【IWGPジュニアヘビー級王座】歴代チャンピオンと全タイトルマッチの記録

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新日本プロレスのジュニアヘビー級戦線を象徴するタイトル、それが「IWGPジュニアヘビー級王座」だ。
1986年の創設以来、国内外のトップジュニアが鎬を削ってきたこのベルトは、ジュニアだからこそ可能なスピード、テクニック、空中戦の応酬で多くのファンを魅了してきた。

獲得者には獣神サンダー・ライガー、プリンス・デヴィット、KUSHIDA、そして現在のスター選手たちも名を連ね、まさに“登竜門”とも言える存在。
ここでは、そんなIWGPジュニアヘビー級王座の歴代王者リストや全防衛戦の記録、タイトルマッチの多さや勝率といったデータを徹底的に掘り下げていく。

華麗なジュニアの歴史を、データと共に振り返ってみよう。

※集計期間:2007/5〜2025/5の新日、STARDOMの試合

IWGPジュニアヘビー級王座とは

IWGPジュニアヘビー級王座は、1986年に新日本プロレスによって創設されたジュニアヘビー級(体重100kg未満)選手のためのシングル王座。
ヘビー級が“重厚な戦い”なら、ジュニアヘビーは“スピードと技術”。この王座は、そんなジュニアの精鋭たちが目指す最高峰の象徴だ。

設立当時の新日本プロレスは、タイガーマスク、ダイナマイト・キッド、小林邦昭らが離脱し、ジュニアヘビー級の選手層が薄くなっており、新日本が獲得していた他団体のジュニア王座も業務提携の終了により返上することとなった。そのため新日本としてジュニアの真の王座のベルトが設立された。

また、近年では『BEST OF THE SUPER Jr.(BOSJ)』の優勝者がこの王座へ挑戦する流れも定着しており、ジュニアのトップ争いはこのタイトルを軸に激しく展開される。

現在もこのベルトを巡る戦いは続き、新日ジュニアならではのスタイルが唯一無二の魅力を放ち続けている。

IWGPジュニアヘビー級王座 歴代王者

歴代のIWGPジュニアヘビー級王座と、主な記録を集計。
防衛頻度は、防衛戦を何日ペースで行っているかの平均日数。少なければ少ないほど頻繁にタイトルマッチを行っている。

