【ハイスピード王座】歴代チャンピオンと全タイトルの記録

データで楽しむプロレス歴代チャンピオン

― スターダムの技術とスピードのベルト ―

ハイスピード王座は、その名の通り「スピード」のタイトル。
速さだけじゃなく、技術・反応・判断の速さまで含めて“ハイスピード”。
だからこのベルトを巻けるのは、リング上の処理能力が高い選手だけだ。

今回は、歴代王者から防衛戦、タイトルマッチ回数、勝率までをまとめて集計した。

※集計期間:2007/5〜2025/12の新日、STARDOMの試合

ハイスピード王座とは

ハイスピード王座は、2009年にNEO女子プロレスが創設したタイトル。ベルトのデザインを手がけたのは、なんと華名(現ASUKA)。ここ、すでに強い。

その後、2010年11月19日に管理団体がスターダムへ移籍。第5代王者・夏樹☆たいようから、スターダムのベルトとして本格的に定着した。

そして2023年10月9日、第24代王者・星来芽依の要望により試合形式が30分1本勝負 → 15分1本勝負に改定。よりスピーディで、ミスが許されないタイトルマッチになった。

ハイスピード王座 歴代王者

歴代王者と主な記録をまとめた。
※防衛頻度=防衛戦を平均何日ペースで行っていたか(短いほどハイペース)

歴代王者一覧
歴代王者(年齢)獲得日防衛数日数防衛頻度
初代夏樹☆たいよう(24)09.5.5213846
2フキゲンです★(28)09.9.20114773.5
3夏樹☆たいよう(25)10.2.14328671.5
4Leon(30)10.11.27223979.7
5夏樹☆たいよう(27)11.7.244679135.8
6フキゲンです★(32)13.6.2221070
7夏樹☆たいよう(29)13.12.29312832
8紫雷 イオ(23)14.5.6229297.3
9コグマ(17)15.2.2218442
10スター・ファイヤー(23)15.5.17112964.5
11ロサ・ネグラ(33)15.9.2301818
12岩谷 麻優(22)15.10.11950150.1
13クリス・ウルフ(32)17.2.23514323.8
14シャナ(35)17.7.1602828
15マリー・アパッチェ(37)17.8.13449899.6
16葉月(21)18.12.24820823.1
17フキゲンです★(38)19.7.2002121
18里歩(22)19.8.101351175.5
19AZM(17)20.7.26422044
20なつぽい(25)21.3.3217959.7
21スターライト・キッド21.8.29517829.7
22AZM(19)22.2.231245835.2
23鹿島 沙希(30)23.5.27313533.8
24星来 芽依(21)23.10.9417835.6
25鹿島 沙希(30)24.4.402323
26上谷 沙弥(27)24.4.2729230.7
27星来 芽依(22)24.7.28951451.4
28水森 由菜(36)25.12.2402929

記録チャンピオン
最年少記録17歳コグマ
最年長記録38歳フキゲンです★
最大戴冠回数4回夏樹☆たいよう
最大防衛回数12回AZM
通算最大防衛回数16回AZM
最短防衛期間18日ロサ・ネグラ
最長防衛期間679日夏樹☆たいよう
通算最長防衛期間1231日夏樹☆たいよう

このベルトの“象徴”は2人いる。
ひとりは初代王者・夏樹☆たいよう。タイトル初期の絶対王者として君臨し、通算最長防衛期間1231日(=3.3年!)を記録。もうひとりは、ハイスピードを「スピード×技術」のタイトルとして確立したAZM。最大防衛12回、通算防衛16回は、もはや辞書に載るレベルだ。

