― いちばん“強かった”のは誰だ ―
シングルマッチの勝率ランキングは、その年、いちばん強かったレスラーは誰かを端的に示す指標だ。
派手さや話題性ではなく、純粋に「勝ったか、負けたか」。2025年、新日本プロレスで最も強かった選手は誰なのか。シングルマッチ10試合以上を行った選手を対象に、ランキングにまとめてみた。
【新日本プロレス】2025年 シングルマッチ勝率ランキング
| Rank | Player | 計 | 勝 | 敗 | 分 | Rate |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 1 | KONOSUKE TAKESHITA | 23 | 18 | 4 | 1 | 78.3% |
| 2 | エル・デスペラード | 20 | 15 | 5 | 0 | 75% |
| 3 | 後藤 洋央紀 | 10 | 7 | 2 | 1 | 70% |
| 4 | 村島 克哉 | 16 | 11 | 4 | 1 | 68.8% |
| 5 | ザック・セイバーJr. | 22 | 15 | 6 | 1 | 68.2% |
| 6 | 棚橋 弘至 | 39 | 25 | 12 | 2 | 64.1% |
| 7 | 辻 陽太 | 22 | 14 | 7 | 1 | 63.6% |
| 8 | EVIL | 19 | 12 | 7 | 0 | 63.2% |
| 9 | 海野 翔太 | 22 | 13 | 9 | 0 | 59.1% |
| 10 | 上村 優也 | 17 | 10 | 7 | 0 | 58.8% |
※新日マットでシングルマッチ10試合以上をした選手を集計
1位 TAKESHITA KONOSUKE
2025年の最強レスラーはTAKESHITA。G1 CLIMAX優勝、IWGP世界ヘビー級王座戴冠。この1位は文句なしだ。ただし、意外にも4敗を喫している。『G1 CLIMAX』ではエル・ファンタズモ、ザック・セイバーJr.、海野翔太に敗北。さらにNEVER無差別級王座戦でボルチンにも敗れている。ちなみにボルチンには負け越し。最強にも、相性はある。
2位 エル・デスペラード
2024年と同じシングル勝率75%を記録し、キャリア最高勝率を2年連続で更新。まさに絶好調。
敗北の内訳は
- ・『BOSJ』でYOH、ニック・ウェイン、石森太二
- ・『IWGPジュニア王座戦』でDOUKI
- ・棚橋弘至ファイナルロード
負け方を見ても、相手が濃い。数字ももちろんだが、数字以上に、試合内容が評価される一年だった。
3位 後藤洋央紀
後藤革命が起きた2025年。勝率でも3位にランクイン。G1は怪我で欠場していたため試合数は少なめだが、敗北はIWGP世界ヘビー級王座戦でザック、TAKESHITAに敗れたのみ。なお、ザックとのIWGP世界ヘビーのタイトルマッチでのダブルフォール引き分けは賛否両論だったが、後藤の一年を象徴する試合でもあった。
4位 村島克哉
ヤングライオンが4位という衝撃。これは頭ひとつ抜けたと言っていい。永井に6勝、安田に4勝、松本に1勝。小田島大樹とは時間切れ引き分け。敗北はタイガーマスク2回、棚橋・海野に各1回。相手の格を考えると、かなり立派な数字だ。
5位 ザック・セイバーJr.
今年もザックは強かった。ただし、昨年の80%からはややダウン。ザック対策がされ始めているのかもしれない。『G1 CLIMAX』で成田、海野、TAKESHITAに敗北。『IWGP世界ヘビー』でTAKESHITA、後藤に敗れ、『NEW JAPAN CUP』ではフィンレーにも敗れている。
それでも外国人選手として初の東京ドーム・メイン2連勝という歴史的快挙を成し遂げた一年でもある。
6位 棚橋弘至
ファイナルロードで39試合のシングルを敢行。この試合数だけでも異常値だ。
所属選手全員とのシングルは叶わなかったが、限りなくそれに近い一年。ファイナルロードで棚橋を越えられなかった相手として、フィンレー、コブ、O-Khan、Yuto-Ice、タイチらが挙がる。エースは最後まで壁となって立ちはだかった。
全てを出し切ってやりきった1年だった。
7位 辻陽太
2025年IWGP GLOBAL王者。最多防衛6回、最多連続防衛4回、最多戴冠2回とGLOBALの記録を総なめ。まさに辻の勢いを感じる1年だった。ただし、EVILには『G1 CLIMAX』で2敗、『NEW JAPAN CUP』で1敗。闇の王が天敵なのかもしれない。
8位 EVIL
今年も介入、反則、何でもあり。G1ではファレ帯同で決勝進出、NEVER無差別級王座も戴冠。大暗躍している。辻から3勝、ボルチンから2勝、粛清の夜ではシュンスカイウォーカーにも勝利。一方で『G1 CLIMAX』の同門対決ではSANADAに敗れている。
9位 海野翔太
東京ドーム・メインの敗北から始まった2025年。春にはセカンドチャプターに突入。
『NEW JAPAN CUP』で3勝、『G1 CLIMAX』で5勝。さらにクラウディオ・カスタニョーリ、棚橋弘至、OSKARからも勝利。しかし、G1終了後はタッグでの活躍が多くシングルでの活躍は少なかった。
10位 上村優也
2025年の上村は派手な実績こそないが、『G1 CLIMAX』で5勝、『NEW JAPAN CUP』で2勝と堅実な結果を残している。ただし辻、フィンレーには2連敗。主役争いでは、やや一歩遅れた印象だ。
2024年のランキング
| Rank | Player | 計 | 勝 | 敗 | 分 | Rate |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 1 | ザック・セイバーJr. | 25 | 20 | 5 | 0 | 80% |
| 2 | デビッド・フィンレー | 24 | 19 | 5 | 0 | 79.2% |
| 3 | エル・デスペラード | 16 | 12 | 4 | 0 | 75% |
| 4 | DOUKI | 20 | 14 | 6 | 0 | 70% |
| 5 | 内藤 哲也 | 20 | 13 | 7 | 0 | 65% |
| 6 | 辻 陽太 | 25 | 15 | 8 | 2 | 60% |
| 7 | ボルチン・オレッグ | 15 | 9 | 6 | 0 | 60% |
| 8 | ジェフ・コブ | 17 | 10 | 5 | 2 | 58.8% |
| 9 | 石森 太二 | 16 | 9 | 5 | 1 | 56.3% |
| 10 | ドリラ・モロニー | 11 | 6 | 5 | 0 | 54.5% |
2024年はザックの絶対王者感が際立っていた。そして2024年も2025年も、G1優勝者がシングル勝率1位 → 新王者誕生という流れ。この法則が続くなら、2026年もまた——という期待をしてしまう。
まとめ
2025年のシングル勝率ランキングは、「強さ」と「物語」がきれいに一致した一年だった。勝率は嘘をつかない。だが、その数字の裏には、必ずプロレスラーの一年が詰まっている。
2026年、このランキングの顔ぶれはどう変わるのか。
それでは、素晴らしきプロレスライフを!

