大会の顔は、間違いなくメインイベントだ。メインになるか、ならないか。その差は雲泥。メインイベントがハマらない大会は、だいたい全部がうまくいかない。
それだけ、メインイベントというポジションは重い。
では、2025年の新日本プロレスで最も多くメインイベントを務めたレスラーは誰だったのか。
大会の「顔」を、数字で振り返ってみよう。
【新日本プロレス】2025年 メインインベンターランキング
| Rank | NAME | COUNT |
|---|---|---|
| 1 | ザック・セイバーJr. | 37回 |
| 2 | 後藤 洋央紀 | 32回 |
| 3 | エル・デスペラード | 30回 |
| 4 | 大岩 陵平 | 28回 |
| 5 | 藤田 晃生 | 25回 |
| 6 | 棚橋 弘至 | 23回 |
| 7 | 海野 翔太 | 20回 |
| 8 | ハートリー・ジャクソン | 19回 |
| 9 | 上村 優也 | 18回 |
| 10 | YOSHI-HASHI | 18回 |
TOP10のうち、TMDKが4人ランクイン。ロビーはジュニアシーズン限定参戦なので、実質「常設TMDKメンバー全員ランクイン」と言っていい。2025年は、ユニットとしては完全にTMDKの年だった。……で、シェインとマイキーとティトはどこ行った?
ちなみに、シングルマッチ限定のメインイベントに絞ると、棚橋弘至が15回でトップ。ファイナルロードで、これでもかと物語を積み上げた一年だった。
1位:ザック・セイバーJr.(37回)
さすが前IWGP世界ヘビー級王者。シングルでもタッグでも、メインイベント常連。何より凄いのが、東京ドーム2連戦でメインイベント。外国人レスラーとして前代未聞の実績。普通にとんでもない。
メインでの戦績は22勝15敗、勝率59%。数字だけ見ると「圧勝」とは言えないが、試合の格と責任感は文句なしだった。
2位:後藤洋央紀(32回)
ザックを猛追したのが、後藤洋央紀。2025年は突如として後藤革命が発生し、一大ムーブメントに。メインでの勝率は23勝9敗、驚異の71%。「今日は後藤が締めるのか…何の“G”を言うんだろう」という楽しみが毎回あった一年。
なお、後藤革命が何だったのかは、まだ誰にもわからない。
3位:エル・デスペラード(30回)
1.4でIWGPジュニアヘビー級に返り咲き、そこからはデスペにしかできない防衛ロードの連続。葛西純とのシングルマッチも、当然のようにメインイベント。ただし、メインでの勝率は16勝14敗の53%。思ったよりも高くない。DOUKI、SHOとの抗争で「え、ここで負ける?」という試合が多かったのが、そのまま数字に出ている。
4位:大岩陵平(28回)
ザック&後藤の前哨戦で、地方大会のメインを任される機会が急増。WORLD TAG LEAGUEでは4大会でメインを務め、優勝。「2026年、来るぞ」という匂いがプンプンしている。勝率は17勝11敗の60%。派手ではないが、着実に階段を上っている。
5位:藤田晃生(25回)
藤田もザックの前哨戦要員としてメイン登場が増加。さらにジュニア戦線では『IWGPジュニア』、『BOSJ』、『SUPER Jr. TAG LEAGUE』と完全にジュニアの中心人物となった。メインでの勝率は15勝10敗、60%。ジュニアの顔として、文句なしの一年。
6位:棚橋弘至(23回)
引退ロード真っ只中でのランクイン。2024年はメイン10回だったが、2025年は23回。倍以上。シングル限定なら15回でトップ。一年を通して、棚橋弘至というレスラーの歴史を噛みしめる時間だった。
戦績は15勝8敗、勝率65%。最後まで、ちゃんと強かった。
7位:海野翔太(20回)
1.4東京ドームのメインから始まった2025年。『NEW JAPAN CUP』で3回、『G1 CLIMAX』で3回、『WORLD TAG LEAGUE』で4回と、シリーズ戦では欠かせない存在だった。前半はシングル、後半はタッグと、一年で二役をこなしたが、勝率は10勝10敗の50%。セカンドチャプターが始まったのか終わったのか、その答えは2026年にわかる。
8位:ハートリー・ジャクソン(19回)
2024年はメイン5回だった男が、2025年は一気に約4倍。地方大会の前哨戦で、しっかりメインを務めて会場を温めた。新日本プロレスに欠かせないプロレスラーとなった。勝率は12勝7敗、63%。来年はシングルでの飛躍も見えてきた。
9位:上村優也(18回)
『G1 CLIMAX』で4回、『WORLD TAG LEAGUE』で4回。メインには立っているが、タイトルマッチはゼロ。「新日本の太陽」と呼ばれつつ、爆発した一年とは言いづらい。勝率は8勝10敗、44%。負け越してしまっている。数字は正直だ。2026年、棚橋がいなくなった新日本を上村が照らしていけるだろうか。
10位:YOSHI-HASHI(18回)
上村と同数。『WORLD TAG LEAGUE』で4回、『IWGPタッグ』で1回。後藤の前哨戦パートナーとしての役割に徹し、勝率は11勝7敗の61%。個人としての目立ち方は控えめだったが、支える側としての存在感は抜群だった。いつか、毘沙門での大一番が見たい。
2024年のランキング
ちなみに去年のランキングはこちら
| Rank | NAME | COUNT |
|---|---|---|
| 1 | 内藤 哲也 | 51回 |
| 2 | 辻 陽太 | 44回 |
| 3 | 鷹木 信悟 | 39回 |
| 4 | 高橋 ヒロム | 34回 |
| 5 | BUSHI | 33回 |
| 6 | ザック・セイバーJr. | 23回 |
| 7 | SANADA | 19回 |
| 8 | EVIL | 17回 |
| 9 | エル・デスペラード | 14回 |
| 10 | ゲイブ・キッド | 14回 |
2024年はロス・インゴがTOP5を独占。そこから一転、2025年は勢力図が完全に塗り替わった一年だったことがよくわかる。かる。
まとめ
2025年のメインイベントは、「ザックと後藤が引っ張り、若手とTMDKが支える」構図だった。
メインに立つ回数は、そのまま会社からの信頼度を表す数字。
2026年、メインイベント回数が多い選手が新たな新日本の「顔」となるだろう。
それでは、素晴らしきプロレスライフを!