歴代王者(年齢)獲得日防衛数日数防衛頻度
初代越中 詩郎(27)86.2.6110251
2高田 伸彦(24)86.5.19611917
3越中 詩郎(28)86.9.152321107
4小林 邦昭(31)87.8.20112964.5
5馳 浩(26)87.12.27315238
6オーエン・ハート(23)88.5.2712814
7越中 詩郎(29)88.6.24626537.9
8馳 浩(27)89.3.1607070
9獣神サンダー・ライガー(24)89.5.2527725.7
10佐野 直喜(24)89.8.10217458
11獣神サンダー・ライガー(25)90.1.311200100
12ワイルド・ペガサス(23)90.8.1907474
13獣神サンダー・ライガー(25)90.11.1216555
14保永 昇男(35)91.4.3024314.3
15獣神サンダー・ライガー(26)91.6.1205858
16野上 彰(25)91.8.918844
17保永 昇男(36)91.11.519547.5
18獣神サンダー・ライガー(27)92.2.8313934.8
19エル・サムライ(26)92.6.26314937.3
20ウルティモ・ドラゴン(25)92.11.2214321.5
21獣神サンダー・ライガー(28)93.1.45628104.7
22保永 昇男(39)94.9.27614520.7
23金本 浩二(28)95.2.1927324.3
24サブゥー(30)95.5.314221
25金本 浩二(28)95.6.14220468
26獣神サンダー・ライガー(31)96.1.4211638.7
27ザ・グレート・サスケ(26)96.4.29516527.5
28ウルティモ・ドラゴン(29)96.10.1178510.6
29獣神サンダー・ライガー(32)97.1.4418336.6
30エル・サムライ(31)97.7.603535
31大谷 晋二郎(25)97.8.10518130.2
32獣神サンダー・ライガー(33)98.2.7840344.8
33金本 浩二(32)99.3.17316441
34ケンドー・カシン(31)99.8.2814422
35獣神サンダー・ライガー(34)99.10.1114924.5
36フベントゥ・ゲレーラ(25)99.11.29077
37獣神サンダー・ライガー(35)99.12.6322756.8
38高岩 竜一(28)00.7.20210133.7
39田中 稔(27)00.10.29226488
40成瀬 昌由(28)01.7.2018040
41ケンドー・カシン(33)01.10.8211638.7
42田中 稔(29)02.2.16315338.3
43金本 浩二(35)02.7.19627839.7
44タイガーマスク(32)03.4.23415330.6
45邪道(35)03.10.1316231
46田中 稔(31)03.12.141138732.3
47タイガーマスク(34)05.1.4327769.3
48ロッキー・ロメロ(22)05.10.8113467
49タイガーマスク(35)06.2.1917336.5
50金本 浩二(39)06.5.31235117.5
51田中 稔(34)06.12.24419438.8
52田口 隆祐(28)07.7.6415531
53井上 亘(34)07.12.8319147.8
54タイガーマスク(37)08.7.807575
55ロウ・キー(29)08.9.21110552.5
56タイガーマスク(38)09.1.4422344.6
57ミスティコ(26)09.8.1528528.3
58タイガーマスク(39)09.11.805757
59丸藤 正道(30)10.1.4516627.7
60プリンス・デヴィット(28)10.6.19736445.5
61飯伏 幸太(29)11.6.1828628.7
62プリンス・デヴィット(30)11.9.19422745.4
63ロウ・キー(32)12.5.318743.5
64飯伏 幸太(30)12.7.2927123.7
65ロウ・キー(33)12.10.803434
66プリンス・デヴィット(31)12.11.11441983.8
67飯伏 幸太(31)14.1.4418136.2
68KUSHIDA(31)14.7.407979
69田口 隆祐(35)14.9.21210535
70ケニー・オメガ(31)15.1.4418236.4
71KUSHIDA(32)15.7.518040
72ケニー・オメガ(31)15.9.23110351.5
73KUSHIDA(32)16.1.4525742.8
74BUSHI(33)16.9.1704949
75KUSHIDA(33)16.11.506060
76高橋 ヒロム(27)17.1.4415831.6
77KUSHIDA(34)17.6.11212040
78ウィル・オスプレイ(24)17.10.902727
79マーティ・スカル(29)17.11.506060
80ウィル・オスプレイ(24)18.1.4315639
81高橋 ヒロム(28)18.6.927224
82KUSHIDA(35)18.10.808888
83石森 太二(35)19.1.429230.7
84ドラゴン・リー(23)19.4.616432
85ウィル・オスプレイ(26)19.6.9320952.3
86高橋 ヒロム(30)20.1.41238119
87石森 太二(37)20.8.290129129
88高橋 ヒロム(31)21.1.515125.5
89エル・デスペラード(37)21.2.28214749
90ロビー・イーグルス(31)21.7.25110452
91エル・デスペラード(37)21.11.6317644
92石森 太二(39)22.5.11248124
93高橋 ヒロム(33)23.1.4736545.6
94エル・デスペラード(40)24.1.415025
95SHO(34)24.2.23211438
96エル・デスペラード(40)24.6.1601919
97DOUKI(32)24.7.5418336.6
98エル・デスペラード(41)25.1.4517228.7

記録チャンピオン
最年少記録22歳ロッキー・ロメロ
最年長記録41歳エル・デスペラード
最大戴冠回数11回獣神サンダー・ライガー
最大防衛回数11回田中 稔
通算最大防衛回数31回獣神サンダー・ライガー
最短防衛期間7日フベントゥ・ゲレーラ
最長防衛期間628日獣神サンダー・ライガー
通算最長防衛期間2245日獣神サンダー・ライガー

