【鷹木信悟】完全攻略ガイドがキタ、キタ、キター <全試合勝率・プロフィール・ベストバウト etc>

選手名鑑

新日本プロレスのリングで「我道驀進」しているジャイアン的なレスラー鷹木信悟選手

彼の闘いは、男らしくゴツゴツした迫力に溢れている。史上初となるNEVER無差別級二冠王者に輝き、新日本プロレス最高峰のタイトル「IWGP世界ヘビー級」も獲得。リングでは最高に男らしい鷹木選手だが、私生活では彼女との付き合いは2年続かず、部屋のカーテンはピンクという意外な一面もある。

この記事では、筋肉一筋で漢らしい鷹木選手のプロフィールや歴史、対戦成績に焦点を当て、ドラゴンの魂を掘り下げてみたいと思う。

キタ、キタ、キターー!

鷹木 信悟のプロフィール

THE DRAGON
団体新日本プロレス
ユニットロス・インゴベルナブレス・デ・ハポン
生年月日1982/11/21 ( 41 才)
出身地山梨県/中央市
デビュー2004/10/3 ( 19 年)
デビュー戦近藤修司、"brother"YASSHI、菅原拓也
得意技ラスト・オブ・ザ・ドラゴン、MADE IN JAPAN、パンピングボンバー、熨斗紙
身長178 cm
体重100 kg
血液型O 型
入場曲Rising Dragon
Twitter@Takagi__Shingo
Instagramtakagi__shingo
好きなものスターバックス、長渕剛、テンテン、トレーニング、Vシネマ、あんこ、魁!男塾

鷹木 信悟のパラメータ

総合点 49/60点

鷹木選手は、元ジュニアヘビー選手ということを忘れるくらいのど直球勝負をする。外人パワーファイターのように、腕一本で相手を猛烈に吹っ飛ばす。決して大きな身体ではないが、自分より屈強な対戦相手にも全く屈しない。試合は単純明快、強い者が勝つ。

スタミナは無尽蔵だ。さんざん技のフルコースを受けても、何度も立ち上がり、パワーでひょいっと相手を持ち上げる。試合が30分を超えようとも、パワーとスピードは微塵も衰えることがない。そして、予測不能な大胆な切り返しのテクニックで、観客に「まさか!?」のサプライズをしてくれる。フィニッシュへの圧巻の展開は、ただただ説得力がある。ただ、いつも頭痛がするのか、試合中に顔を顰めて頭を叩く姿がやや心配。

試合中のパフォーマンスは圧倒的だ。会場が静かだと感じたら、すぐに空気を変えて盛り上げる。コロナ禍では、観客に「拍手ー!」と直接的に要求する。ミラノさんから「拍手ハラスメント」などと呼ばれるほどだ。

試合中盤に差し掛かると、彼はカメラを探し始める。そして、カメラ目線で指を刺しながら「キタ、キタ、キター!」と叫ぶ。これは、鷹木選手に何かが「来た」瞬間だ。何が来たのかはわからないが、来たのだから「おー!」と一緒に盛り上がろう。ただ、たまに「来ない」ときもある。何が来ないのかはわからない。そんな鷹木選手の「来る確率」はMAX10だ。

鷹木 信悟の必殺技『ラスト・オブ・ザ・ドラゴン』

鷹木信悟の「ラスト・オブ・ザ・ドラゴン」

鷹木 信悟のムーブ

決め台詞

カメラ目線で指差しながら「キタ、キタ、キター」
「昇り竜の如く駆け昇っていくぞ!」

先月までの最新試合結果

※新日本、スターダムでの試合限定
2024.6.16 北海きたえーる
NEVER無差別級王座
鷹木 信悟
VS HENARE
0:18:46 UENUKU
2024.6.15 北海きたえーる
高橋 ヒロム
BUSHI
辻 陽太
ティタン
鷹木 信悟
VS クラーク・コナーズ
LJ・クリアリー
ドリラ・モロニー
アンソニー・グリーン
ジャック・モリス
0:10:30 ジーンブラスター
2024.6.9 大阪城ホール
NEVER無差別級王座
鷹木 信悟
VS HENARE
0:14:35 両者ノックアウト

