『NEW JAPAN CUP』完全ガイドブック【決定版】- 歴代優勝者と全対戦記録

データで楽しむプロレス歴代優勝者

新日本プロレスの春の風物詩『NEW JAPAN CUP』。

2005年の『NEW JAPAN CUP』から繰り広げられる全ての熱戦を網羅。全歴代優勝者から、最長決勝戦、最多優勝者、最年少優勝者などなど、さまざまな『NEW JAPAN CUP』の記録を集計。『NEW JAPAN CUP』の歴史と魅力を感じるランキングとなっている。

※集計期間:2007.5〜2026.5.31(新日、STARDOM)

『NEW JAPAN CUP』とは

まずは『NEW JAPAN CUP』を知らない人に向けて、簡単に説明しよう。

『NEW JAPAN CUP』は2005年から新日本プロレスで始まった「春のG1」と呼ばれるシングルマッチのトーナメント戦である。その時に「いちばん強いのは誰か」が決まる上半期のビッグイベントである。2005年からといえば、YouTubeが開設された年でもある。YouTubeと『NEW JAPAN CUP』は同期なのだ。

また、『NEW JAPAN CUP』はトーナメント戦のため、1度でも負けたらそこで試合終了となる。そこがリーグ戦である『G1 CLIMAX』と違う点だ。新日本プロレスは、初戦から出し惜しみなくぶつかり合いを仕掛けてくる。

『NEW JAPAN CUP』の優勝者は、IWGPのタイトルマッチへの挑戦権与えられる。選手層の厚い新日本プロレスで、一気にベルトへの挑戦権を得れるまたとないチャンスとなる。特に若手や実績の少ない選手にとっては、一気に新日本の頂点に輝ける絶好の機会だ。

『NEW JAPAN CUP』歴代優勝者

歴代優勝者一覧
回(年)優勝(年齢)準優勝(年齢)参加数
第1回
(2005)
棚橋弘至(28)中西学(38)16
第2回
(2006)
ジャイアント・バーナード(33)永田裕志(38)16
第3回
(2007)
永田裕志(38)真壁刀義(34)14
第4回
(2008)
棚橋弘至(31)ジャイアント・バーナード(35)16
第5回
(2009)
後藤洋央紀(29)ジャイアント・バーナード(36)14
第6回
(2010)
後藤洋央紀(30)真壁刀義(37)15
第7回
(2011)
永田裕志(42)中邑真輔(31)16
第8回
(2012)
後藤洋央紀(32)棚橋弘至(35)16
第9回
(2013)
オカダ・カズチカ(25)後藤洋央紀(33)16
第10回
(2014)
中邑真輔(34)ドン・ファレ(32)16
第11回
(2015)
飯伏幸太(32)後藤洋央紀(35)16
第12回
(2016)
内藤哲也(33)後藤洋央紀(36)16
第13回
(2017)
柴田勝頼(37)ドン・ファレ(35)16
第14回
(2018)
ザック・セイバーJr.(30)棚橋弘至(41)16
第15回
(2019)
オカダ・カズチカ(31)SANADA(31)32
第16回
(2020)
EVIL(33)オカダ・カズチカ(32)32
第17回
(2021)
ウィル・オスプレイ(27)鷹木信悟(38)30
第18回
(2022)
ザック・セイバーJr.(34)内藤哲也(39)48
第19回
(2023)
SANADA(35)デビッド・フィンレー(29)24
第20回
(2024)
辻陽太(30)後藤洋央紀(44)28
第21回
(2025)
デビッド・フィンレー(31)海野翔太(27)24
第22回
(2026)
カラム・ニューマン(23)上村優也(31)24

大会の記録

大会優勝記録

最多優勝者3回後藤洋央紀
最多準優勝者4回後藤洋央紀
最大連覇2連覇後藤洋央紀

年齢・最速記録

最年少優勝23歳カラム・ニューマン
最年長優勝42歳永田裕志
キャリア最短優勝5.5年棚橋弘至

試合記録

最長決勝戦00:34:022018年 ザック・セイバーJr. vs 棚橋弘至
最短決勝戦00:14:442011年 永田裕志 vs 中邑真輔

【初出場初優勝】- ジャイアント・バーナード、オカダ・カズチカ、飯伏幸太、ザック・セイバーJr.