初代王者は越中詩郎で、当初は越中、高田伸彦、ザ・コブラらによって王座戦線が形成されていた。だが、この王座の歴史を語る上で、絶対に外せない存在が獣神サンダー・ライガーである。

ライガーが初めてIWGPジュニアヘビー級王座に挑戦したのは1986年7月。そしてラスト挑戦は2019年3月。なんと33年にわたりこの王座に関わり続けたことになる。チャンピオンとしては、初戴冠は1989年。最後にこのベルトを落としたのは2000年。つまり、チャンピオンとしても11年間ジュニアの頂点で活躍をしていた。

当然ながら記録も桁違いだ。

  • 最多戴冠回数:11回
  • 通算最多防衛回数:31回
  • 最長連続防衛期間:628日
  • 通算防衛日数:2,245日

とくに2,245日という通算防衛期間は驚異的であり、ジュニアの歴史そのものがライガーとともにあったと言っても過言ではない。

そんなライガーが常にジュニア戦線の「壁」として立ちはだかっていたからこそ、若手が育ち、退いた後も新日ジュニアは活性化し続けているのだ。

その後、王座はタイガーマスクや田中稔による時代を経て、プリンス・デヴィット → KUSHIDA → 高橋ヒロムといった新たな時代のスターへと移り変わっていった。

2025年現在は、エル・デスペラードがジュニア王者として異彩を放つ。デスマッチ的要素すら持ち込む彼の存在は、これまでの王者像とは一線を画している。

ジュニアヘビー級の王座は今、再び“変革の時”を迎えようとしている。

IWGPジュニアヘビー級王座 全防衛戦一覧

IWGPジュニアヘビー級のすべてのタイトルマッチを記載。初代王者・越中詩郎の戴冠から最新の王者・まで、すべてのタイトル移動・防衛戦を記録している。

王者として何度防衛を重ねたのか。誰からベルトを奪い、誰に敗れたのか。このリストを辿れば、ジュニアの進化と激闘の系譜が見えてくるはず!