次点で星来芽依が通算防衛13回。星来も“ハイスピード王者”の象徴として強い選手だ。

ハイスピード王座 全防衛戦一覧

スターダム管理となった2011年7月24日以降の全防衛戦の記録をまとめた。

王者日付防衛数対戦相手
 夏樹☆たいよう11.7.24獲得Leon
12.3.251紫雷 イオ
12.10.212鹿島 沙希
13.3.33フキゲンです★
13.4.294夕陽
 フキゲンです★13.6.2獲得夏樹☆たいよう
13.7.71岩谷 麻優
13.12.232夕陽
 夏樹☆たいよう13.12.29獲得フキゲンです★
14.2.21フキゲンです★
14.4.62岩谷 麻優
14.4.293フキゲンです★
 紫雷 イオ14.5.6獲得夏樹☆たいよう
14.11.241コグマ
15.1.182フキゲンです★
 コグマ15.2.22獲得紫雷 イオ
15.3.291葉月
 スター・ファイヤー15.5.17獲得コグマ
15.7.261クリス・ウルフ
 ロサ・ネグラ15.9.23獲得スター・ファイヤー
 岩谷 麻優15.10.11獲得ロサ・ネグラ
15.11.231フキゲンです★
16.1.172ケイ・リー・レイ
16.2.213イーヴィー
16.3.124渡辺 桃
16.4.245ディオサ・アテネア
16.5.206カミル
16.6.57花月
16.7.248シャナ
16.11.239サンダー・ロサ
 クリス・ウルフ17.2.23獲得岩谷 麻優
花月
17.3.51葉月
美邑 弘海
17.3.202美邑 弘海
17.4.163エッサ
フキゲンです★
17.5.274ケイ・リー・レイ
17.6.245坂井 澄江
 シャナ17.7.16獲得クリス・ウルフ
 マリー・アパッチェ17.8.13獲得シャナ
17.9.241美邑 弘海
17.12.242スターライト・キッド
18.1.213ケイ・リー・レイ
18.12.24鹿島 沙希
 葉月18.12.24獲得マリー・アパッチェ
19.1.61スターライト・キッド
19.2.172AZM
19.3.93AZM
小波
19.3.284ザイヤ・ブルックサイド
19.4.65ダスト
19.5.56スターライト・キッド
19.5.257フキゲンです★
19.6.98鹿島 沙希
 フキゲンです★19.7.20獲得AZM
葉月
 里歩19.8.10獲得スターライト・キッド
19.9.291フキゲンです★
 AZM20.7.26獲得スターライト・キッド
里歩
20.10.31スターライト・キッド
20.11.152ゴキゲンです☆
20.12.203星来 芽依
21.1.174フキゲンです★
 なつぽい21.3.3獲得AZM
21.3.281スターライト・キッド
21.6.82フキゲンです★
 スターライト・キッド21.8.29獲得なつぽい
21.10.91フキゲンです★
21.11.32渡辺 桃
21.11.273コグマ
21.12.294コグマ
AZM
22.2.15なつぽい
 AZM22.2.23獲得スターライト・キッド
22.3.271なつぽい
コグマ
22.4.292駿河 メイ
22.5.83コグマ
22.5.284テクラ
22.7.95向後 桃
22.7.246吏南
22.9.247フキゲンです★
葉月
22.11.198花園 桃花
22.12.299清水 ひかり
23.3.410スターライト・キッド
23.4.1411鹿島 沙希
23.5.412星来 芽依
 鹿島 沙希23.5.27獲得フキゲンです★
AZM
23.7.21フキゲンです★
23.8.132コグマ
23.9.33向後 桃
 星来 芽依23.10.9獲得鹿島 沙希
23.11.181花園 桃花
23.12.22テクラ
24.1.203フキゲンです★
24.2.44葉月
 鹿島 沙希24.4.4獲得星来 芽依
ラム会長
 上谷 沙弥24.4.27獲得フキゲンです★
鹿島 沙希
飯田 沙耶
24.5.181飯田 沙耶
 星来 芽依24.7.28獲得上谷 沙弥
24.9.81ジーナ
24.10.272水森 由菜
24.12.243向後 桃
25.1.134鹿島 沙希
25.3.35フキゲンです★
25.7.246炎華
25.9.107水森 由菜
25.10.278月山 和香
25.11.39葉月
 水森 由菜25.12.24獲得星来 芽依
時間タイトルマッチ
平均試合時間 0:09:35
最短試合時間 0:01:47星来 芽依 vs フキゲンです★
最長試合時間 0:30:00夏樹☆たいよう vs フキゲンです★
スターライト・キッド vs なつぽい

試合時間の傾向でベルトの性格が一発でわかる。平均9分台。まさにハイスピード。しかも、最短は1分47秒。タイトルマッチでも一瞬で決まる。「ハイスピード=目を離した方が負け」なのである。

そしてフキゲンです★は、2013年3月に初挑戦して、直近では2025年3月にも挑戦。12年間ハイスピードに関わり続ける“ハイスピードの長老”だ。長老なのに、試合は最短で終わらせる。怖い。

ハイスピード王座 タイトルマッチ回数 TOP10

ハイスピード王座のタイトルマッチ回数が多い選手は誰か?
挑戦・防衛を含めた回数でランキングを見てみよう。

RankNAMECOUNT
1AZM24
2フキゲンです★22
3星来 芽依19
4葉月15
5スターライト・キッド15
6岩谷 麻優13
7鹿島 沙希12
8夏樹☆たいよう11
9コグマ9
10クリス・ウルフ8

上位はAZM、フキゲン、星来芽依。「ハイスピードと言えばこの人たち」という納得の並びだ。

なお、フキゲンです★は回数は多いが、最大防衛は2回(勝率18%)。つまり “出場数は多いのに勝てない”。ハイスピード界の、勝てない常連枠である(それもまた味)。

ハイスピード王座 選手別勝率 TOP10

ハイスピード王座に「強い」選手は誰か?タイトルマッチの勝率でランキング化!

RankPlayerRate
1マリー・アパッチェ651083.3%
2岩谷 麻優13103076.9%
3AZM24186075%
4クリス・ウルフ862075%
5夏樹☆たいよう1182172.7%
6星来 芽依19135168.4%
7スター・ファイヤー321066.7%
8里歩321066.7%
9上谷 沙弥321066.7%
10葉月1596060%

1位は、まさかのマリー・アパッチェ(83.3%)。……強い。誰だ…。マリー・アパッチェはAAA出身のメキシコ選手で、アパッチェ一家の一員。グラン・アパッチェとレディ・アパッチェの娘でもある。つまり、誰だ…。何はともあれとにかく強いということだ。

2位は岩谷麻優。スターダムの“アイコン”は、ハイスピードでも普通に強い。万能型って、こういうことだ。3位はAZMパイセン。これだけのタイトルマッチ数をこなした上での、この勝率。さすが高速爆弾娘の異名を持つだけある。

まとめ

ハイスピード王座は、スピードだけでなく技術と判断力まで問われる“処理能力のベルト”だ。
平均試合時間は9分台、最短1分47秒で決まることもあり、一瞬の油断が命取りになる。
歴史を象徴するのは夏樹☆たいようとAZM、そして星来芽依が続きつつ、勝率1位はまさかのマリー・アパッチェだった。