歴代優勝者は錚々たるメンバー。新日本プロレスの中心にいる選手ばかりだ。20代で優勝した選手は、棚橋、後藤、オカダ、オスプレイの4選手。いずれもその後、新日本プロレスのスターとなった。第1回の優勝者は、棚橋弘至。それから20年後、第1回優勝者は社長にまでなっている。『NEW JAPAN CUP』での優勝は、出世街道まっしぐらなのだ。

また、『NEW JAPAN CUP』で優勝した選手は、ジャイアント・バーナードを除き、全ての選手がシングルタイトルのチャンピオンとなっている。(2023年時点)。優勝者は未来のシングルチャンピオンなのである。

ただし、年齢的には30歳中盤までがチャンスのようだ。35歳を超えるとなかなか優勝のチャンスは訪れない。35歳を超えて優勝したのは、永田・柴田の2選手のみとなっている。新日本プロレスの高齢化が進んでいる今、『NEW JAPAN CUP』は若者にチャンスがある大会でもあるのだ。

『NEW JAPAN CUP』優勝回数ランキング

決勝進出回数が一番多いのは後藤洋央紀(7回)

Name優勝準優勝決勝進出
1後藤洋央紀3回4回7回
2棚橋弘至2回2回4回
3オカダ・カズチカ2回1回3回
4永田裕志2回1回3回
5ザック・セイバーJr.2回0回2回
6ジャイアント・バーナード1回2回3回
7内藤哲也1回1回2回
8デビッド・フィンレー1回1回2回
9中邑真輔1回1回2回
10SANADA1回1回2回

優勝回数、準優勝回数ともに後藤選手が1位となっている。決勝進出回数は7回となっており、「春男」の称号は、当面の間は後藤選手のままとなりそうだ。20年のうち7年決勝に進出している。

また、決勝戦の勝率ではザック選手が2戦2勝の100%。決勝進出までいけば、必ず勝つようだ(2023年時点)。「春男」の称号に一番近いのは、ザック選手だ。

ただし、外国人選手の優勝は少ない。ジャイアント・バーナード、ザック、オスプレイの3選手のみ。複数回の優勝となると、ザック選手のみとなる。ここでもザック選手が頭ひとつ抜けている。

『NEW JAPAN CUP』出場回数ランキングTOP30

『NEW JAPAN CUP』の最多参戦者は矢野通(19回)

NAMECOUNT
1矢野通19
2後藤洋央紀17回
3石井智宏17回
4永田裕志15回
5高橋裕二郎15回
6真壁刀義14回
7YOSHI-HASHI13回
8棚橋弘至13回
9内藤哲也12回
10天山広吉11回

出場回数ランキングでは矢野選手がダントツ。この記録はしばらく抜くことはできないだろう。『NEW JAPAN CUP』はチャンピオンが参加しない大会のため、棚橋選手やオカダ選手は、意外と出場回数が少ない

鷹木選手やオスプレイ選手が意外と少ないなって思ったけど、そういえばこの二人はジュニア選手だったということを忘れていた。

『NEW JAPAN CUP』対戦勝率ランキング TOP30

『NEW JAPAN CUP』での全対戦成績から、参加選手の勝率ランキングにしたのがこちらだ。
公式戦を5試合以上している選手を対象としている。

『NEW JAPAN CUP』で最も勝率が良いのはデビッド・フィンレー(86.7%)

PlayerRate
1デビッド・フィンレー15132086.7%
2ウィル・オスプレイ13112084.6%
3オカダ・カズチカ21174081%
4柴田勝頼862075%
5高橋ヒロム862075%
6SANADA28208071.4%
7カラム・ニューマン752071.4%
8飯伏幸太1073070%
9ザック・セイバーJr.23167069.6%
10後藤洋央紀432914067.4%

オスプレイ、オカダ、フィンレーが勝率80%を超えている。この3選手はズバ抜けていることがわかる。

そして、特筆すべきはジュニアにも関わらず、75%の勝率でランクインしている高橋ヒロム選手。2020年にはBEST4まで進出する大活躍をしている。ヒロムちゃんはどこにいっても目立ってしまうようだ。

まとめ

  • 『NEW JAPAN CUP』での優勝者は、いずれシングルチャンピオンになる
  • 外国人選手の優勝は少ない
  • 35歳を超えると優勝が難しい
  • 「春男」は後藤洋央紀選手。次期候補はザック選手