王者日付防衛数対戦相手
 越中 詩郎86.2.6獲得ザ・コブラ
86.3.141ドン荒川
 高田 伸彦86.5.19獲得越中 詩郎
86.5.271越中 詩郎
86.6.172ザ・コブラ
86.7.193獣神サンダー・ライガー
86.8.54越中 詩郎
86.8.75山崎 一夫
86.8.296ブラック・タイガー
 越中 詩郎86.9.19獲得高田 伸彦
86.12.101山崎 一夫
87.2.52高田 伸彦
 小林 邦昭87.8.20獲得高田 伸彦
87.9.171オーエン・ハート
 馳 浩87.12.27獲得小林 邦昭
88.3.111高田 伸彦
88.3.192越中 詩郎
88.5.83越中 詩郎
 オーエン・ハート88.5.27獲得馳 浩
88.6.101獣神サンダー・ライガー
 越中 詩郎88.6.24獲得オーエン・ハート
88.6.261小林 邦昭
88.7.222ヒロ斎藤
88.8.83小林 邦昭
88.12.94獣神サンダー・ライガー
89.1.165馳 浩
89.2.86馳 浩
 馳 浩89.3.16獲得越中 詩郎
 獣神サンダー・ライガー89.5.25獲得馳 浩
89.7.121ブラック・タイガー
89.7.132佐野 直喜
 佐野 直喜89.8.10獲得獣神サンダー・ライガー
89.9.201獣神サンダー・ライガー
89.9.212オーエン・ハート
 獣神サンダー・ライガー90.1.31獲得佐野 直喜
90.3.191ワイルド・ペガサス
 ワイルド・ペガサス90.8.19獲得獣神サンダー・ライガー
 獣神サンダー・ライガー90.11.1獲得ワイルド・ペガサス
90.12.261ネグロ・カサス
91.3.212AKIRA
 保永 昇男91.4.30獲得獣神サンダー・ライガー
91.5.251ワイルド・ペガサス
91.5.312獣神サンダー・ライガー
 獣神サンダー・ライガー91.6.12獲得保永 昇男
 AKIRA91.8.9獲得獣神サンダー・ライガー
91.9.121保永 昇男
 保永 昇男91.11.5獲得AKIRA
91.12.111ネグロ・カサス
 獣神サンダー・ライガー92.2.8獲得保永 昇男
92.2.101ワイルド・ペガサス
92.3.92マッドブル・レックス
92.5.173エル・サムライ
 エル・サムライ92.6.26獲得獣神サンダー・ライガー
92.8.151ワイルド・ペガサス
92.10.182ディーン・マレンコ
92.10.213獣神サンダー・ライガー
 ウルティモ・ドラゴン92.11.22獲得エル・サムライ
92.12.11エル・ゲレーロ・デル・フトゥーロ
 獣神サンダー・ライガー93.1.4獲得ウルティモ・ドラゴン
93.3.211ディーン・マレンコ
93.8.82ワイルド・ペガサス
93.9.233折原 昌夫
93.11.244ブラック・タイガー
94.3.215ブラック・タイガー
 保永 昇男94.9.27獲得ワイルド・ペガサス
94.10.301大谷 晋二郎
94.11.252ワイルド・ペガサス
94.12.113ブラック・タイガー
94.12.124グラン浜田
95.1.45ザ・グレート・サスケ
95.2.36ディーン・マレンコ
 金本 浩二95.2.19獲得保永 昇男
95.3.131ワイルド・ペガサス
95.4.162大谷 晋二郎
 サブゥー95.5.3獲得金本 浩二
95.6.121ブラック・タイガー
 金本 浩二95.6.14獲得サブゥー
95.9.251ワイルド・ペガサス
95.12.272アレックス・ライト
 獣神サンダー・ライガー96.1.4獲得金本 浩二
96.2.31ブラック・タイガー
96.3.172大谷 晋二郎
 ザ・グレート・サスケ96.4.29獲得獣神サンダー・ライガー
96.6.171ブラック・タイガー
96.7.212獅龍
96.8.23茂木 正淑
96.8.44エル・サムライ
96.8.55ウルティモ・ドラゴン
 ウルティモ・ドラゴン96.10.11獲得ザ・グレート・サスケ
96.11.181ディーン・マレンコ
96.11.242レイ・ミステリオJr.
96.12.13愚乱・浪花
96.12.134レイ・ミステリオJr.
96.12.205茂木 正淑
96.12.296ディーン・マレンコ
96.12.307獣神サンダー・ライガー
 獣神サンダー・ライガー97.1.4獲得ウルティモ・ドラゴン
97.2.91大谷 晋二郎
97.2.162金本 浩二
97.3.203茂木 正淑
97.4.124ザ・グレート・サスケ
 エル・サムライ97.7.6獲得獣神サンダー・ライガー
 大谷 晋二郎97.8.10獲得エル・サムライ
97.8.311金本 浩二
97.9.232高岩 竜一
97.11.23ワイルド・ペガサス
97.12.84ケンドー・カシン
98.1.45ウルティモ・ドラゴン
 獣神サンダー・ライガー98.2.7獲得大谷 晋二郎