鷹木 信悟の年表

年月日できごと
2004.10.3『闘龍門(DRAGON GATE)』でデビュー
2006.5.10DRAGON GATEを離れ単身アメリカ修行
2007.4.17DRAGON GATEの後楽園大会で日本復帰。『NEW HAZARD』結成
2008.5.14鷹木信悟がヒールターンし、『REAL HAZARD』結成
2008.7.27鷹木信悟が第9代『オープン・ザ・ドリームゲート王座』初戴冠、『REAL HAZARD』追放
2008.8.31鷹木信悟が『Typhoon』入りを宣言
2008.9.28鷹木信悟が『Typhoon』を追放、脱退
2009.1.11鷹木信悟が新ユニット『KAMIKAZE』結成
2009.9.17鷹木信悟、YAMATO組が第8代『オープン・ザ・ツインゲート王座』初戴冠
2011.5.15『KAMIKAZE』がユニットとして封印される
2011.6.8元『KAMIKAZE』と望月軍が合流し、新ユニット『JUNCTION THREE』を結成
2012.2.9『JUNCTION THREE』が解散マッチに敗れ、解散
2012.4.19鷹木信悟が新ユニット『暁 〜AKATSUKI〜』を結成
2013.8.1『暁 〜AKATSUKI〜』が解散マッチに敗れ、解散
2013.10.6鷹木信悟が共闘仲間と『MONSTER EXPRESS』を結成
2015.8.30『MONSTER EXPRESS』を脱退し、新ユニット『VerserK』を結成
2017.12.23『VerserK』がユニットとしての活動停止
2018.10.7鷹木信悟が『DRAGON GATE』を脱退
2018.10.8鷹木信悟が『ロス・インゴベルナブレス・デ・ハポン』加入
2019.1.4鷹木信悟、BUSHI組が第58代『IWGPジュニアタッグ王座』初戴冠
2019.8.11鷹木信悟がヘビー級転向宣言
2020.1.5鷹木、EVIL、BUSHI組が第20代『NEVER無差別級6人タッグ王座』初戴冠
2020.2.1鷹木信悟が第31代『NEVER無差別級王座』初戴冠、史上初のNEVER二冠達成
2021.6.7鷹木信悟が第3代『IWGP世界ヘビー級王座』初戴冠
2022.4.25鷹木信悟が『KOPW2022』覇者

経歴が長い!ユニットの移動をしすぎだ!波乱万丈のユニットライフ。

鷹木選手はDRAGON GATEで、少なくとも8ユニットを渡り歩いている。どのユニットも長くて2年程度の所属。私生活でも同様で、鷹木選手のロマンスも長くて1年10ヶ月で総勢5名ほどのようだ(鷹木チャンネル本人談)。常にテッペン目指して「昇り竜の如く」変化してくのが鷹木信悟。彼の変化のスピードに追いつけず、周りが続かないのに違いない。そう考えると「ロスインゴ」での5年以上も所属しているのはかなり珍しい。きっとユニットとの相性が抜群ということだろう。

2018年に新日本プロレスに参戦してから、BEST OF SUPER Jr.優勝決定戦でウィル・オスプレイに敗れるまで、8ヶ月間無敗記録を誇っている。そのあとの鷹木選手の活躍は目覚ましいものがある。特にコロナ禍で「IWGP世界ヘビー級王座」を初戴冠。観客が声を出せない中、誰よりも声を出して試合を盛り上げる姿には心を打たれるものがあった。コロナ禍の日本プロレス界を牽引したのは、間違いなく鷹木選手だ。

