STARDOMで唯一のマスクウーマン、スターライト・キッド。
あ、スーパー・ストロング・スターダム・マシンがいるから唯一の覆面じゃなかった。
これまでプロレス界のマスクウーマンとして、これほどまでに謎のベールに包まれていない覆面レスラーはいない。プライベートの写真もSNSでアップし、素顔も鼻以外は全て出してしまっている。
また、大江戸隊というヒールユニットに属しているにも関わらず、イベントの司会進行や告知など、仕事はきっちりとやる。空気を読んで場を回す。鼻は晒さないが、それ以外は全てを等身大で晒していくスタンスのマスクウーマン。それがスターライト・キッド選手だ。
そんなキッド選手の対戦データも晒していこうと思う。復帰おめでとう!
スターライト・キッド

プロフィール
| 団体 | STARDOM |
| ユニット | NEO GENESIS |
| 生年月日 | 8/18 (非公開) |
| デビュー | 2015/10/11 ( 10 年) |
| デビュー戦 | 米山香織、渡辺桃 |
| 得意技 | ムーンサルトプレス、スター・スープレックスホールド、黒虎天罰、モモ⭐︎ラッチ、Eternal foe |
| 身長 | 150 cm |
| 体重 | 49 kg |
| 血液型 | O 型 |
| 入場曲 | Desided |
| @starlight_kid11 | |
| stardom_starlightkid | |
| 好きなもの | オムレツ、ハラミ、タン、ロース、ステーキ、音楽鑑賞、ファッション、スタバ |
📸 ギャラリーと関連グッズ
スターライト・キッドのパラメータ
スターライト・キッド選手の年齢は公表されていない。だが、ブログで高校卒業を報告したり、雑誌で新成人の着物でインタビューを受けたりしており、だいたいバレてしまっている。生まれた年は2001年くらいだが、年齢は不詳だ。絶対に年齢は不詳だ。
身体は小柄で決してパワーがある選手ではない。しかし、しなやかで美しいブリッジやスピードを活かして魅せる試合を展開する。技もひとつひとつ洗練されており、そのフォームで観客を惹きつける。
洗練されたパフォーマンスは、入場から始まる。入場曲に合わせる一挙手一投足の美しい所作に、プロとしてのこだわりを感じる。曲もかっこいいし。対戦相手を待っている時ですらも、コーナーポストの上でポージング。完璧な演出だ。しかし、試合が始まれば一変して感情的をモロ出しにする。観客をより一層引き込んでいく。株主総会で木谷会長にビンタしたのも、ファンの心を鷲掴みにした。毎年、ビンタしてほしい。
そして、キッド選手の最大の魅力は、それはマイクパフォーマンスだ。とにかくマイクがうまい。幼い頃からプロレスを見ていただけあって、プロレスセンスが光る。どうしたらファンが喜ぶのかを本能でわかっている印象がある。試合後はもちろんのこと、記者会見でも常に主導権を握ってしまう。どんな状況でもスベリ知らずで、動じない度胸がある。そして、なにより声が聞き取りやすい。聞き取りにくいガッサガサの声の選手がいる中、聞き取りやすいというのは、天賦の才である。そしていい声だ。一生聴いていたい。キッド選手の滑舌はMAX10だ。
関係ないけど、キッちゃんのマスクは高い。でも、いつか欲しい。
スターライト・キッドの必殺技『黒虎天罰』
スターライト・キッドのムーブ
リングイン
両足をペタッと180度開脚してリングイン。デスペ選手と似ている。
試合後パフォーマンス
試合に勝ったら「天罰完了」ステッカーと一緒にフォトチャンス!
先月までの最新試合結果
直近3試合の試合結果。最近の対戦傾向や勝ち星の流れをチェックしよう!