98.4.41ケンドー・カシン
98.7.152金本 浩二
98.9.103ザ・グレート・サスケ
98.9.234カズ・ハヤシ
98.10.245エル・サムライ
98.12.46高岩 竜一
99.1.47金本 浩二
99.2.68ドクトル・ワグナーJr
 金本 浩二99.3.17獲得獣神サンダー・ライガー
99.4.101大谷 晋二郎
99.5.32高岩 竜一
99.6.273田中 稔
 ケンドー・カシン99.8.28獲得金本 浩二
99.9.231高岩 竜一
 獣神サンダー・ライガー99.10.11獲得ケンドー・カシン
99.11.261ショッカー
 フベントゥ・ゲレーラ99.11.29獲得獣神サンダー・ライガー
 獣神サンダー・ライガー99.12.6獲得シコシス
00.1.41金本 浩二
00.2.42田中 稔
00.3.103エル・サムライ
 高岩 竜一00.7.20獲得獣神サンダー・ライガー
00.9.131ケンドー・カシン
00.10.92金本 浩二
 田中 稔00.10.29獲得高岩 竜一
00.12.101AKIRA
01.4.202村浜 武洋
 成瀬 昌由01.7.20獲得田中 稔
01.9.161エル・サムライ
 ケンドー・カシン01.10.8獲得成瀬 昌由
01.10.281柴田 勝頼
02.1.42松井 大二郎
 田中 稔02.2.16獲得垣原 賢人
02.3.171外道
02.4.262ブラック・タイガー
02.6.213AKIRA
 金本 浩二02.7.19獲得田中 稔
02.9.221タイガーマスク
02.10.142田中 稔
02.10.263バス・ルッテン
02.12.74垣原 賢人
03.2.65藤田 ミノル
03.3.236AKIRA
 タイガーマスク03.4.23獲得金本 浩二
03.6.131村浜 武洋
03.7.62垣原 賢人
03.9.43竹村 豪氏
03.9.234ディック東郷
 邪道03.10.13獲得金本 浩二
03.10.301エル・サムライ
 田中 稔03.12.14獲得邪道
04.1.241竹村 豪氏
04.2.12カレーマン
04.3.63アメリカン・ドラゴン
04.3.284金本 浩二
04.5.135真霜 拳號
04.6.266ロッキー・ロメロ
04.7.197タイガーマスク
04.9.168ウルティモ・ドラゴン
04.10.249金本 浩二
04.11.1310金本 浩二
04.12.1211井上 亘
 タイガーマスク05.1.4獲得田中 稔
05.2.201獣神サンダー・ライガー
05.5.142ブラック・タイガー
05.7.183ディック東郷
 ブラック・タイガー05.10.8獲得タイガーマスク
05.10.301金本 浩二
 タイガーマスク06.2.19獲得ブラック・タイガー
06.3.111田中 稔
 金本 浩二06.5.3獲得タイガーマスク
06.10.91田中 稔
 田中 稔06.12.24獲得金本 浩二
07.2.181井上 亘
07.3.112エル・テハノJr.
07.4.133田口 隆祐
07.5.224高橋 裕二郎
 田口 隆祐07.7.6獲得田中 稔
07.9.241タイガーマスク
07.10.72アステカ
07.10.83田中 稔
07.10.284金本 浩二
 井上 亘07.12.8獲得田口 隆祐
08.1.41クリストファー・ダニエルズ
08.1.272田口 隆祐
08.4.273クリストファー・ダニエルズ
 タイガーマスク08.7.8獲得プリンス・デヴィット
 ロウ・キー08.9.21獲得タイガーマスク
08.12.71田口 隆祐
 タイガーマスク09.1.4獲得ロウ・キー
09.2.151獣神サンダー・ライガー
09.4.52ブラック・タイガー
09.5.63ブラック・タイガー
09.7.204金本 浩二
 ミスティコ(※初代)09.8.15獲得タイガーマスク
09.8.301ネグロ・カサス
09.9.282獣神サンダー・ライガー
 タイガーマスク09.11.8獲得ミスティコ(※初代)
 丸藤 正道10.1.4獲得タイガーマスク
10.1.301プリンス・デヴィット
10.3.52金本 浩二
10.4.43獣神サンダー・ライガー
10.5.34田口 隆祐
10.5.85タイガーマスク
 プリンス・デヴィット10.6.19獲得丸藤 正道
10.7.111青木 篤志
10.9.32ケニー・オメガ
10.12.113デイビー・リチャーズ
11.1.44飯伏 幸太
11.2.205TAKAみちのく
11.3.196KUSHIDA
11.5.147ロウ・キー
 飯伏 幸太11.6.18獲得プリンス・デヴィット
11.7.241プリンス・デヴィット
11.8.12田口 隆祐
 プリンス・デヴィット11.9.19獲得KUSHIDA
11.11.121TAKAみちのく
