【NEVER無差別級王座】歴代チャンピオンと全タイトルマッチの記録

データで楽しむプロレス歴代チャンピオン

NEVER無差別級王座といえば、ゴツゴツした正面からぶつかり合うゴリゴリのタイトルという印象がある。IWGP世界ヘビーがキャリア組だとしたら、NEVER無差別級王座は雑草から成り上がったノンキャリア組の最高峰のタイトルだ。

なぜそんな印象のタイトルになっているのか。
NEVER無差別級王座の歴代王者から全タイトルマッチの勝率まで、様々な記録を深掘りしてみよう。

※集計期間:2007.5〜2026.5.31(新日、STARDOM)

NEVER無差別級王座とは

「NEVER」という名称は「N=New blood」「E=Evolution」「V=Valiantly」「E=Eternal」「R=Radical」の略称だ。つまり、新しい血が、進化し、勇敢に、永遠に、根本的に、という意味だ。ちょっとよくわからない。もはや誰も正確に言える人はいないに違いない。だって、「E」が2つも入っているし。

もともとはNew Bloodということで、新世代の若手育成の興行から始まっている。そして、内藤哲也がNEVERのタイトルを提唱。2012年に初代王者決定トーナメントが行われた。しかし、提唱者である内藤哲也は高橋裕二郎の襲撃にあい、膝を負傷し長期離脱。提唱者なきトーナメントが実施されることとなる。

そう、実はNEVERは若手選手たちのベルトだったのである。もはや全然ちがうゴツゴツしたベルトになってるけど。そういえば『NJPW WORLD認定TV王座』も最初は同じようなことを言っていたような、、、

NEVER無差別級王座 歴代王者

歴代のNEVER無差別級チャンピオンと、主な記録を集計。
防衛頻度は、防衛戦を何日ペースで行っているかの平均日数。少なければ少ないほど頻繁にタイトルマッチを行っている。

歴代チャンピオンの記録を見てみると、NEVERは防衛回数が少なく、頻繁にタイトルが入れ替わっている。そして、リマッチの数がやたら多い。

歴代王者(年齢)獲得日防衛数日数防衛頻度
田中将斗(39)12.11.19431462.8
2内藤哲也(31)13.9.29213545
3石井智宏(38)14.2.11413827.6
4高橋裕二郎(33)14.6.29110653
5石井智宏(38)14.10.1318341.5
6真壁刀義(42)15.1.404141
7石井智宏(39)15.2.1407474
8真壁刀義(42)15.4.29216655.3
9石井智宏(39)15.10.1218442
10柴田勝頼(36)16.1.4312030
11永田裕志(48)16.5.304747
12柴田勝頼(36)16.6.19313934.8
13EVIL(29)16.11.501010
14柴田勝頼(36)16.11.1505050
15後藤洋央紀(37)17.1.4311328.3
16鈴木みのる(48)17.4.27425250.4
17後藤洋央紀(38)18.1.4315639
18マイケル・エルガン(31)18.6.9088
19後藤洋央紀(38)18.6.1719246
20タイチ(38)18.9.1704747
21後藤洋央紀(39)18.11.303636
22飯伏幸太(36)18.12.902626
23ウィル・オスプレイ(25)19.1.419246
24ジェフ・コブ(36)19.4.602727
25タイチ(39)19.5.303737
26石井智宏(43)19.6.908383
27KENTA(38)19.8.31212742.3
28後藤洋央紀(40)20.1.502727
29鷹木信悟(37)20.2.1321052.5
30鈴木みのる(52)20.8.2907070
31鷹木信悟(37)20.11.718442
32棚橋弘至(44)21.1.3019346.5
33ジェイ・ホワイト(28)21.5.3119497
34石井智宏(45)21.11.1405151
35EVIL(34)22.1.4211739
36タマ・トンガ(39)22.5.104242
37カール・アンダーソン(42)22.6.12220668.7
38タマ・トンガ(40)23.1.4111959.5
39デビッド・フィンレー(29)23.5.3115979.5
40タマ・トンガ(40)23.10.901919
41鷹木信悟(40)23.10.2816834
42タマ・トンガ(41)24.1.401616
43EVIL(36)24.1.2017738.5
44鷹木信悟(41)24.4.637117.8
45HENARE(31)24.6.16110552.5
46鷹木信悟(41)24.9.2919748.5
47KONOSUKE TAKESHITA(29)25.1.4616223.1
48ボルチン・オレッグ(32)25.6.15212040
49EVIL(38)25.10.1308383
50ウルフアロン(29)26.1.403838
51成田蓮(28)26.2.11112160.5