| 2025.10.27 後楽園ホール | ||
|---|---|---|
| 稲葉あずさ 小波 渡辺 桃 上谷 沙弥 フキゲンです★ 吏南 | VS | AZM 虎龍 清花 天咲 光由 スターライト・キッド 妃南 稲葉 ともか |
| 0:13:43 バズソーキック | ||
| 2025.10.26 ふじさんめっせ | ||
|---|---|---|
| 星来 芽依 スターライト・キッド 天咲 光由 | VS | 渡辺 桃 上谷 沙弥 小波 |
| 0:13:51 ムーンサルト・プレス | ||
| 2025.10.20 新宿FACE | ||
|---|---|---|
| スターライト・キッド | VS | 広田 さくら |
| 唯我 | ||
| 0:12:20 その場飛びムーンサルト・プレス ▶️ 過去の全対戦成績 | ||
スターライト・キッドの年表
| 年月日 | できごと |
|---|---|
| 2015.10.11 | 米山香織、渡辺桃を相手にスターダムでデビュー |
| 2016.6.16 | 受験勉強のため長期欠場 |
| 2017.6.11 | 一年ぶりの復帰 |
| 2018.3.28 | スターライト・キッドが初代『フューチャー・オブ・スターダム王座』を戴冠 |
| 2018.4.15 | スターライト・キッドが『STARS』初期メンバーにドラフト加入 |
| 2021.6.12 | 『STARS』と『大江戸隊』の全面戦争マッチに敗れ、スターライト・キッドが大江戸隊強制加入 |
| 2021.8.29 | スターライト・キッドが第21代『ハイスピード王座』を初戴冠 |
| 2022.3.26 | キッド、渡辺桃組が第23代『ゴッデス・オブ・スターダム王座』を初戴冠 |
| 2022.5.28 | 鹿島、キッド、渡辺桃組が第27代『アーティスト・オブ・スターダム王座』を初戴冠 |
| 2023.3.25 | キッド、KARMAが初代『NEW BLOODタッグ王座』戴冠 |
キッド選手は、生まれた時からプロレスの世界に囲まれていた。0歳から親の影響で全女プロレスを見始め、やがては一人で観戦に行くほどプロレスにのめり込んだ、生粋のプロレス大好き少女である。
2015年にスターダム7期生としてデビュー。スターダム初の生え抜きの覆面レスラーとなる。2018年からSTARSメンバーとして岩谷選手のパートナーを務めていたが、2021年にまさかの闇落ち。逆に人気に火がつく。以降は「ハイスピード王座」「ゴッデス・オブ・スターダム王座」「アーティスト・オブ・スターダム王座」「NEW BLOODタッグ王座」と数々のタイトルを戴冠し、実績も残していく。
しかし、「ハイスピード王座」以降はシングルのタイトルにはまだ手が届いていない。シングルプレイヤーとして、キッド選手のこれからの飛躍に期待だ。
スターライト・キッドの全対戦成績
これまでの全試合を対象とした年間ごとの勝率や試合数の推移のまとめ。勝率からキャリア全体の活躍傾向をチェック!| Total | Win | Lose | Draw | Rate |
|---|---|---|---|---|
| 798 | 365 | 392 | 41 | 45.7% |
| 合計試合時間 | 152:10:06 |
| 平均試合時間 | 0:11:26 |
スターライト・キッド選手は、これまで通算798試合に出場し、勝率45.7%。合計試合時間は152:10:06となっている。2024年に勝率60.8%とキャリア最高の勝率をあげている。
メインイベント回数の推移
年ごとのメインイベント出場数と、その年の全試合に対するメインの割合。グラフが高いほど、その年の「主役度」が高いことを意味する。
| Main Count | Main Rate |
|---|---|
| 143 | 17.9% |
いままでメインイベントを飾った回数は通算143回。なかでも2025年が29回とメインイベンターとして最も活躍していた。
フィニッシュホールドTOP5
スターライト・キッド選手のフィニッシュホールドを集計してランキング。| Rank | Finish | Count |
|---|---|---|
| 1 | 黒虎脚殺 | 40回 |
| 2 | ムーンサルトプレス | 32回 |
| 3 | 旋回式フロッグスプラッシュ | 16回 |
| 4 | モモ☆ラッチ | 12回 |
| 5 | 黒虎天罰 | 11回 |
キッド選手はデビュー以降、年間の試合数が着実に増えている。2020年はコロナの影響で試合数が少ないが、ほぼ全ての大会に出場しており、皆勤賞に近い。スターダムの大会にかなり貢献していると言えるだろう。勝率も2020年に谷ができているが、2022年には過去最高の勝率を記録している。
注目すべきは、2021年の大江戸隊加入後のメインイベント回数。その数は前年の約3倍。いかに”闇落ち”が良いきっかけになったのかがわかる。メインイベント率についても同様に伸びている。人気、勝率ともに上昇傾向だ。
キッド選手のフィニッシュは、美しいムーンサルトプレス。
スターライト・キッドのシングルマッチ勝率
シングルマッチの通算成績と勝率の推移。シングルの強さや活躍具合をチェック!| Total | Win | Lose | Draw | Rate |
|---|---|---|---|---|
| 155 | 72 | 67 | 16 | 46.5% |
| 合計試合時間 | 26:02:47 |
| 平均試合時間 | 0:10:04 |
スターライト・キッド選手のシングルマッチの成績は通算155試合に出場し、勝率46.5%。合計試合時間は26:02:47となっている。2025年に勝率73.3%とキャリア最高の勝率をあげている。