11.12.42デイビー・リチャーズ
11.12.233ロッキー・ロメロ
12.3.104デイビー・リチャーズ
 ロウ・キー12.5.3獲得プリンス・デヴィット
12.6.161田口 隆祐
 飯伏 幸太12.7.29獲得ロウ・キー
12.9.71KUSHIDA
12.9.232田口 隆祐
 ロウ・キー12.10.8獲得飯伏 幸太
 プリンス・デヴィット12.11.11獲得ロウ・キー
13.1.41ロウ・キー
飯伏 幸太
13.2.102田口 隆祐
13.4.53アレックス・シェリー
13.7.54外道
 飯伏 幸太14.1.4獲得プリンス・デヴィット
14.2.111エル・デスペラード
14.4.32ニック・ジャクソン
14.5.33田口 隆祐
14.6.214リコシェ
 KUSHIDA14.7.4獲得飯伏 幸太
 田口 隆祐14.9.21獲得KUSHIDA
14.10.131エル・デスペラード
14.11.82タイチ
 ケニー・オメガ15.1.4獲得田口 隆祐
15.2.111田口 隆祐
15.4.52マスカラ・ドラダ
15.5.33アレックス・シェリー
 KUSHIDA15.7.5獲得ケニー・オメガ
15.8.161リコシェ
 ケニー・オメガ15.9.23獲得KUSHIDA
15.10.121マット・サイダル
 KUSHIDA16.1.4獲得ケニー・オメガ
16.2.141BUSHI
16.3.122ACH
16.4.103ウィル・オスプレイ
16.5.34獣神サンダー・ライガー
16.6.195ウィル・オスプレイ
 BUSHI16.9.17獲得KUSHIDA
 KUSHIDA16.11.5獲得BUSHI
 高橋 ヒロム17.1.4獲得KUSHIDA
17.2.111ドラゴン・リー
17.3.62田口 隆祐
17.4.93KUSHIDA
17.4.294リコシェ
 KUSHIDA17.6.11獲得高橋 ヒロム
17.6.271BUSHI
17.9.162エル・デスペラード
 ウィル・オスプレイ17.10.9獲得KUSHIDA
 マーティ・スカル17.11.5獲得ウィル・オスプレイ
 ウィル・オスプレイ18.1.4獲得KUSHIDA
マーティ・スカル
高橋 ヒロム
18.2.101高橋 ヒロム
18.4.12マーティ・スカル
18.5.43KUSHIDA
 高橋 ヒロム18.6.9獲得ウィル・オスプレイ
18.6.181エル・デスペラード
18.7.72ドラゴン・リー
 KUSHIDA18.10.8獲得マーティ・スカル
 石森 太二19.1.4獲得KUSHIDA
19.2.111田口 隆祐
19.3.62獣神サンダー・ライガー
 ドラゴン・リー19.4.6獲得石森 太二
バンディード
19.5.31石森 太二
 ウィル・オスプレイ19.6.9獲得ドラゴン・リー
19.6.291ロビー・イーグルス
19.10.142エル・ファンタズモ
19.11.33BUSHI
 高橋 ヒロム20.1.4獲得ウィル・オスプレイ
20.2.91ドラゴン・リー
 石森 太二20.8.29獲得高橋 ヒロム
 高橋 ヒロム21.1.5獲得石森 太二
21.2.101SHO
 エル・デスペラード21.2.28獲得BUSHI
エル・ファンタズモ
21.6.71YOH
21.7.102石森 太二
 ロビー・イーグルス21.7.25獲得エル・デスペラード
21.9.51高橋 ヒロム
 エル・デスペラード21.11.6獲得ロビー・イーグルス
22.1.41高橋 ヒロム
22.2.112マスター・ワト
22.4.93SHO
 石森 太二22.5.1獲得エル・デスペラード
22.6.211高橋 ヒロム
 高橋 ヒロム23.1.4獲得エル・デスペラード
石森 太二
マスター・ワト
23.2.51YOH
23.3.212リオ・ラッシュ
23.4.83ロビー・イーグルス
23.4.274金丸 義信
23.6.45マスター・ワト
23.10.96YOH
マイク・ベイリー
23.11.47石森 太二
 エル・デスペラード24.1.4獲得高橋 ヒロム
24.1.231金丸 義信
 SHO24.2.23獲得エル・デスペラード
24.4.61YOH
24.4.292DOUKI
 エル・デスペラード24.6.16獲得SHO
 DOUKI24.7.5獲得エル・デスペラード
24.9.111石森 太二
24.9.292金丸 義信
24.10.143SHO
24.11.44マスター・ワト
 エル・デスペラード25.1.4獲得DOUKI
25.1.121石森 太二
25.2.42藤田 晃生
25.3.63フランシスコ・アキラ
25.4.44クラーク・コナーズ
25.4.295テンプラリオ
時間タイトルマッチ
平均試合時間 0:16:53
最短試合時間 0:00:14DOUKI vs SHO
最長試合時間 0:37:53エル・デスペラード vs クラーク・コナーズ

