【ハイスピード王座】歴代チャンピオンと全タイトルの記録

データで楽しむプロレス歴代チャンピオン

― スターダムの技術とスピードのベルト ―

ハイスピード王座は、その名の通り「スピード」のタイトル。
速さだけじゃなく、技術・反応・判断の速さまで含めて“ハイスピード”。
だからこのベルトを巻けるのは、リング上の処理能力が高い選手だけだ。

今回は、歴代王者から防衛戦、タイトルマッチ回数、勝率までをまとめて集計した。

※集計期間:2007年5月〜2026年2月(新日、STARDOM)

ハイスピード王座とは

ハイスピード王座は、2009年にNEO女子プロレスが創設したタイトル。ベルトのデザインを手がけたのは、なんと華名(現ASUKA)。ここ、すでに強い。

その後、2010年11月19日に管理団体がスターダムへ移籍。第5代王者・夏樹☆たいようから、スターダムのベルトとして本格的に定着した。

そして2023年10月9日、第24代王者・星来芽依の要望により試合形式が30分1本勝負 → 15分1本勝負に改定。よりスピーディで、ミスが許されないタイトルマッチになった。

ハイスピード王座 歴代王者

歴代王者と主な記録をまとめた。
※防衛頻度=防衛戦を平均何日ペースで行っていたか(短いほどハイペース)

歴代王者(年齢)獲得日防衛数日数防衛頻度
夏樹☆たいよう(24)09.5.5213846
2フキゲンです★(28)09.9.20114773.5
3夏樹☆たいよう(25)10.2.14328671.5
4Leon(30)10.11.27223979.7
5夏樹☆たいよう(27)11.7.244679135.8
6フキゲンです★(32)13.6.2221070
7夏樹☆たいよう(29)13.12.29312832
8紫雷イオ(23)14.5.6229297.3
9コグマ(17)15.2.2218442
10スター・ファイヤー(23)15.5.17112964.5
11ロサ・ネグラ(33)15.9.2301818
12岩谷麻優(22)15.10.11950150.1
13クリス・ウルフ(32)17.2.23514323.8
14シャナ(35)17.7.1602828
15マリー・アパッチェ(37)17.8.13449899.6
16葉月(21)18.12.24820823.1
17フキゲンです★(38)19.7.2002121
18里歩(22)19.8.101351175.5
19AZM(17)20.7.26422044
20なつぽい(25)21.3.3217959.7
21スターライト・キッド21.8.29517829.7
22AZM(19)22.2.231245835.2
23鹿島沙希(30)23.5.27313533.8
24星来芽依(21)23.10.9417835.6
25鹿島沙希(30)24.4.402323
26上谷沙弥(27)24.4.2729230.7
27星来芽依(22)24.7.28951451.4
28水森由菜(36)25.12.2427926.3

タイトル統計

年齢・最速記録

最年少戴冠17歳コグマ
最年長戴冠37歳マリー・アパッチェ
デビュー最速戴冠1.3年コグマ

防衛回数記録

最大戴冠回数4回夏樹☆たいよう
連続防衛回数 TOP312回AZM
9回岩谷麻優
星来芽依
8回葉月
通算最大防衛回数 TOP316回AZM
13回星来芽依
12回夏樹☆たいよう

保持日数記録

最短保持日数18日ロサ・ネグラ
最長保持日数 TOP3679日夏樹☆たいよう
514日星来芽依
501日岩谷麻優
通算最長保持日数 TOP31231日夏樹☆たいよう
692日星来芽依
678日AZM
最長王座期間3611日フキゲンです★

このベルトの“象徴”は2人いる。
ひとりは初代王者・夏樹☆たいよう。タイトル初期の絶対王者として君臨し、通算最長防衛期間1231日(=3.3年!)を記録。もうひとりは、ハイスピードを「スピード×技術」のタイトルとして確立したAZM。最大防衛12回、通算防衛16回は、もはや辞書に載るレベルだ。

