【内藤哲也 vs ザック・セイバーJr.】を徹底比較!対決<プロフィール・勝率・対戦成績etc>

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2024.10.14 両国国技館。
IWGP世界ヘビー級王座を賭けて、内藤哲也 vs ザック・セイバーJr.のタイトルマッチが行われる。2017年の『G1 CLIMAX』以来、二人は何度もシングルマッチを行ってきた。挑発を繰り返す内藤選手に、ザック選手がブチギレまくる姿を何度も目にしてきた。

しかし、2024年の『G1 CLIMAX』イギリス人選手として初のG1制覇を果たし、TMDKという自分のチームもできたザック選手がブチギレることがなくなった。自他共に認める最強レスラーとして、余裕すら感じる。

二人はついに両国国技館でタイトルマッチを行う。この戦いの勝者がおそらく東京ドームのメインに立つことになるのが濃厚。来年の新日を占う大事な一戦となる。

そんな二人の全対戦成績やプロフィールを比較してみよう。

徹底比較!プロフィール

年齢は内藤選手が5歳上だが、キャリアではザック選手が2年上である。
生え抜きとして新日本プロレスでキャリアを築いてきた内藤選手と、ヨーロッパの各地のリングで戦い抜いてきたザック選手。2023年の『G1 CLIMAX』優勝者と、2024年の『G1 CLIMAX』優勝者でもある。

内藤 哲也ザック・セイバーJr.
生年月日1982/6/221987/7/24
年齢42 才37 才
出身地東京都イギリス
デビュー2006/5/272004/4/20
キャリア18年目20年目
身長180 cm186 cm
体重102 kg96 kg
血液型AB型-

徹底比較!レスラースペック

レスラースペックとしては、『G1 CLIMAX』優勝したてのザック選手がノリに乗っている。関節技のテクニックはもちろん、打撃の打ち合いにも負けないフィジカル、長時間の試合もこなせるスタミナと、死角が見えない。

一方、内藤選手は膝の調子は悪いものの、どんな対戦相手でも試合のペースを自分のものにして相手を飲み込んでしまう懐の深さがある。

二人の固有スキルは、ザック選手が【暴言センス】で内藤選手が【煽り属性】。二人とも相手を挑発するスキルはMAX10となっている。(最近のザック選手は悪口が減ってきたけど)

徹底比較!シングルマッチ勝率

シングルマッチの勝率を見るとザック選手が大きく上回っているが、内藤選手はヤングライオンからの試合を含んでいるので、勝率だけでは測ることができない。

内藤 哲也ザック・セイバーJr.
シングル試合数341145
シングル勝利数16892
シングル勝率49.3%63.4%
メインイベント数9332
メインイベント率27.3%22.1%
総試合時間89:05:2138:48:27
平均試合時間 0:15:40 0:16:03

シングルマッチの勝率推移

シングルマッチのメインイベント率の推移

※集計期間:2007/5〜2024/9の新日、STARDOMの試合

シングルマッチの勝率の推移で見ると、内藤選手が上下乱高下が多く勝率が安定していない。
一方で、ザック選手のシングル勝率はじわじわと右肩上がりになっている。ザック選手がしっかりと実力をつけ、安定的に勝率があがり続けていることがわかる。

積立NISAだったら絶対にザック選手の方に投資した方が良い。

メインイベンターとしては、内藤選手が圧倒的だ。2016年から新日本プロレスの顔として戦い続けている。ザック選手の存在感は強くなっているものの、新日のメインイベンターとしては、内藤選手にまだまだ分がある。

内藤 哲也 vs ザック・セイバーJr. 対戦成績

内藤 vs ザックの初対決は、2017年の『G1 CLIMAX』。2024.10.14で両国国技館で13回目の対戦となる。

内藤 哲也VSザック・セイバーJr.
7 win0draw5 win
2017.8.4 『G1 CLIMAX』
0:14:20
デスティーノ
2018.3.11 『NEW JAPAN CUP』
0:22:43
オリエンテーリング・ウィズ・ナパーム・デス
2018.8.11 『G1 CLIMAX』
0:18:17
ザックドライバー
2018.11.3
0:20:12
デスティーノ
2020.9.24 『G1 CLIMAX』
0:28:28
デスティーノ
2021.7.23
0:25:01
デスティーノ
2021.9.18 『G1 CLIMAX』
0:27:05
YES!I AM A LONGWAY FROM HOME
2022.3.27 『NEW JAPAN CUP』
0:24:43
セイバードライバー(ユー・スピン・ミー・ラウンド・テクノ・リミックス)
2022.8.16 『G1 CLIMAX』
0:01:58
首固め
2022.10.2
0:21:05
デスティーノ
2023.8.2 『G1 CLIMAX』
0:18:30
変形首固め
2024.7.21 『G1 CLIMAX』
0:16:03
ヨーロピアンクラッチ

トータルの戦績は内藤選手の7勝5敗。(2024.10.10現在)

二人がシングルマッチで両国国技館で対戦するのは初めてで、意外にもタイトルマッチも初めてとなる。2017年の初対決以来、2019年を除いて毎年『G1 CLIMAX』で対戦している。内藤選手とザック選手はほぼ毎年同じブロックにエントリーされているのだ。新日の嫌がらせかもしれない。

ザック選手の5勝のうち関節技で勝利をしたのは2回。それも2021年の『G1 CLIMAX』以来、関節技での勝利はない。逆にザック選手の7敗のうち5回がデスティーノ。ザック選手が新日マットで負けた技ランキング1位が実は「デスティーノ」なのである。

ザック選手にとって内藤選手は天敵なのは間違いない。

まとめ

レスラーの技術面、肉体面ではザック選手が圧倒的に有利だが、それだけで勝負が決まらないのがプロレス。圧倒的な人気とカリスマ性を武器に、内藤ワールドに引き込まれてしまうのか。それとも、そんな内藤ワールドを圧倒的な技術と強さでぶち破るのか。

内藤選手が勝てば、ロスインゴ対決の未来が見え、ザック選手が勝てばブライアン・ダニエルソンとのAEW世界王座のダブルタイトルマッチの未来も見える。

新日本の未来がどうなるのか、とても楽しみだ。
それでは、一緒に素晴らしきプロレスライフを!