『ワンダー・オブ・スターダム王座』歴代チャンピオンと全試合記録

データで楽しむプロレス歴代チャンピオン

スターダムで「白いベルト」として知られる多くの名勝負と伝説を生み出してきたワンダー・オブ・スターダム王座。

初代王者・愛川ゆず季から始まり、紫雷イオ、上谷沙弥と、数々の激戦の記録がこのベルトに刻まれている。現王者スターライト・キッドもまた、その歴史に新たなページを加えている。

『ワンダー・オブ・スターダム王座』の歴代チャンピオンや全防衛戦の記録を通じて、その輝かしい歴史と選手たちの熱い闘いを振り返ってみる。スターダムの白いベルトが紡いできた物語を、ぜひご堪能あれ!

※集計期間:2007/5〜2026/1の新日、STARDOMの試合

ワンダー・オブ・スターダム王座とは

女子プロレス界において、スターダムの“白いベルト”といえば、誰もが思い浮かべるのがワンダー・オブ・スターダム王座
この王座は2011年6月26日、新日本木場1stRINGでの大会にて創設され、以降“スターダムの象徴”として数多くのスター選手たちが争ってきた、名誉あるタイトルである。

白を基調にしたベルトのデザインは、かつての全日本女子プロレス「オールパシフィック王座」へのリスペクトと、スターダムの名にある“スター(星)”を象徴するシルバースターのプレート。ファンの間ではその姿から「白いベルト」と呼ばれ、赤いベルト(ワールド・オブ・スターダム王座)と並ぶ二大王座として親しまれている。

初代王者には、愛川ゆず季が就任。以降も紫雷イオ(現・イヨ・スカイ)、宝城カイリ(現・KAIRI)、中野たむ、渡辺桃など、多くの人気選手・実力派選手が歴代王者として名を連ねてきた。

初代王者・愛川ゆず季は8度防衛した後に引退。引退試合にて初代ベルトが贈呈されることとなった。次のチャンピオンのダーク・エンジェルから2代目ベルトとなっている。

このページでは、そんなワンダー・オブ・スターダム王座の歴代王者一覧を、彼女たちの熱い戦いとともに紹介していく。
スターダムの白いベルトの歴史をたどれば、女子プロレスの進化が見えてくる——。

ワンダー・オブ・スターダム王座 歴代王者

歴代のワンダー・オブ・スターダム王座と、主な記録を集計。
防衛頻度は、防衛戦を何日ペースで行っているかの平均日数。少なければ少ないほど頻繁にタイトルマッチを行っている。

歴代王者一覧
歴代王者(年齢)獲得日防衛数日数防衛頻度
初代愛川 ゆず季(28)11.7.24861868.7
2ダーク・エンジェル(34)13.4.29318947.3
3安川 惡斗(26)13.11.4426553
4岩谷 麻優(21)14.7.27217558.3
5安川 惡斗(28)15.1.1805959
6紫雷 イオ(25)15.5.18718923.6
7サンタナ・ギャレット(27)15.11.23917417.4
8KAIRI(27)16.5.15836440.4
9岩谷 麻優(24)17.5.14213244
10美闘 陽子(30)17.9.2325719
11紫雷 イオ(27)17.11.191018516.8
12渡辺 桃(18)18.5.231335825.6
13星輝 ありさ(23)19.5.161037033.6
14ジュリア(26)20.7.26622031.4
15中野 たむ(32)21.3.3630143
16上谷 沙弥(25)21.12.291548030
17白川 未奈(35)23.4.2313417
18中野 たむ(35)23.5.2703636
19MIRAI(23)23.7.2318045
20安納 サオリ(32)23.12.29317644
21岩田 美香(28)24.6.2202323
22安納 サオリ(33)24.7.1501212
23なつぽい(29)24.7.27215551.7
24スターライト・キッド24.12.29630944.1
25小波(29)25.11.30101101