スターライト・キッドのシングル対戦TOP5
これまでにシングルで対戦した選手との勝率のまとめ。よく戦っているライバルや、苦手・得意な相手をチェック!| Rank | Player | 計 | 勝 | 敗 | 分 | Rate | 全成績 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 1 | AZM | 12 | 5 | 4 | 3 | 41.7% | 詳細 |
| 2 | なつぽい | 9 | 3 | 5 | 1 | 33.3% | 詳細 |
| 3 | 葉月 | 7 | 2 | 4 | 1 | 28.6% | 詳細 |
| 4 | 渡辺 桃 | 6 | 2 | 3 | 1 | 33.3% | 詳細 |
| 5 | 上谷 沙弥 | 5 | 1 | 4 | 0 | 20% | 詳細 |
最も多くシングルで戦った相手はAZMで通算12回。3戦以上戦って一番勝率のいい対戦相手はAZMで勝率41.7%。最も勝率の悪い対戦相は上谷 沙弥で勝率20%。
キッド選手のシングルマッチの成績は、あまり安定していない。2017年は勝率75%を記録しているが、2020年には勝率20%。翌年2021年には勝率56%と、年によって大きくばらつきがある。そして、2023年は低迷。彼女自身も“スターダムのトップ戦線に食い込めていない”ことにフラストレーションを感じているようだ。
2020年頃から、スターダムは他団体移籍の中途採用が増えた。そのため、生え抜きの選手は話題性を持っていかれがちで、自ら動かないとすぐに埋もれてしまう。キッド選手も色々と動いて常に話題を提供しているが、まだバチっとはまる相手がいないようだ。
対戦成績も上位には勝ち越している選手がいない。AZM選手とはこれからも永遠のライバル関係となっていくだろうから、キッド選手が勝率を上げていくことを期待したい。
スターライト・キッドのタッグマッチ勝率
タッグマッチでの通算成績と勝率の推移。タッグプレイヤーとしての活躍具合をチェック!| Total | Win | Lose | Draw | Rate |
|---|---|---|---|---|
| 236 | 103 | 116 | 17 | 43.6% |
| 合計試合時間 | 40:40:20 |
| 平均試合時間 | 0:10:20 |
スターライト・キッド選手はタッグマッチの成績は通算236試合に出場し、勝率43.6%。合計試合時間は40:40:20となっている。2023年に勝率53.6%とキャリア最高の勝率をあげている。
スターライト・キッドのタッグパートナーTOP5
これまでにタッグを組んだ選手ごとの勝率。最も多くパートナー、相性のいいパートナーをチェック!| Rank | Player | 計 | 勝 | 敗 | 分 | Rate |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 1 | 琉悪夏 | 32 | 12 | 18 | 2 | 37.5% |
| 2 | 渡辺 桃 | 20 | 11 | 7 | 2 | 55% |
| 3 | 岩谷 麻優 | 19 | 10 | 9 | 0 | 52.6% |
| 4 | 渋沢 四季 | 15 | 5 | 10 | 0 | 33.3% |
| 5 | 天咲 光由 | 14 | 9 | 5 | 0 | 64.3% |
最も多く組んだパートナーは琉悪夏で通算32回。5戦以上組んで一番勝率のいいパートナーは天咲 光由で勝率64.3%。最も勝率の悪いパートナーは渋沢 四季で勝率33.3%。
シングルマッチと逆に、タッグマッチの勝率は、明らかに右肩上がりとなっている。タッグプレイヤーとしては、どんどん戦績が伸びてきている。
2022年に「ゴッデス・オブ・スターダム王座」を戴冠。2023年に新設された「NEW BLOODタッグ王座」を戴冠。勝率だけでなく、タイトルもしっかりと獲得している。
特に渡辺桃選手とのタッグは、相性がよいようで勝率もよい。二人のタッグチーム名は『BLACK DESIRE』。なんか中森明菜が闇落ちしたみたいでかっこいい。
スターライト・キッド ベストバウト
超個人的かつ評価の高い試合をピックアップ。STARDOM WORLDで見れる試合をチョイス。ライバルのAZM、なつぽいは外せない。
▼スターライト・キッド VS AZM
2022.2.23 アオーレ長岡「ハイスピード王座選手権試合」

▼スターライト・キッド VS ジュリア
2022.8.27 後楽園ホール 「5STAR公式戦」

▼スターライト・キッド VS なつぽい
2021.8.29 ベルサール汐留「ハイスピード選手権試合」

スターライト・キッド 関連グッズ
スターライト・キッド選手の魅力を温分に味わいたいなら、スタイルブックをマストバイ。デスぺっちも出てくるよ。
まとめ
スターライト・キッド選手は、スターダムの唯一の覆面レスラーだ。
あ、スーパー・ストロング・スターダム・ジャイアント・マシンがいたから唯一の覆面じゃなかった。
華麗なテクニックとパフォーマンスで観客を魅了しながら、SNSではファッションやいろんなオムライスの写真などを発信しているイマドキの女子だ。鼻以外は、顔も感情も全て曝け出している新しいタイプの覆面レスラー、スターライト・キッド。
メインイベンターとしての回数は2021年から増えてきおり、人気はうなぎのぼり。あとはシングルマッチでの勝率をあげて、実績を積んでいけば、実力・人気ともにスターダムの顔となるに違いない。今後のSLK(キッちゃんは「エス、エル、ケー」って応援する)に大注目だ。試合数が増えてきているので、怪我には気をつけてほしい。
それではみなさん、素晴らしきプロレスライフを!




