『WORLD TAG LEAGUE』完全ガイドブック:歴代優勝者と全対戦成績

データで楽しむプロレス歴代優勝者

新日本プロレス年末最後のイベント『WORLD TAG LEAGUE』。

新日本プロレスのみならず世界中の団体から精鋭のタッグチームが集結し、激しい闘いを繰り広げるこの大会は、まさにタッグチームによる頂上決戦だ。1.4東京ドームの最後のカードが、この大会の優勝者に与えられることとなる。

2012年の第1回『WORLD TAG LEAGUE』から全ての公式戦700戦以上を集計。歴代優勝者から、最長決勝戦、最多優勝者、最年少優勝者など、さまざまな『WORLD TAG LEAGUE』の記録をまとめてみた。

新日本プロレスの最後の決戦『WORLD TAG LEAGUE』をより楽しめるよう、いろいろなデータをみてみよう。

※集計期間:2007.5〜2026.5.31(新日、STARDOM)

『WORLD TAG LEAGUE』とは

WORLD TAG LEAGUE』は2012年から毎年冬に開催される新日本プロレスのヘビー級のタッグマッチのリーグ戦である。

通常、Aブロック・Bブロックの2ブロックに分かれリーグ戦形式で試合を行い、各ブロックの1位が優勝決定戦へ進出できる。公式戦は勝利で2点、引き分けは1点、敗北は0となっている。

この大会の魅力は、シングルマッチとは異なるタッグならではの連携プレーや、個々の選手の強さだけでなく、チーム全体の戦略が試される点にある。初タッグのチームはシリーズ中に連携技が生まれることもある。また、タッグチームの中には初参戦の新顔や、他団体からのスペシャルなチームも多く、予測不可能な展開がファンを惹きつける。

例年、優勝者は1.4東京ドームで、IWGPタッグ王座に挑戦することとなる。1.4東京ドームの最後のカードを決定する重要なシリーズとも言える。

『WORLD TAG LEAGUE』歴代優勝者

歴代優勝者一覧
回(年)優勝(年齢)準優勝(年齢)参加数
第1回
(2012)
後藤洋央紀(33)
カール・アンダーソン(32)
ランス・アーチャー(35)
デイビーボーイ・スミスJr.(27)
14
第2回
(2013)
カール・アンダーソン(33)
ドク・ギャローズ(29)
天山広吉(42)
小島聡(43)
14
第3回
(2014)
後藤洋央紀(35)
柴田勝頼(35)
カール・アンダーソン(34)
ドク・ギャローズ(30)
16
第4回
(2015)
真壁刀義(43)
本間朋晃(39)
内藤哲也(33)
EVIL(28)
14
第5回
(2016)
真壁刀義(44)
本間朋晃(40)
タマ・トンガ(34)
タンガ・ロア(33)
16
第6回
(2017)
SANADA(29)
EVIL(30)
タマ・トンガ(35)
タンガ・ロア(34)
16
第7回
(2018)
SANADA(30)
EVIL(31)
タマ・トンガ(36)
タンガ・ロア(35)
14
第8回
(2019)
ジュース・ロビンソン(30)
デビッド・フィンレー(26)
SANADA(31)
EVIL(32)
16
第9回
(2020)
タマ・トンガ(38)
タンガ・ロア(37)
ジュース・ロビンソン(31)
デビッド・フィンレー(27)
10
第10回
(2021)
後藤洋央紀(42)
YOSHI-HASHI(39)
EVIL(34)
高橋裕二郎(40)
12
第11回
(2022)
後藤洋央紀(43)
YOSHI-HASHI(40)
マーク・デイビス(32)
カイル・フレッチャー(23)
10
第12回
(2023)
後藤洋央紀(44)
YOSHI-HASHI(41)
ヒクレオ(32)
エル・ファンタズモ(37)
16
第13回
(2024)
内藤哲也(42)
高橋ヒロム(35)
ゲイブ・キッド(27)
SANADA(36)
16
第14回
(2025)
ザック・セイバーJr.(37)
大岩陵平(26)
ゲイブ・キッド(27)
辻陽太(31)
16

大会の記録

大会優勝記録

最多優勝者5回後藤洋央紀
最多準優勝者3回EVILタマ・トンガタンガ・ロア
最大連覇3連覇後藤洋央紀&YOSHI-HASHI

年齢・最速記録

最年少優勝26歳デビッド・フィンレー
最年長優勝44歳真壁刀義
キャリア最短優勝3.3年大岩陵平

試合記録

最長決勝戦00:40:302023年 後藤洋央紀&YOSHI-HASHI vs ヒクレオ&エル・ファンタズモ
最短決勝戦00:15:362012年 後藤洋央紀&カール・アンダーソン vs ランス・アーチャー&デイビーボーイ・スミスJr.