2023.10.28には、タマ・トンガ選手を破り再び「NEVER無差別級王座」を獲得。観客の声援が復活してからのチャンピオンとしての活躍をこれからもみてみたい。

鷹木 信悟の全対戦成績

年別の勝利数、敗北数、引分数、勝率の推移。
TotalWinLoseDrawRate
6714472121266.6%
※集計期間:2007/5〜2024/6の新日、STARDOMの試合
合計試合時間154:59:38
平均試合時間 0:13:51

メインイベント回数の推移

年別のメインイベントの回数、メインイベント率をグラフ化。
メインイベント率が高いほど、メインイベンターとして重宝されている。
Main CountMain Rate
18127%

フィニッシュホールドTOP5

鷹木 信悟選手のフィニッシュホールドを集計してランキング。
RankFinishCount
1ラスト・オブ・ザ・ドラゴン117
2パンピングボンバー72
3MADE IN JAPAN24
4反則5
5グラウンドコブラツイスト4

2018年に新日本プロレスに参戦してから、鷹木選手の勝率は非常に安定している。2023年は勝率が落ち込んでいるが、これはタッグの勝率が30%のため、全体の数字を引き下げている。

一方、メインイベントは2021年の「IWGP世界ヘビー級チャンピオン」時代に大きく伸びている。メインイベント率も50%という脅威的な数字。これは、鷹木選手が出た大会の半分はメインイベンターだったということ。コロナ禍のプロレスが鷹木一色のイメージだったのは、数字でも間違いではないようだ。鷹木信悟選手はこの年、2021年プロレス大賞MVPを受賞している。

フィニッシュホールドは「ラスト・オブ・ザ・ドラゴン」がダントツ

鷹木 信悟のシングルマッチ勝率

シングルマッチの年別の勝利数、敗北数、引分数、勝率の推移。
TotalWinLoseDrawRate
1167835367.2%
※集計期間:2007/5〜2024/6の新日、STARDOMの試合
合計試合時間38:03:13
平均試合時間 0:19:40

鷹木 信悟のシングル対戦TOP5

鷹木 信悟選手とシングル対戦数の多い順でランキング。
RankPlayerRate
1石井 智宏761085.7%
2タイチ743057.1%
3HENARE623133.3%
4オカダ・カズチカ523040%
5EVIL532060%

シングルマッチの勝率は、2021年をピークにしてやや下降傾向を見せている。特に2023年のシングルマッチの勝率が低いが、NJPW TAMASHIIでの試合や他団体での戦績が、こちら集計から除外されているからである。しかし、他団体での2023年のシングルマッチ戦績は、6戦全勝という見事な記録を誇っている。鷹木選手が力を落としているわけではない。

対戦相手毎の成績をみると、石井選手にめっぽう強いようだ。ファイトスタイルが同じ石井選手とは毎回熱戦の接戦になるが、鷹木選手がめっぽう強い(2回目)。そして、鷹木選手と同じく「闘龍門」に源流を持つオカダ選手とは、ほぼ互角に渡り合っており、今後も目が離せない。

鷹木 信悟のタッグマッチ勝率

タッグマッチの年別の勝利数、敗北数、引分数、勝率の推移。
※2人タッグのみの成績
TotalWinLoseDrawRate
15710353165.6%
※集計期間:2007/5〜2024/6の新日、STARDOMの試合
合計試合時間30:29:33
平均試合時間 0:11:39

鷹木 信悟のタッグパートナーTOP5

鷹木 信悟選手とタッグ組んだ回数順に、タッグパートナーをランキング。
※2人タッグのみの成績
RankPlayerRate
1BUSHI622735043.5%
2内藤 哲也32301193.8%
3SANADA22184081.8%
4高橋 ヒロム21183085.7%
5テリブレ1569040%

タッグマッチの勝率は2023年は大きく負け越している(2023.11現在)。この後、始まるワールドタッグリーグによって勝率が大きく変わる可能性があるが、「NEVERのベルトに集中したい」と語っているので、現状のままかもしれない。