初期は“タイトル争奪戦”状態

王座設立直後の1986〜1989年ごろは、越中詩郎、高田伸彦、小林邦昭、馳浩といった面々が入れ替わりながら、ベルトの価値を築いていった。なかでも越中詩郎は4年間で18回のジュニア王座戦を行なっており、初期のジュニアの中心となっていた。

多国籍時代と“BOSJからの直結”

90年代に入ると、ワイルド・ペガサス、ネグロ・カサスなど海外選手の活躍が目立つようになってくる。この頃にはBEST OF THE SUPER Jr.(BOSJ)も始まりさらに多くの選手がジュニア戦線に参戦することとなる。獣神サンダーライガーの時代でもある。

2000年以降のチャンピオン

2000年以降は、田中稔 → プリンス・デヴィッド → KUSHIDA・ヒロム・オスプレイの時代を経て、ヒロム、デスペラード、石森太二の新日ジュニア3強時代となった。その壁をぶち破ったのがSHOであり、DOUKI。そして、2025年にBOSJを優勝した藤田が新たな新日ジュニアの時代を築き始めている。

異常な連戦・連日防衛も

IWGPジュニアには、短期間で複数防衛するケースもある。
特にウルティモ・ドラゴンは1996年11 -12月の2ヶ月だけで7連戦・7防衛というとんでもないスケジュールをこなしている。

また、IWGPジュニアのタイトルマッチは名勝負が多く、この防衛戦一覧は、「ジュニア名勝負のアーカイブ」でもある。気になるタイトルマッチはNJPW WORLDで‼️

IWGPジュニアヘビー級王座 タイトルマッチ回数 TOP30

IWGPジュニアヘビー級のタイトルマッチが多い選手は誰なのか?
タイトルマッチ数が多い選手でランキングを集計!

