2025年の新日本プロレスで、いちばん多く試合をした選手は誰か?
全ての新日本での試合を集計してランキングにしてみた。試合数が多いということは、つまり出社率が高いということでもある。
2025年の新日本プロレスの試合数ランキングはこちら。
※新日本以外の団体への出場は基本的にはノーカウント
2025年 試合数ランキングTOP10
| Rank | NAME | COUNT |
|---|---|---|
| 1 | 棚橋 弘至 | 136回 |
| 2 | 辻 陽太 | 116回 |
| 3 | ボルチン・オレッグ | 116回 |
| 4 | 石森 太二 | 114回 |
| 5 | 金丸 義信 | 113回 |
| 6 | SANADA | 112回 |
| 7 | 村島 克哉 | 111回 |
| 8 | 鷹木 信悟 | 107回 |
| 9 | エル・デスペラード | 107回 |
| 10 | 海野 翔太 | 106回 |
1位は、もやはレベチ。棚橋社長。
2位に20大会差をつける圧倒的トップでフィニッシュ。ファイナルロードとは名ばかりで、むしろ一番戦っている男だった。他団体参戦も含めるとなんと年間148大会。計算すると、ほぼ2〜3日に1回試合。さらにシングルマッチ数も39試合でダントツ。これに社長業があるから、相当なブラック企業だ。最後の最後まで、新日本プロレスに、そしてプロレスそのものに愛を捧げた一年だった。
2位は辻陽太とボルチン・オレッグが116大会で同率。
辻はビッグマッチ常連として存在感を確立。ボルチンは地方大会で毎回しっかり爪痕を残す仕事人ぶり。“新世代”の中では、この2人が一歩、いや二歩ほどリードしている印象だ。
4位は石森太二。
石森興行が2回開催され、そこで一気に試合数を積み上げてのランクイン。若干、チートではある。しかし、2025年は改めて「この人ちょっとおかしい(褒め言葉)」と感じさせる一年だった。
5位・6位には金丸義信、SANADA。HOUSE OF TORTUREの両輪。
どうしてもEVILやSHOが目立つユニットだが、2025年のTORTUREを地味に、しかし確実に支えていたのはこの2人だったと言っていい。なくてはならない調味料のような存在で新日本プロレスを支えていた。
7位は村島克哉。
なんとここでヤングライオンがランクイン。若獅子勢ではトップの試合数。これはもう「一段抜けた」と言って差し支えない。2026年は武者修行か、ユニット加入か——何かが起きそうな気配がする。早くTシャツを作ってあげないとヒールターンする可能性も出てきた。新日本プロレスさん!どうかTシャツを作らないでください!!
8位は鷹木信悟、キタキタキター。
シングルのタイトル戦線でも存在感を見せ、年末にはモロニーとのタッグでも会場を沸かせた。最近はやや一歩引いたポジションだが、そろそろ「鷹木待望論・第二章」が出てきても全然おかしくない。葛西純とのシングルマッチも可能性が出てきたので、2026年は新しい鷹木信悟が見れるかもしれない。
9位はエル・デスペラード。
2025年前半は王者としての地位と存在感を完全に確立。葛西純とのジュニア史上初のデスマッチでのタイトル戦は、記憶にも記録にもガッツリ残る一戦だった。ジュニアタッグ、WORLD TAG LEAGUEにも参戦し、年間を通してジュニアの“軸”だった一年。
10位は海野翔太。
1.4東京ドームのメインイベントからスタートし、丸刈りで挑んだ“第二章”が開幕。NEW JAPAN CUP準優勝、登別ランボー優勝と話題は多かったが、シングル・タッグともにタイトルには届かず。結果、髪は伸び、年内最終戦ではサンタのコスプレで登場。どうやら第二章は、静かに幕を下ろしたようだ。
ちなみに以下が昨年の試合数ランキングだ。
2024年 試合数ランキングTOP10
| Rank | NAME | COUNT |
|---|---|---|
| 1 | BUSHI | 137回 |
| 2 | 内藤 哲也 | 133回 |
| 3 | 辻 陽太 | 126回 |
| 4 | EVIL | 123回 |
| 5 | 高橋 ヒロム | 121回 |
| 6 | 海野 翔太 | 120回 |
| 7 | ボルチン・オレッグ | 118回 |
| 8 | 鷹木 信悟 | 117回 |
| 9 | DOUKI | 115回 |
| 10 | 金丸 義信 | 115回 |
出勤回数TOPだったBUSHIと内藤が新日本を退団。上位はロス・インゴベルナブレス・デ・ハポンメンバーが占めていた。改めて新日本プロレスは大きな存在を失ったと気付かされる。
まとめ
2025年は棚橋ラストイヤーで年間148大会という異次元の試合数で、トップに君臨した。
毎年常連だったBUSHI・内藤哲也がいなくなり、辻陽太、ボルチン・オレッグら新世代が台頭しつつある。
2026年はオカダ、内藤、棚橋がいなくなった新日本を誰が中心になって支えるのか、より世代交代と過渡期が同時に進むことになるだろう。
では、素晴らしきプロレスライフを