『ワンダー・オブ・スターダム王座』の主な記録
記録チャンピオン
最年少戴冠18歳渡辺 桃
最年長戴冠35歳白川 未奈
デビュー最速戴冠266日愛川 ゆず季
最大戴冠回数2回中野 たむ
安川 惡斗
安納 サオリ
岩谷 麻優
紫雷 イオ
最大防衛回数 TOP315回上谷 沙弥
13回渡辺 桃
10回星輝 ありさ
紫雷 イオ
通算最大防衛回数 TOP317回紫雷 イオ
15回上谷 沙弥
13回渡辺 桃
最短防衛日数12日安納 サオリ
最長防衛日数 TOP3618日愛川 ゆず季
480日上谷 沙弥
370日星輝 ありさ
通算最長防衛日数 TOP3618日愛川 ゆず季
480日上谷 沙弥
374日紫雷 イオ

初代王者・愛川ゆず季が618日という通算最長防衛期間を保持し続けている。2年近くずっと防衛している。ワールド・オブ・スターダムも最長防衛記録は初代王者の高橋奈七永である。初期の頃はタイトルマッチの頻度が今より少なくタイトルの移動が起こりづらい傾向があった。

また、最大防衛記録は上谷沙弥の15回。防衛期間は480日と1年以上持ち続けていた。

ちなみに最年長記録は、『ワンダー・オブ・スターダム』も『ワールド・オブ・スターダム』も中野たむ選手だ。

ワンダー・オブ・スターダム王座 全防衛戦一覧

ワンダー・オブ・スターダム王座のすべてのタイトルマッチを記載。ワンダー・オブ・スターダム王座の戦いの防衛戦の歴史をチェックしてみよう!