タッグパートナー別の戦績を見ると、内藤選手とのタッグの勝率が脅威的だ。ほぼ無敵といってもいい。データが正しければ、唯一の敗北を喫したのは2019.12.19の後楽園ホール大会での棚橋&飯伏戦。そのときのフィニッシュは、棚橋選手が「フォーリン・ラブ」で丸め込み。フォーリン・ラブってなんだっけ?そう、それは高角度前方回転丸め込みのこと。イエス!フォーリンラブ!
ちなみに、この日はヒロムちゃんの復帰戦でもあった。

鷹木 信悟 ベストバウト

評価の高いNJPW WORLDで見れる試合をチョイス。
鷹木選手が負けるときは、燃え尽きたとき。負けても強い鷹木信悟。

NJPW WORLDがリニューアルのため現在、リンク先が見れません。リダイレクトしくれればいいのに。

▼鷹木信悟 VS ウィル・オスプレイ
2019.6.15 両国国技館「BEST OF SUPER Jr.26」優勝決定戦

BEST OF THE SUPER Jr.26 2019年6月5日 東京・両国国技館 優勝決定戦 第8試合 「BEST OF THE SUPER Jr. 26」優勝決定戦 ウィル・オスプレイ VS 鷹木信悟 | njpwworld.com 新日本プロレスワールド
BEST OF THE SUPER Jr.26 2019年6月5日 東京・両国国技館 優勝決定戦 第8試合 「BEST OF THE SUPER Jr. 26」優勝決定戦 ウィル・オスプレイ VS 鷹木信悟 | njpwworld.com 新日本プロレスワールド

▼鷹木信悟 VS 内藤哲也
2019.8.4 エディオンアリーナ大阪「G1 CLIMAX 29」Bブロック公式戦

G1 CLIMAX 29 2019年8月4日 大阪・大阪府立体育会館(エディオンアリーナ大阪) 第9試合 「G1 CLIMAX 29」Bブロック公式戦 内藤哲也 VS 鷹木信悟 | njpwworld.com 新日本プロレスワールド
G1 CLIMAX 29 2019年8月4日 大阪・大阪府立体育会館(エディオンアリーナ大阪) 第9試合 「G1 CLIMAX 29」Bブロック公式戦 内藤哲也 VS 鷹木信悟 | njpwworld.com 新日本プロレスワールド

▼鷹木信悟 VS オカダ・カズチカ
2023.2.11 東京ドーム IWGP 世界ヘビー級選手権試合

THE NEW BEGINNING in OSAKA 2023年2月11日 大阪・大阪府立体育会館(エディオンアリーナ大阪) 第8試合 IWGP 世界ヘビー級選手権試合 オカダ・カズチカ VS 鷹木信悟 | njpwworld.com 新日本プロレスワールド
THE NEW BEGINNING in OSAKA 2023年2月11日 大阪・大阪府立体育会館(エディオンアリーナ大阪) 第8試合 IWGP 世界ヘビー級選手権試合 オカダ・カズチカ VS 鷹木信悟 | njpwworld.com 新日本プロレスワールド

鷹木 信悟 関連グッズ

鷹木選手のグッズはあまり多くない。入場時のマスクがちょっと欲しい。

まとめ

鷹木選手の歴史や対戦成績をみてきたが、勝ち負けや数字などでは語れないのが鷹木信悟という選手だ。カロリーたっぷりで感動的な試合を繰り広げ、NEVERやKOPWのタイトルの価値も高めてきた。ハツラツおじさんっぷりで、多くの人が勇気つけられたに違いない。

あれほどの熱い試合をするのに、楽屋ではスベッて寒いようだ。ロスインゴのメンバーからはうるさがられている。しかし、そんな寒暖差こそが鷹木選手の魅力だ。ロスインゴのかっこいい寺門ジモンと言えるだろう。もちろん、ヒロム選手が上島竜兵だ。

今後も、名勝負製造機として名勝負を繰り広げてくれることは間違いない。ベルトが似合う鷹木選手にこれからも注目だ。

それでは、一緒に素晴らしきプロレスライフが、キタ、キタ、キター!