【フューチャー・オブ・スターダム王座】歴代チャンピオンと全タイトルマッチの記録

データで楽しむプロレス

― スターダムの未来を先に見せてくるベルト ―

フューチャー・オブ・スターダム王座は、文字どおり「未来枠」のタイトル。
このベルトを巻いた選手は、だいたい数年後に本当に大活躍している
つまりここを追うのは、未来のトップ選手の“先行投資”みたいなものだ。

今回は、歴代王者から防衛戦、タイトルマッチ回数、勝率までをまとめて集計した。

※集計期間:2007/5〜2026/1の新日、STARDOMの試合

フューチャー・オブ・スターダム王座とは

フューチャー・オブ・スターダム王座は、2018年2月18日に「20歳以下 or キャリア2年未満」の選手を対象として創設された。比較的歴史の浅いタイトルだ。そして、2018年3月28日 後楽園ホール、初代王座決定トーナメントを制したスターライト・キッドが初代王者に。

その後、2020年12月20日に飯田沙耶が“キャリア2年未満ギリギリ”で戴冠したことをきっかけに、「挑戦資格の延長」が議論になり、対象がキャリア3年以内へ変更された。マッチョゴリさんは、筋肉でタイトルのルールすら変えてしまうのだ🦍

フューチャー・オブ・スターダム王座 歴代王者

歴代王者と主な記録をまとめた。
※防衛頻度=防衛戦を平均何日ペースで行っていたか(短いほどハイペース)

歴代王者一覧
歴代王者(年齢)獲得日防衛数日数防衛頻度
初代スターライト・キッド18.3.28528146.8
2林下 詩美(20)19.1.3640958.4
3舞華20.7.17215652
4飯田 沙耶(23)20.12.20314135.3
5白川 未奈(33)21.7.401313
6ウナギ・サヤカ(34)21.7.1738421
7琉悪夏(17)21.10.928127
8羽南(17)21.12.291029426.7
9壮麗 亜美(25)22.10.19320551.3
10吏南(16)23.5.121251239.4
11天咲 光由(22)24.10.5314235.5
12妃南(18)25.2.24721526.9
13HANAKO(25)25.9.27213946.3

『フューチャー・オブ・スターダム王座』の主な記録
記録数値チャンピオン
最年少戴冠16歳吏南
最年長戴冠34歳ウナギ・サヤカ
デビュー最速戴冠144日林下 詩美
最大防衛回数 TOP312回吏南
10回羽南
7回妃南
通算最大防衛回数 TOP312回吏南
10回羽南
7回妃南
最短防衛日数13日白川 未奈
最長防衛日数 TOP3512日吏南
409日林下 詩美
294日羽南
通算最長防衛日数 TOP3512日吏南
409日林下 詩美
294日羽南

タイトルの性質上、王者は若手が中心。その中で30代で戴冠した白川未奈・ウナギ・サヤカは、ある意味“異色”だ。遅咲きだからこそ、覚悟の圧が違う。人生が、リングに乗ってる。今でも白川未奈はAEWで活躍し、ウナギ・サヤカはフリーランスの女性レスラーとして日本一の活躍をしている。

また、戴冠期間に制限があるため、複数回戴冠が出にくいのも特徴。そのかわり防衛回数が“格”になりやすく、吏南(12回)・羽南(10回)・妃南(7回)と、3姉妹がTOP3を独占している。

フューチャー・オブ・スターダム王座 全防衛戦一覧

フューチャー王座のタイトルマッチは、歴史を見ても長期政権が多い。簡単にはベルトが動かない。ただし、試合時間は基本15分なので、時間切れ引き分けが起きやすいのもこの王座ならではだ。