次点で星来芽依が通算防衛13回。星来も“ハイスピード王者”の象徴として強い選手だ。

ハイスピード王座 全防衛戦一覧

スターダム管理となった2011年7月24日以降の全防衛戦の記録をまとめた。

最多挑戦は フキゲンです★(18回)。
最多カードはフキゲンです★ vs 夏樹☆たいよう(5回)。

 第5代 夏樹☆たいよう (4回防衛)
 第6代 フキゲンです★ (2回防衛)
 第7代 夏樹☆たいよう (3回防衛)
 第8代 紫雷イオ (2回防衛)
 第9代 コグマ (1回防衛)
 第10代 スター・ファイヤー (1回防衛)
 第11代 ロサ・ネグラ
 第12代 岩谷麻優 (9回防衛)
 第13代 クリス・ウルフ (5回防衛)
 第14代 シャナ
 第15代 マリー・アパッチェ (4回防衛)
 第16代 葉月 (8回防衛)
 第17代 フキゲンです★
 第18代 里歩 (1回防衛)
 第19代 AZM (4回防衛)
 第20代 なつぽい (2回防衛)
 第21代 スターライト・キッド (5回防衛)
 第22代 AZM (12回防衛)
 第23代 鹿島沙希 (3回防衛)
 第24代 星来芽依 (4回防衛)
 第25代 鹿島沙希
 第26代 上谷沙弥 (1回防衛)
 第27代 星来芽依 (9回防衛)
 第28代 水森由菜 (2回防衛)

タイトルマッチ統計

時間タイトルマッチ
平均時間 0:09:38
最短試合 0:01:47星来芽依 vs フキゲンです★
最長試合 0:30:00夏樹☆たいよう vs フキゲンです★
スターライト・キッド vs なつぽい

試合時間の傾向でベルトの性格が一発でわかる。平均9分台。まさにハイスピード。しかも、最短は1分47秒。タイトルマッチでも一瞬で決まる。「ハイスピード=目を離した方が負け」なのである。

そしてフキゲンです★は、2013年3月に初挑戦して、直近では2025年3月にも挑戦。12年間ハイスピードに関わり続ける“ハイスピードの長老”だ。長老なのに、試合は最短で終わらせる。怖い。

ハイスピード王座 タイトルマッチ回数 TOP10

ハイスピード王座のタイトルマッチ回数が多い選手は誰か?
挑戦・防衛を含めた回数でランキングを見てみよう。

ハイスピード王座を最も多く戦ったのはAZM(24回)

NAMECOUNT
1AZM24
2フキゲンです★22回
3星来芽依19回
4スターライト・キッド15回
5葉月15回
6岩谷麻優13回
7鹿島沙希12回
8夏樹☆たいよう11回
9コグマ9回
10クリス・ウルフ8回

上位はAZM、フキゲン、星来芽依。「ハイスピードと言えばこの人たち」という納得の並びだ。

なお、フキゲンです★は回数は多いが、最大防衛は2回(勝率18%)。つまり “出場数は多いのに勝てない”。ハイスピード界の、勝てない常連枠である(それもまた味)。

ハイスピード王座 選手別勝率 TOP10

ハイスピード王座に「強い」選手は誰か?タイトルマッチの勝率でランキング化!

ハイスピード王座で最も勝率が良いのはマリー・アパッチェ(83.3%)

PlayerRate
1マリー・アパッチェ651083.3%
2岩谷麻優13103076.9%
3AZM24186075%
4クリス・ウルフ862075%
5夏樹☆たいよう1182172.7%
6星来芽依19135168.4%
7スター・ファイヤー321066.7%
8里歩321066.7%
9上谷沙弥321066.7%
10葉月1596060%

1位は、まさかのマリー・アパッチェ(83.3%)。……強い。誰だ…。マリー・アパッチェはAAA出身のメキシコ選手で、アパッチェ一家の一員。グラン・アパッチェとレディ・アパッチェの娘でもある。つまり、誰だ…。何はともあれとにかく強いということだ。

2位は岩谷麻優。スターダムの“アイコン”は、ハイスピードでも普通に強い。万能型って、こういうことだ。3位はAZMパイセン。これだけのタイトルマッチ数をこなした上での、この勝率。さすが高速爆弾娘の異名を持つだけある。

まとめ

ハイスピード王座は、スピードだけでなく技術と判断力まで問われる“処理能力のベルト”だ。
平均試合時間は9分台、最短1分47秒で決まることもあり、一瞬の油断が命取りになる。
歴史を象徴するのは夏樹☆たいようとAZM、そして星来芽依が続きつつ、勝率1位はまさかのマリー・アパッチェだった。