タイトル統計

年齢・最速記録

最年少戴冠25歳ウィル・オスプレイ
最年長戴冠48歳鈴木みのる
デビュー最速戴冠0.0年ウルフアロン

防衛回数記録

最大戴冠回数 TOP36回石井智宏
5回後藤洋央紀
鷹木信悟
4回EVIL
タマ・トンガ
連続防衛回数 TOP36回KONOSUKE TAKESHITA
4回石井智宏
田中将斗
鈴木みのる
3回後藤洋央紀
柴田勝頼
鷹木信悟
通算最大防衛回数 TOP39回鷹木信悟
7回後藤洋央紀
6回柴田勝頼
石井智宏
KONOSUKE TAKESHITA

保持日数記録

最短保持日数8日マイケル・エルガン
最長保持日数 TOP3314日田中将斗
252日鈴木みのる
210日鷹木信悟
通算最長保持日数 TOP3530日鷹木信悟
513日石井智宏
424日後藤洋央紀
最長王座期間3347日EVIL

どこでNEVERがゴツゴツし始めたのか。
それは紛れもなく第3代王者の石井智宏選手のせいだ。2014年に初戴冠したのち、2021年まで計6回もチャンピオンになり、通算防衛記録は513日と歴代2位となっている。NEVERが石井選手の色が強いのは、記録にもしっかりと表れている。

次に戴冠回数が多いのが、後藤洋央紀、鷹木信悟の5回。もうそりゃゴツゴツする訳です。逆にオスプレイやジェイ・ホワイト、飯伏幸太といったゴツゴツではない選手もチャンピオンにはなっている。

NEVERの防衛回数は少ない。2012年からの13年間で最大防衛回数は6回が1名、4回が3名。これは2021年に始まったIWGP世界ヘビー級王座が、すでに防衛回数4回達成者が3人いることと比較すると、かなり短命のタイトルであると言える。防衛回数が0回のチャンピオンは48王者中18名。37%の王者は1度も防衛できずにタイトルを落としているということだ。NEVERがとても移ろいやすいベルトであることがここでもわかる。

NEVER無差別級王座 全防衛戦一覧

NEVER無差別級のすべてのタイトルマッチを記載。NEVER無差別級王座の戦いの歴史をチェックしてみよう!多すぎるから見づらい!

最多挑戦は 石井智宏(13回)。
最多カードは真壁刀義 vs 石井智宏(4回)。

 初代 田中将斗 (4回防衛)
 第2代 内藤哲也 (2回防衛)
 第3代 石井智宏 (4回防衛)
 第4代 高橋裕二郎 (1回防衛)
 第5代 石井智宏 (1回防衛)
 第6代 真壁刀義
 第7代 石井智宏
 第8代 真壁刀義 (2回防衛)
 第9代 石井智宏 (1回防衛)
 第10代 柴田勝頼 (3回防衛)
 第11代 永田裕志
 第12代 柴田勝頼 (3回防衛)
 第13代 EVIL
 第14代 柴田勝頼
 第15代 後藤洋央紀 (3回防衛)
 第16代 鈴木みのる (4回防衛)
 第17代 後藤洋央紀 (3回防衛)
 第18代 マイケル・エルガン
 第19代 後藤洋央紀 (1回防衛)
 第20代 タイチ
 第21代 後藤洋央紀
 第22代 飯伏幸太
 第23代 ウィル・オスプレイ (1回防衛)
 第24代 ジェフ・コブ
 第25代 タイチ
 第26代 石井智宏
 第27代 KENTA (2回防衛)
 第28代 後藤洋央紀
 第29代 鷹木信悟 (3回防衛)
 第30代 鈴木みのる
 第31代 鷹木信悟 (1回防衛)
 第32代 棚橋弘至 (1回防衛)
 第33代 ジェイ・ホワイト (1回防衛)
 第35代 EVIL (2回防衛)
 第36代 タマ・トンガ
 第37代 カール・アンダーソン (2回防衛)
 第38代 タマ・トンガ (1回防衛)
 第39代 デビッド・フィンレー (1回防衛)
 第40代 タマ・トンガ
 第41代 鷹木信悟 (1回防衛)
 第42代 タマ・トンガ
 第43代 EVIL (1回防衛)
 第44代 鷹木信悟 (3回防衛)
 第45代 HENARE (1回防衛)
 第46代 鷹木信悟 (1回防衛)
 第47代 KONOSUKE TAKESHITA (6回防衛)
 第48代 ボルチン・オレッグ (2回防衛)
 第49代 EVIL
 第50代 ウルフアロン
 第51代 成田蓮 (1回防衛)

