今年の秋も『SUPER Jr. TAG LEAGUE』の季節がやってきた。
ただでさえ、スピードあふれるジュニアの選手。タッグチーム戦となると連携技、空中戦のオンパレードである。
2012年の第1回『SUPER Jr. TAG LEAGUE』から全ての公式戦200戦以上を集計。歴代優勝者から、最長決勝戦、最多優勝者、最年少優勝者など、さまざまな『SUPER Jr. TAG LEAGUE』の記録をまとめてみた。
秋のお祭り『SUPER Jr. TAG LEAGUE』をより楽しめるよう、いろいろなデータをみてみよう。
『SUPER Jr. TAG LEAGUE』とは
『SUPER Jr. TAG LEAGUE』は2012年から新日本プロレスで始まったジュニアヘビー級の選手によるタッグリーグ戦である。2017年まではリーグ戦ではなく、トーナメント方式となっている。この記事ではトーナメント方式からの試合結果を集計している。
優勝チームには、『IWGPジュニアタッグ王座』への挑戦権が与えられる。
昔は単体のシリーズではなかったが、近年では認知度・人気が上がってきて単体のシリーズとして開催しても十分集客できる花形のイベントとなっている。
『SUPER Jr. TAG LEAGUE』歴代優勝者
回(年) | 優勝(年齢) | 準優勝(年齢) | 参加数 |
---|---|---|---|
第1回(2012) | KUSHIDA(29) アレックス・シェリー(29) | プリンス・デヴィット(31) 田口 隆祐(33) | 8 |
第2回(2013) | マット・ジャクソン(28) ニック・ジャクソン(24) | ロッキー・ロメロ(31) アレックス・コズロフ(29) | 8 |
第3回(2014) | カイル・オライリー(27) ボビー・フィッシュ(38) | マット・ジャクソン(29) ニック・ジャクソン(25) | 8 |
第4回(2015) | リコシェ(27) マット・サイダル(32) | ロッキー・ロメロ(33) トレント・バレッタ(28) | 8 |
第5回(2016) | ロッキー・ロメロ(34) トレント・バレッタ(29) | 石森 太二(33) ACH(28) | 8 |
第6回(2017) | SHO(28) YOH(29) | 田口 隆祐(38) ACH(29) | 8 |
第7回(2018) | SHO(29) YOH(30) | 金丸 義信(42) エル・デスペラード(34) | 8 |
BUSHI(35) 鷹木 信悟(35) | |||
第8回(2019) | SHO(30) YOH(31) | 金丸 義信(43) エル・デスペラード(35) | 8 |
第9回(2021) | エル・デスペラード(37) 金丸 義信(44) | 石森 太二(38) エル・ファンタズモ(34) | 6 |
第10回(2022) | YOH(34) リオ・ラッシュ(28) | エース・オースティン(25) クリス・ベイ(26) | 10 |
第11回(2023) | TJP(39) フランシスコ・アキラ(23) | SHO(34) 金丸 義信(47) | 10 |
第12回(2024) | ロビー・イーグルス(34) 藤田 晃生(22) | TJP(40) フランシスコ・アキラ(24) | 12 |
【最多優勝】 – SHO & YOH(3回)
【最多連続優勝】 – SHO & YOH(3回)
【最多準優勝】 – 金丸義信 & エル・デスペラード(2回)
ジュニアタッグは2017年から、ROPPONGI 3KのSHO&YOHが時代を一世風靡していた。『SUPER Jr. TAG LEAGUE』も三連覇を達成。アイドル的な人気を誇った彼らだったが、2021年に解散。今はあの頃の面影が全くない二人になった。
ジュニアタッグの人気チームの解散によって、ジュニアタッグは群雄割拠の時代に入っている。
また、近年では新日本プロレスの選手の高齢化があり、優勝選手の年齢が徐々に高くなってきている。そんな中、2023年のフランシスコ・アキラ選手は23歳の最年少で優勝。今後の新日ジュニアの若き期待の星となっている。日本に引っ越して、日本語学校にも通っているアキラ選手が、今後新日ジュニアの中心になっていくことは間違いなさそうだ。
『SUPER Jr. TAG LEAGUE』優勝回数ランキング
Name | 優勝回数 | 準優勝回数 | 決勝進出回数 |
---|---|---|---|
YOH | 4回 | 0回 | 4回 |
SHO | 3回 | 1回 | 4回 |
金丸 義信 | 1回 | 3回 | 4回 |
エル・デスペラード | 1回 | 2回 | 3回 |
ロッキー・ロメロ | 1回 | 2回 | 3回 |
マット・ジャクソン | 1回 | 1回 | 2回 |
フランシスコ・アキラ | 1回 | 1回 | 2回 |
トレント・バレッタ | 1回 | 1回 | 2回 |
ニック・ジャクソン | 1回 | 1回 | 2回 |
TJP | 1回 | 1回 | 2回 |
リコシェ | 1回 | 0回 | 1回 |
KUSHIDA | 1回 | 0回 | 1回 |
リオ・ラッシュ | 1回 | 0回 | 1回 |
マット・サイダル | 1回 | 0回 | 1回 |
