ただ、タッグプレイヤー寄りであることは間違いない。20%超えがシングルプレイヤーということにしよう。ワトは田口監督とIWGPジュニアタッグのベルトを初戴冠。チャンピオンとしての逞しさや自信が滲み出てくるようになった。来年はシングルでの実績も期待できそうである。シングル率がきっと上がるに違いない。

9位は21時間32分でEVIL。
シングルの試合時間は3時間23分。シングル率は16%である。2022年のEVILはシングルマッチが減少し、『HOUSE OF TORTURE』でのタッグマッチが増えた。いちばん多い試合形式は8人タッグマッチで49試合。つまり『HOUSE OF TORTURE』全員集合の試合である。4人揃うとダチョウ倶楽部みたいになってきた。

10位は21時間11分でタイチ。
タイチのシングル試合時間は3時間41分。シングル率16%。
今年のタイチはKOPWで鷹木との熱戦、かつての師匠である川田利明の前でSANADAとの名勝負を見せてくれた。ただ、それ以外は飯塚の聖帝ツアーやYouTuberの印象が強い。しかしながら、10位にランクインするということは、地方の試合でもガッツリと戦ってくれていたということである。

ちなみに、新日マット以外でのシングルの試合も含めると、エル・デスペラードが10位にランクインする。ジョン・モクスリーや葛西純と壮絶なデスマッチを繰り広げ、大きな印象を受けた。2022年はデスペラードがハードコアなイメージにさせてくれる年でもあった。