王者防衛数日付対戦相手
 初代 スターライト・キッド
WIN18.3.28渋沢 四季
118.4.1AZM
218.5.6琉悪夏
318.6.3AZM
418.9.30羽南
518.11.23ナツミ
 第2代 林下 詩美
WIN19.1.3スターライト・キッド
119.1.19羽南
219.2.2アレックス・グラシア
319.3.10飯田 沙耶
419.8.3小野崎 玲皇
520.1.14舞華
 第3代 舞華
WIN20.7.17上谷 沙弥
飯田 沙耶
120.10.29上谷 沙弥
220.11.15飯田 沙耶
 第4代 飯田 沙耶
WIN20.12.20上谷 沙弥
121.1.17ウナギ・サヤカ
221.2.20花 穂ノ利
321.3.26琉悪夏
 第5代 白川 未奈
WIN21.7.4ウナギ・サヤカ
 第6代 ウナギ・サヤカ
WIN21.7.17白川 未奈
121.8.13桜井 まい
221.8.29吏南
321.9.6月山 和香
 第7代 琉悪夏
WIN21.10.9ウナギ・サヤカ
121.11.3レディ・C
221.11.27桜井 まい
月山 和香
 第8代 羽南
WIN21.12.29琉悪夏
122.1.29レディ・C
222.2.23向後 桃
322.3.26吏南
422.3.27桜井 まい
522.4.29妃南
622.5.28琉悪夏
722.6.28稲葉 ともか
822.7.9月山 和香
922.8.21天咲 光由
1022.8.26Aoi
 第9代 壮麗 亜美
WIN22.10.19羽南
122.12.16琉悪夏
223.1.21桜井 まい
323.3.10レディ・C
 第10代 吏南
WIN23.5.12壮麗 亜美
123.6.2レディ・C
223.8.18月山 和香
323.9.29稲葉 あずさ
423.11.17HANAKO
524.2.4弓月
624.2.25天咲 光由
724.3.9美蘭
824.4.27玖麗 さやか
924.6.29羽多乃 ナナミ
1024.7.27八神 蘭奈
1124.8.31妃南
1224.9.29さくらあや
 第11代 天咲 光由
WIN24.10.5吏南
124.12.24玖麗 さやか
225.1.25稲葉 あずさ
325.2.12HANAKO
 第12代 妃南
WIN25.2.24天咲 光由
125.4.2タバタ
225.4.27八神 蘭奈
325.6.21梨杏
425.7.6鉄 アキラ
525.7.21玖麗 さやか
625.8.23八神 蘭奈
725.9.10姫 ゆりあ
 第13代 HANAKO
WIN25.9.27妃南
125.10.5さくらあや
225.12.25梨杏
時間タイトルマッチ
平均試合時間 0:10:07
最短試合時間 0:04:42琉悪夏 vs レディ・C
最長試合時間 0:15:00スターライト・キッド vs AZM
羽南 vs 稲葉 ともか
吏南 vs 羽多乃 ナナミ
天咲 光由 vs HANAKO

平均10分という短さは、挑戦者の多くがキャリア浅め=“若さの爆発”で一気に決まる試合が多いからだろう。ちなみに、今をときめく上谷沙弥は4回挑戦して未戴冠。未来のベルトが、未来のトップを拒み続けるのもまたプロレスである。

フューチャー・オブ・スターダム王座 タイトルマッチ回数 TOP10

フューチャー・オブ・スターダム王座のタイトルマッチ回数が多い選手は誰か?
挑戦・防衛を含めた回数でランキングを見てみよう。

RankNAMECOUNT
1吏南16
2羽南14
3妃南11
4琉悪夏8
5飯田 沙耶7
6林下 詩美7
7スターライト・キッド7
8ウナギ・サヤカ7
9天咲 光由7
10壮麗 亜美5

上位は吏南、羽南、妃南の3姉妹が独占。フューチャー王座=3姉妹のイメージが強いのも納得だ。
このベルトを境に、3人とも明らかに“化けた”。

また、基本的に一度戴冠した選手は再挑戦しない流れが強い中、琉悪夏だけは戴冠後に再挑戦2回と珍しい動きをしている。それだけ、この王座への執念があったのかもしれない。

初挑戦で王者から奪ったのは第2代・林下詩美のみ。多くの選手は挑戦を重ねて獲るタイプで、まさに“登竜門”らしい歴史になっている。

フューチャー・オブ・スターダム王座 選手別勝率 TOP10

フューチャー王座に「強い」選手は誰か?タイトルマッチの勝率でランキング化!

RankPlayerRate
1林下 詩美7700100%
2スターライト・キッド761085.7%
3壮麗 亜美541080%
4羽南14113078.6%
5吏南16123175%
6舞華431075%
7妃南1173063.6%
8HANAKO531160%
9ウナギ・サヤカ743057.1%
10飯田 沙耶743057.1%

注目は、林下詩美。初挑戦で戴冠→6防衛→返上という完璧ルートで、勝率は7戦7勝の100%。これは簡単には並べない記録だ。

勝率を伸ばす鍵は、いかに防衛回数を稼げるかに尽きる。だからこそ、今後“防衛型の王者”が出てくると、このランキングの景色も変わってくるはずだ。