【毎月更新】スターダムの観客動員数は前年比で増えているのか?選手の退団ラッシュは影響しているのか?

データで楽しむプロレス

ここ数年、スターダムもトップスター選手の離脱が相次いでいる。ファンとしては、今後の団体運営がどうなるのか、やはり気になってしまう。

もちろん、「動員が減ったからって好きなものは好き!」という気持ちは変わらない。でもやっぱり、どこかで観客動員数が気になってしまう……ファンなら誰しも“余計なお世話”をしてしまうものだ。

というわけで、月別の観客動員数を「前年比」「前々年比」と比較できるように集計してみた。毎月データは更新予定!たぶん!

※観客動員数が不明な大会は除外してます

スターダムの主な退団選手

比較をする前にいつ誰がスターダムを退団したのかを頭に入れておこう。

日付選手退団後
2023/11マライア・メイAEW移籍
2024/3/31ジュリアマリーゴールド移籍→WWE移籍
2024/3/31林下詩美マリーゴールド移籍
2024/3/31MIRAIマリーゴールド移籍
2024/3/31桜井まいマリーゴールド移籍
2024/3/31弓月マリーゴールド移籍
2025/3/31白川未奈AEW移籍
2025/4/27中野たむ引退
2025/4/27テクラ解雇→AEW移籍
2025/4/27岩谷麻優マリーゴールド移籍

さらに舞華も朱里も長期欠場…うわあ…多いなあ…
でも、マライア・メイもジュリアも白川未奈もみんな海外トップ戦線で戦っているのは嬉しい。

ただ、STARDOMは大量の新人デビューもいる。トップ選手が抜けても次々と未来のスターは生まれている。

スターダムの新人デビュー

日付選手
2023/3/15HANAKO
2023/3/25さくらあや
2023/12/25玖麗 さやか
2024/3/30梨杏
2024/11/16浜辺 纏
2025/1/25鉄 アキラ
2025/1/26姫 ゆりあ
2025/3/20金屋 あんね
2025/5/21古沢 稀杏
2025/5/21儛島 エマ

めちゃ多い。

月別での観客動員数の推移

まずは、観客動員数の推移グラフから見てみよう。赤線が今年、青の点線が前年、灰色の点線が前々年になっている。

※集計期間:2007/5〜2025/5の新日、STARDOMの試合

今年のスターダムは堅調に推移をしていそうだ。STARDOMは2023年に過去最大の観客動員数を記録している。この推移だと2025年は過去最高記録に迫りそうだ。

  • 2025年4月の横浜アリーナは中野たむ引退試合。2023年の4月の横浜アリーナもメインはジュリアvs中野たむ
  • 2024年8月は観客動員数が多いが、大会数がやたら多いため

月別での大会開催数の推移

続いて大会開催数の推移を見てみよう。

※集計期間:2007/5〜2025/5の新日、STARDOMの試合

前々年(2023年)は観客動員数が多かったが、大会数自体が多かったことが大きく影響していそうだ

また、夏は『5★STAR GP』が開催されることもあり大会数が大きくなる傾向がある。2025年も7月に9大会、8月に12大会が予定されている。しかし、以前の過密スケジュールによる選手の欠場連発状況もあり、大会数はやや抑えられている。

それにしても、月14大会も開催しているって、ほぼ2日に1回開催していることになるじゃん。そりゃあ欠場選手も出てくるわけです。どうか無理せずほどほどに。

月別での平均観客動員数の推移

最後に、1大会あたりの平均観客総員数の推移を見てみよう。

※集計期間:2007/5〜2025/5の新日、STARDOMの試合
  • 2024年は平均観客動員数は2023年よりほぼ下回っている
    • マリーゴールド組の離脱が平均観客動員数へ影響を与えていそうだ
  • 2025年4月に上谷フィーバーが発生し、平均観客動員数は大きく伸びている
    • 選手たちの離脱の影響よりも、遥かに上谷フィーバーの影響の方が大きい

結局、いまだにテレビの力って偉大なんだな。

まとめ

大量の選手が抜けたSTARDOMだが、それ以上に新人選手もデビューしている。総数としては変わらない。トップ選手たちがこぞっていなくなってしまっているが、上谷フィーバーによって逆に勢いづいている。スターダムにいい風が吹いているようだ。

ただ、テレビのブームはいきなりなくなるかもしれない。上谷選手を皮切りに、他の素晴らしい選手たちにも次々とスポットが当たって、一時的なブームではなく本物の人気団体になっていってほしい。

では、素晴らしきプロレスライフを!