アレックス・シェリー | 1回 | 0回 | 1回 |
カイル・オライリー | 1回 | 0回 | 1回 |
藤田 晃生 | 1回 | 0回 | 1回 |
ボビー・フィッシュ | 1回 | 0回 | 1回 |
ロビー・イーグルス | 1回 | 0回 | 1回 |
石森 太二 | 0回 | 2回 | 2回 |
田口 隆祐 | 0回 | 2回 | 2回 |
ACH | 0回 | 2回 | 2回 |
BUSHI | 0回 | 1回 | 1回 |
プリンス・デヴィット | 0回 | 1回 | 1回 |
鷹木 信悟 | 0回 | 1回 | 1回 |
エース・オースティン | 0回 | 1回 | 1回 |
エル・ファンタズモ | 0回 | 1回 | 1回 |
アレックス・コズロフ | 0回 | 1回 | 1回 |
クリス・ベイ | 0回 | 1回 | 1回 |
スーパージュニアタッグリーグの優勝回数はYOH選手が4回でトップとなっている。SHO選手とのタッグで3回、リオ・ラッシュ選手とのタッグで1回優勝。2023年はリオ・ラッシュ選手が欠場し、急遽MUSASHI選手とのタッグで参戦。次は一体誰と組むのか。楽しみだ。
ついで、2位は3回優勝のSHO選手。YOH選手とのROPPONGI 3Kでの3年連続優勝でランクイン。
それ以外の選手は、優勝経験は1回しかない。つまり、複数回の優勝経験がある選手は、SHO & YOH しかいないのである。どれだけROPPONGI 3Kがジュニアタッグで活躍していたかがわかる。
『SUPER Jr. TAG LEAGUE』出場回数TOP20
Rank | NAME | COUNT |
---|---|---|
1 | タイガーマスク | 11回 |
2 | 田口 隆祐 | 11回 |
3 | KUSHIDA | 9回 |
4 | BUSHI | 8回 |
5 | YOH | 8回 |
6 | ロッキー・ロメロ | 7回 |
7 | 金丸 義信 | 7回 |
8 | SHO | 7回 |
9 | 獣神サンダー・ライガー | 7回 |
10 | エル・デスペラード | 6回 |
11 | ロビー・イーグルス | 6回 |
12 | 石森 太二 | 5回 |
13 | ティタン | 5回 |
14 | クラーク・コナーズ | 4回 |
15 | TAKAみちのく | 4回 |
16 | ニック・ジャクソン | 4回 |
17 | 外道 | 4回 |
18 | マット・ジャクソン | 4回 |
19 | タイチ | 4回 |
20 | TJP | 4回 |
出場回数は、タイガーマスク・田口隆祐の11回がトップ。12回中11回出場というほぼ皆勤賞だ。
タイガーマスク選手は、第1回から10回連続出場し、田口監督は第3回から10回連続で出場。田口選手は連続出場記録を継続中だ。ちなみに田口選手のタッグパートナーはほぼ毎回違う。
そして、続いてKUSHIDA選手、BUSHI選手と続いている。
上位のベテラン勢に混じってYOH選手もランクイン。ヤングライオン時代から参戦していたYOH選手ももはやベテラン勢に近くなってきているのかもしれない。
『SUPER Jr. TAG LEAGUE』対戦勝率ランキング TOP10
『SUPER Jr. TAG LEAGUE』での全対戦成績から、参加選手の勝率ランキングを集計。
公式戦を10試合以上している選手を対象としている。
Rank | Player | 計 | 勝 | 敗 | 分 | Rate |
---|---|---|---|---|---|---|
1 | リオ・ラッシュ | 10 | 8 | 2 | 0 | 80% |
2 | エル・ファンタズモ | 12 | 9 | 3 | 0 | 75% |
3 | エース・オースティン | 10 | 7 | 3 | 0 | 70% |
4 | クリス・ベイ | 10 | 7 | 3 | 0 | 70% |
5 | エル・デスペラード | 34 | 22 | 12 | 0 | 64.7% |
6 | 石森 太二 | 27 | 17 | 10 | 0 | 63% |
7 | フランシスコ・アキラ | 24 | 15 | 9 | 0 | 62.5% |
8 | 金丸 義信 | 47 | 29 | 18 | 0 | 61.7% |
9 | YOH | 48 | 29 | 19 | 0 | 60.4% |
10 | ロッキー・ロメロ | 25 | 15 | 10 | 0 | 60% |
ランキングTOP1は、勝率80%でなんとリオ・ラッシュ選手。1度の出場しかしていないが、初出場初優勝で、ランキングトップになっている。
続く2位は勝率75%でエル・ファンタズモ選手。シューズにアルミ板をしこんだスーパーキックで、ジュニアタッグリーグを快進撃していた。反則だけど。
3位はエース・オースティン、クリス・ベイ選手。最高にかっこいいタッグだったんだけど、残念ながらこちらも1度の出場しかしていない。まだBULLET CLUBなんだろうか。今は、インパクトレスリングでABCというタッグチームになっているようだ。また来てほしいな。
ランキング圏内での新日本生え抜きの選手はYOH選手のみ。今こそ、ROPPONGI 3Kを再結成して最強のやりたい放題なタッグをみてみたい。