過去の13回の大会のうち、複数回優勝しているのは真壁&本間組(2回)、SANADA&EVIL組(2回)、毘沙門(3回)と合計7回も複数回優勝タッグチームが占めている。これは即席のタッグチームではなかなか優勝することが難しいこと意味している。

1回しか優勝していないタッグチームは5組。そのうち準優勝も経験しているのは3組。やはり複数回出場している実績のあるタッグチームでないと優勝は難しいようだ。

2014年の後藤&柴田、2024年の内藤&ヒロムのみが初参戦初優勝となっている。

そして、残念なことに優勝したタッグチームは今はほとんど見ることはできない。今でも見れる優勝タッグチームは、毘沙門の後藤 & YOSHI-HASHIと真壁 & 本間の2チームのみ。推しチームは推せるときに推しておこう。

ちなみに2025年は無所属とWARDOGSが共闘。初チームが山ほどできている。辻&ゲイブ、鷹木&モロニー、フィンレー&ヒロム。予想不可だ。

『WORLD TAG LEAGUE』優勝回数ランキング

決勝進出回数が一番多いのは後藤洋央紀EVIL(5回)

Name優勝準優勝決勝進出
1後藤洋央紀5回0回5回
2YOSHI-HASHI3回0回3回
3EVIL2回3回5回
4SANADA2回2回4回
5カール・アンダーソン2回1回3回
6本間朋晃2回0回2回
7真壁刀義2回0回2回
8タンガ・ロア1回3回4回
9タマ・トンガ1回3回4回
10内藤哲也1回1回2回

『WORLD TAG LEAGUE』では2024年までに15名の選手が優勝に輝いている。なかでも後藤洋央紀選手が5回の優勝をしている。初回の2012年、2014年、そして2021年から3連覇という偉業を達成している。また、後藤・YOSHI-HASHIは決勝戦では負けなし。優勝決定戦に進出したら100%優勝している。

準優勝も含めると、EVIL選手は優勝決定戦に5回進出しており、後藤選手と同じ回数となっている。

また、カール・アンダーソン選手は2回優勝しているが、パートナーが後藤洋央紀(2012年)と、ドク・ギャローズ(2013年)と違う選手と組んで連覇するという珍しい記録を作っている。

『WORLD TAG LEAGUE』出場回数TOP20

『WORLD TAG LEAGUE』の最多参戦者は高橋裕二郎(13回)

NAMECOUNT
1高橋裕二郎13
2YOSHI-HASHI13回
3矢野通13回
4後藤洋央紀12回
5棚橋弘至11回
6EVIL11回
7ドン・ファレ11回
8石井智宏10回
9小島聡10回
10鈴木みのる9回

出場回数は、高橋裕二郎、矢野通、YOSHI-HASHI選手が12回出場でトップとなっている。

ベテラン選手がランクインしている中、9回でランクインしているのがHENARE選手だ。2024年はついにIWGPタッグ王者としての参戦となる。HENARE選手は2016年からヘナーレ、トーア・ヘナーレ、アーロン・ヘナーレ、HENAREとリング名を4回変えての連続参戦となる。長い下積みと変化する努力を続けるHENARE選手の経歴が垣間見える。

TOP10は新日現役選手が多く、まだまだ記録は伸びていきそうだ。

『WORLD TAG LEAGUE』対戦勝率ランキング TOP10

『WORLD TAG LEAGUE』での全対戦成績から、参加選手の勝率ランキングにしたのがこちらだ。
公式戦を10試合以上している選手を対象としている。

『WORLD TAG LEAGUE』で最も勝率が良いのはタンガ・ロア(71.2%)

PlayerRate
1タンガ・ロア664719071.2%
2SANADA886226070.5%
3デイビーボーイ・スミスJr.412813068.3%
4カール・アンダーソン28199067.9%
5レイモンド・ロウ15105066.7%
6ハンソン15105066.7%
7タマ・トンガ795227065.8%
8ドク・ギャローズ20137065%
9内藤哲也533419064.2%
10ジュース・ロビンソン533419064.2%

ランキングTOP1は、SANADA選手。勝率は頭ひとつ飛び抜けている。2016年に初出場し、EVIL選手とのタッグで2回の優勝と1回の準優勝という好成績を残す。その他の大会でも鷹木選手、内藤選手といずれも強力なパートナーと組んでの参戦で好成績を残している。

続く2位はタンガ・ロア選手。タマ・トンガ選手とのタッグで、優勝1回、準優勝3回と好成績を残している。あれ? タマ・トンガ選手はなぜいないの? と思ったが、タマ・トンガはタンガ・ロアとタッグを組む前は、バッドラック・ファレ選手とタッグを組んでいたので勝率が違くなっている。

3位はデイビーボーイ・スミスJr.選手。ランス・アーチャー選手とのタッグで5回参戦し、第1回大会で準優勝。圧倒的な存在感でタッグリーグを盛り上げている。あれ? ランス・アーチャー選手はなぜいないの? と思ったが、ランスは鈴木みのる選手、アレックス・ゼイン選手とタッグを組んでいるため勝率が違うようだ。

ランキングの5位、6位にはレイモンド・ロウとハンソンがランクイン。ウォーマシンとして2016年、2017年に参戦。好成績を残している。ワールドタッグリーグでは、大型外国人タッグチームが場を荒らすようだ。

2025年はランス・アーチャー&アレックス・ゼイン組が参戦。どんな風に場を荒らしてくれるか楽しみだ。