RankNAMECOUNT
1獣神サンダー・ライガー65
2金本 浩二38
3田中 稔34
4高橋 ヒロム28
5タイガーマスク27
6KUSHIDA26
7エル・デスペラード25
8プリンス・デヴィット24
9田口 隆祐22
10越中 詩郎18
11保永 昇男16
12飯伏 幸太15
13ブラック・タイガー15
14ウルティモ・ドラゴン15
15ウィル・オスプレイ14
16石森 太二14
17エル・サムライ13
18ワイルド・ペガサス12
19大谷 晋二郎12
20高田 伸彦11
21ロウ・キー10
22ザ・グレート・サスケ10
23ケニー・オメガ9
24馳 浩9
25ケンドー・カシン9
26高岩 竜一8
27SHO7
28AKIRA7
29丸藤 正道7
30DOUKI7

もう言わずもがな、TOPは獣神サンダー・ライガーの65回。タイトルマッチだけで65回!いかにライガーがすごい存在だったかが改めて分かる数字だ。

それに続くのが金本浩二の38回、田中稔の34回だ。どちらもジュニアを代表する選手。納得の顔ぶれといったところだ。

そして、次点が高橋ヒロム。そう、ヒロムちゃんはすごいのだ。あんなキャラクターだけど、ヒロムちゃんは新日ジュニアのレジェンドなりかけなのである。

IWGPジュニアヘビー級王座 選手別勝率 TOP30

IWGPジュニアヘビー級タイトルマッチに強い選手は誰なのか?
タイトルマッチの勝率でランキング集計!

RankPlayerRate
1フベントゥ・ゲレーラ1100100%
2丸藤 正道761085.7%
3プリンス・デヴィット24186075%
4保永 昇男16124075%
5ミスティコ(※初代)431075%
6飯伏 幸太15114073.3%
7高橋 ヒロム28208071.4%
8DOUKI752071.4%
9田中 稔342310167.6%
10タイガーマスク27189066.7%
11越中 詩郎18126066.7%
12ウルティモ・ドラゴン15105066.7%
13ケニー・オメガ963066.7%
14井上 亘642066.7%
15成瀬 昌由321066.7%
16サブゥー321066.7%
17邪道321066.7%
18獣神サンダー・ライガー654223064.6%
19ウィル・オスプレイ1495064.3%
20エル・デスペラード25169064%
21高田 伸彦1174063.6%
22ザ・グレート・サスケ1064060%
23佐野 直喜532060%
24馳 浩954055.6%
25ケンドー・カシン954055.6%
26KUSHIDA261412053.8%
27金本 浩二381918150%
28大谷 晋二郎1266050%
29ロウ・キー1055050%
30石森 太二1468042.9%

IWGPジュニアヘビー級の勝率TOPは、なんとフベントゥ・ゲレーラ選手。誰やねん!!
フベントゥは初挑戦でタイトル奪取後、骨折でタイトル返上。勝率100%を保っている。その後、フベントゥは薬物問題でWCWを解雇、復活しWWEで活躍するも素行不良で解雇となっている。

不本意だが、新日ジュニアヘビーのタイトルマッチの勝率1位はフベントゥ・ゲレーラが不動となりそうだ。

上位ランクではプリンス・デヴィッド選手の24戦勝率75%が際立っている。多くのタイトルマッチを行いながらもその勝率を維持しているのは驚異的だ。歴代の複数戴冠したチャンピオンの中では、プリンス・デヴィッドがいちばん強いチャンピオンだったと言えそうだ。

まとめ

IWGPジュニアヘビー級王座の防衛戦を振り返ると、そこには挑戦・継承・革新の歴史が刻まれている。

黎明期の越中・高田から、絶対王者ライガーによる黄金時代。
そこに海外勢や新世代が加わり、タイトルは“世界基準のジュニア”へと進化した。KUSHIDA、プリンス・デヴィット、ヒロム、デスペラード──王者たちはそれぞれの色で王座を彩り、戦い続けてきた。

この王座は、ただの軽量級タイトルではない。
ジュニアスタイルの可能性と、新日本プロレスの多様性そのものを映し出す存在だ。

これからもIWGPジュニアヘビーのタイトルを見続けていきたい。
では、素晴らしきプロレスライフを!