タイトルマッチ統計

時間タイトルマッチ
平均時間 0:17:32
最短試合 0:02:08成田蓮 vs ウルフアロン
最長試合 0:39:01ジェイ・ホワイト vs 棚橋弘至

NEVER無差別級王座はリマッチがかなり多いことがわかる。

2015年なんか「石井vs真壁」が1年で4回もタイトルマッチで組まれている。また、前チャンピオンがタイトルを取り返したのはなんと14回。歴代46代のチャンピオンのうち、30%が前チャンピオンの返り咲きになっている。

また、平均試合時間は18分程度。IWGP世界ヘビーの平均試合時間の28分と比較すると、かなり短い。試合の最初からゴツゴツした削り合いが多いため、試合時間が短いのかもしれない。ゴツゴツした試合をもっともっとみていたい。

今後のNEVERでは、鷹木選手の最大防衛回数の更新を期待したい。

NEVER無差別級王座 タイトルマッチ回数 TOP30

NEVER無差別級王座のタイトルマッチ回数が多い選手は誰なのか?
タイトルマッチ数が多い選手でランキングを集計!

NEVER無差別級王座を最も多く戦ったのは石井智宏(25回)

NAMECOUNT
1石井智宏25
2鷹木信悟19回
3後藤洋央紀19回
4柴田勝頼12回
5EVIL12回
6タマ・トンガ9回
7KONOSUKE TAKESHITA8回
8鈴木みのる8回
9田中将斗7回
10ボルチン・オレッグ6回

TOP3位が石井、後藤、鷹木の3選手。いずれもNEVER無差別級の戴冠回数が多い選手だ。

チャレンジした回数が多いほど結果が出る、といういい話だ。無骨に何度もチャレンジしている選手が、何度もチャンピオンになっているのだ。

NEVER無差別級王座 選手別勝率 TOP30

NEVER無差別級のタイトルマッチに強い選手は誰なのか?
タイトルマッチの勝率でランキング集計!

NEVER無差別級王座で最も勝率が良いのは成田蓮(100%)

PlayerRate
1成田蓮2200100%
2KONOSUKE TAKESHITA871087.5%
3真壁刀義541080%
4柴田勝頼1293075%
5鈴木みのる862075%
6KENTA431075%
7田中将斗752071.4%
8鷹木信悟19135168.4%
9ジェイ・ホワイト321066.7%
10ウィル・オスプレイ321066.7%

NEVER無差別級のタイトルマッチの勝率TOPは、KONOSUKE TAKESHITA選手で驚異の87.5%の勝率である。1発でタイトル奪取に成功し、最高防衛回数を樹立したためこの記録となっている。

2位は勝率80%で真壁刀義選手。
そして、なんと5試合中4試合が石井選手とのタイトルマッチ。石井率も80%である。

3位は勝率75%で柴田勝頼選手
柴田選手は2016年にNEVER初挑戦で獲得後、連続12タイトルマッチを行っている。これは連続タイトルマッチ数では最高回数である。

意外なのはNEVERの象徴と言ってもいい石井智宏選手の勝率だ。なんと勝率50%。2022年にEVIL選手相手に負けて以来、NEVERの挑戦からは遠ざかっている。

近年のNEVERの顔となりつつある鷹木選手と、NEVERの象徴である石井選手のタイトルマッチをみてみたい。とんでもない試合になることは間違いない。