王者防衛数日付対戦相手
 初代 愛川 ゆず季
WIN11.7.24世Ⅳ虎
111.9.25紫雷 イオ
211.12.23星輝 ありさ
312.2.26脇澤 美穂
412.8.5美闘 陽子
512.10.14安川 惡斗
613.1.14KAIRI
713.2.10翔月 なつみ
813.3.31安川 惡斗
 第2代 ダーク・エンジェル
WIN13.4.29安川 惡斗
113.5.19脇澤 美穂
213.6.2夕陽
313.8.17彩羽 匠
 第3代 安川 惡斗
WIN13.11.4ダーク・エンジェル
113.12.29ケリー・スケーター
214.1.26KAIRI
314.2.16彩羽 匠
414.3.16夕陽
 第4代 岩谷 麻優
WIN14.7.27脇澤 美穂
114.11.3脇澤 美穂
214.11.24ミスティク
 第5代 安川 惡斗
WIN15.1.18岩谷 麻優
 第6代 紫雷 イオ
WIN15.6.20スター・ファイヤー
115.7.19ニッキー・ストーム
215.9.9クイーン・マヤ
315.10.4ハドソン・インヴィー
415.10.11ダーク・エンジェル
515.10.17ミア・イム
615.11.15仙台 幸子
 第7代 サンタナ・ギャレット
WIN15.11.23紫雷 イオ
115.12.5MJ・ナイト
グレース・ストーム
シャナイア・アリアーナ
215.12.5MJ・ナイト
315.12.9シャナイア・アリアーナ
415.12.27タミー・リン
516.1.16バービー・ヘイデン
616.1.30ラクエル
716.2.21KAIRI
816.3.12ラクエル
916.3.13タミー・リン
 第8代 KAIRI
WIN16.5.15サンタナ・ギャレット
116.7.24バイパー
216.8.5チェルシー
316.10.30チェルシー・グリーン
416.12.9葉月
517.1.29ニクソン・ニューウェル
617.2.23ジャングル叫女
717.3.26小波
817.4.22木村 花
 第9代 岩谷 麻優
WIN17.5.14KAIRI
117.6.11木村 花
217.7.23バイパー
 第10代 美闘 陽子
WIN17.9.23岩谷 麻優
117.9.24ジャングル叫女
217.10.17彩羽 匠
 第11代 紫雷 イオ
WIN17.11.19美闘 陽子
117.11.26シャーダネー
217.12.10ケリー・クライン
317.12.24葉月
418.1.13レイチェル・エラリング
518.2.4ニコル・サボイ
618.2.18渡辺 桃
718.3.31ビー・プレストリー
818.4.14マリー・アパッチェ
918.4.21マルティナ
1018.5.5花月
 第12代 渡辺 桃
WIN18.5.23紫雷 イオ
118.6.17ジャングル叫女
218.6.23ディオナ・プラゾ
318.7.16葉月
418.8.12鹿島 沙希
 第12代 花月
WIN18.9.30渡辺 桃
 第12代 渡辺 桃
WIN18.10.23岩谷 麻優
118.11.25夏 すみれ
218.12.16刀羅 ナツコ
319.1.14中野 たむ
419.2.2ジェイミー・ヘイター
519.3.3ジャングル叫女
619.3.28アンドラス宮城
719.4.6林下 詩美
 第13代 星輝 ありさ
WIN19.5.16渡辺 桃
119.6.16中野 たむ
219.6.30Roxxy
319.7.24葉月
419.8.10ジャングル叫女
519.9.29エバリー
619.10.14花月
719.11.4ジェイミー・ヘイター
819.12.24小波
920.1.19林下 詩美
1020.2.8ビー・プレストリー
 第14代 ジュリア
WIN20.7.26中野 たむ
120.10.3中野 たむ
220.10.29ひめか
320.11.15小波
420.12.20朱里
521.1.17刀羅 ナツコ
621.2.13スターライト・キッド
 第15代 中野 たむ
WIN21.3.3ジュリア
121.4.4なつぽい
221.7.4上谷 沙弥
321.7.21スターライト・キッド
421.10.9岩谷 麻優
521.11.3ウナギ・サヤカ
621.11.27白川 未奈
 第16代 上谷 沙弥
WIN21.12.29中野 たむ
122.1.29ウナギ・サヤカ
222.2.23なつぽい
322.3.26林下 詩美
422.3.27中野 たむ
522.5.5舞華
622.5.28MIRAI
722.7.9スターライト・キッド
822.7.24SAKI
922.8.21ひめか
1022.11.3白川 未奈
1122.11.19KAIRI
1222.12.29梅咲 遥
1323.1.8壮麗 亜美
1423.2.4渡辺 桃
1523.3.4葉月
 第17代 白川 未奈
WIN23.4.23上谷 沙弥
123.5.4なつぽい
 第18代 中野 たむ
WIN23.5.27白川 未奈
 第19代 MIRAI
WIN23.7.2中野 たむ
123.9.3小波
223.10.9渡辺 桃
323.11.18安納 サオリ
 第20代 安納 サオリ
WIN23.12.29MIRAI
124.2.4スターライト・キッド
224.4.27羽南
324.5.18壮麗 亜美
 第21代 岩田 美香
WIN24.6.22安納 サオリ
 第22代 安納 サオリ
WIN24.7.15岩田 美香
 第23代 なつぽい
WIN24.7.27安納 サオリ
124.9.14葉月
224.10.5テクラ
 第24代 スターライト・キッド
WIN24.12.29なつぽい
125.2.24吏南
225.3.15小波
325.4.27AZM
425.5.21HANAKO
525.7.21安納 サオリ
625.9.6稲葉 ともか
 第25代 小波
WIN25.11.3スターライト・キッド
125.12.29飯田 沙耶
226.1.21吏南
時間タイトルマッチ
平均試合時間 0:17:23
最短試合時間 0:05:20安川 惡斗 vs ケリー・スケーター
最長試合時間 0:30:00美闘 陽子 vs 彩羽 匠
ジュリア vs 朱里
中野 たむ vs 岩谷 麻優
上谷 沙弥 vs KAIRI
MIRAI vs 安納 サオリ

上谷沙弥がタイトルを落としてから、ワンダー・オブ・スターダムの連続防衛記録はなかなか伸びない状況となっている。白のベルトの防衛記録が伸ばしにくくなっているようだ。2024.12.29からスターライト・キッドが一時代を築いていたが、一度タイトルを岩田美香に負けて落としているため、防衛記録は伸びなかった。

ワンダー・オブ・スターダムのベルトを1度巻いた選手は、赤のベルト・ワールド・オブ・スターダム戦線へ移動することが多く、何度も白のベルトを巻いている選手は多くない。

それにしても30分時間切れ引き分けが多い!!

ワンダー・オブ・スターダム王座 タイトルマッチ回数 TOP30

ワンダー・オブ・スターダム王座のタイトルマッチが多い選手は誰なのか?
タイトルマッチ数が多い選手でランキングを集計!

RankNAMECOUNT
1紫雷 イオ22
2渡辺 桃18
3上谷 沙弥18
4中野 たむ15
5KAIRI14
6スターライト・キッド12
7星輝 ありさ12
8サンタナ・ギャレット11
9岩谷 麻優10
10安納 サオリ9
11愛川 ゆず季9
12安川 惡斗9
13小波8
14ジュリア8
15なつぽい7
16ダーク・エンジェル6
17葉月6
18MIRAI6
19ジャングル叫女5
20白川 未奈5
21美闘 陽子5
22脇澤 美穂4
23林下 詩美3
24花月3
25彩羽 匠3
26タミー・リン2
27壮麗 亜美2
28刀羅 ナツコ2
29岩田 美香2
30MJ・ナイト2

当然、防衛回数が多い選手が上位にノミネートしている。通算最大防衛回数17回の紫雷イオが、TOPにランクイン。この記録を追うのが渡辺桃だ。

また、中野たむ選手は防衛回数のみならず挑戦回数も多く上位にランクインしている。

ワンダー・オブ・スターダム王座 選手別勝率 TOP30

ワンダー・オブ・スターダム王座タイトルマッチに強い選手は誰なのか?
タイトルマッチの勝率でランキング集計!

RankPlayerRate
1愛川 ゆず季9900100%
2星輝 ありさ12111091.7%
3サンタナ・ギャレット11101090.9%
4上谷 沙弥18162088.9%
5ジュリア871087.5%
6紫雷 イオ22193086.4%
7渡辺 桃18135072.2%
8安川 惡斗963066.7%
9MIRAI642066.7%
10ダーク・エンジェル642066.7%
11KAIRI1495064.3%
12岩谷 麻優1064060%
13美闘 陽子532060%
14スターライト・キッド1275058.3%
15安納 サオリ954055.6%
16中野 たむ1587053.3%
17岩田 美香211050%
18なつぽい734042.9%
19白川 未奈523040%
20小波835037.5%
21花月312033.3%
22葉月60600%
23ジャングル叫女50500%
24脇澤 美穂40400%
25林下 詩美30300%
26彩羽 匠30300%
27ビー・プレストリー20200%
28木村 花20200%
29ラクエル20200%
30シャナイア・アリアーナ20200%

愛川ゆず季は初代王者にして、そのまま負けることなく引退。勝率100%という誰も到達できない記録を打ち立てている。続いて、星輝ありさ、サンタナ・ギャレットと連続防衛記録が長い選手が続いている。また、ジュリアも防衛記録はそこまで伸びてはいないが、初挑戦で獲得しベルトを失う1敗のみとなっている。

逆に、葉月は6回挑戦し、いまだ一度もタイトルを獲得していない。十分な実力がありながら、白のベルト王者にはなれていない。葉月のシングルベルト戴冠がすごくみたい。

まとめ

白いベルト――それはスターダムにおける「夢」と「誇り」の象徴。
王者たちの信念と覚悟がぶつかり合うこの王座は、ただのタイトルではなく、選手たちの生き様そのものを映し出している。王者になるだけでなく、王者として白いベルトをどうやって自分の色に染めていくのかもチャンピオンに課せられた試練だ。

今後も白の物語からは目が離せない。では、素晴らしきプロレスライフを!