DOMINIONは“次の半年”が動き出す大会
新日本プロレスのDOMINIONは、6月に大阪城ホールで開催されるビッグマッチ。「上半期の総決算」と言われる1.4東京ドーム大会の次に大きい大会だ。
「DOMINION」には、支配権や統治権という意味がある。つまり、新日本の次の半年を誰が支配するのかを決める大会ということだ。
2020年以降の大会を簡単に振り返ってみよう。
ちなみに新日本プロレスの年間イベント全体を追いたい場合は、新日本プロレスを1年間楽しむ方法も見ておくと、DOMINIONの位置づけがつかみやすくなる。
とにかくタイトルマッチが多いDOMINION
まあタイトルマッチが多い。そしてDOMINIONは、王座戦線が動きやすい大会。2020年、2021年はコロナ禍で試合数自体が少ないが、大会の半分以上がタイトルマッチとなる。
- 2020年:タイトルマッチ3試合。
- 2021年:タイトルマッチ2試合。鷹木信悟がIWGP世界ヘビー級初戴冠🎉
- 2022年:タイトルマッチ6試合。ジェイ・ホワイト、オスプレイ、アンダーソンらが王座戦線を動かす
- 2023年:タイトルマッチ7試合。SANADAの防衛、ヒロムのジュニア防衛、タッグ2冠戦など
- 2024年:タイトルマッチ6試合。モクスリーの防衛、TMDKの2冠戦、BOSJ決勝など
- 2025年:タイトルマッチ5試合。後藤のV7、ゲイブ、ボルチン、石井智宏&タイチ、SHO&DOUKIが王座戦線を動かす
DOMINIONは第3試合くらいの序盤でも王座が動く全く油断ができない大会だ。情報量が多すぎて追いつかない大会でもある。
DOMINIONのメインイベント
| 21.6.7 大阪城ホール 第5試合 シングルマッチ IWGP世界ヘビー級王座 | ||
|---|---|---|
| オカダ・カズチカ | VS | 鷹木信悟 |
| 36分0秒 ラスト・オブ・ザ・ドラゴン 全シングル対戦成績 | ||
| 22.6.12 大阪城ホール 第10試合 シングルマッチ IWGP世界ヘビー級王座 | ||
|---|---|---|
| オカダ・カズチカ | VS | ジェイ・ホワイト |
| 36分4秒 ブレードランナー 全シングル対戦成績 | ||
| 23.6.4 大阪城ホール 第11試合 シングルマッチ IWGP世界ヘビー級王座 | ||
|---|---|---|
| SANADA | VS | 辻陽太 |
| 17分1秒 デッドフォール 全シングル対戦成績 | ||
| 24.6.9 大阪城ホール 第9試合 シングルマッチ 『BEST OF THE SUPER Jr.』 | ||
|---|---|---|
| エル・デスペラード | VS | 石森太二 |
| 23分36秒 ピンチェ・ロコ 全シングル対戦成績 | ||
| 25.6.15 大阪城ホール 第9試合 シングルマッチ IWGP世界ヘビー級王座 | ||
|---|---|---|
| 後藤洋央紀 | VS | 鷹木信悟 |
| 28分25秒 後藤革命 全シングル対戦成績 | ||
| 26.6.14 大阪城ホール 第9試合 シングルマッチ IWGPヘビー級王座 | ||
|---|---|---|
| 辻陽太 | VS | カラム・ニューマン |
| 24分32秒 ファイヤーブラスター 全シングル対戦成績 | ||
勢力図が大きく変わるDOMINION
2020年以降DOMINION大会では毎年、新王者誕生、もしくはユニットの裏切りが行われおり、新日本プロレスでも大きな転換期となっている。
2020年 DOMINION前日にEVILが内藤を裏切りBULLET CLUBに加入。EVILがIWGP初戴冠👑
2021年 鷹木信悟がIWGP初戴冠👑
2022年 ジェイ・ホワイトがIWGP初戴冠👑
2023年 モロニーがEMPIREを裏切り、BULLET CLUB加入。ゲイブ、コグリンもBULLET CLUB加入。
2024年 デスペラードがBOSJ初優勝👑
2025年 ファレ、オーエンズ、DOUKIがH.O.T加入
ここ6年で3回もヒールターンが発生しているのが大阪城ホール。しかも一人どころじゃない。複数人が人事異動になる可能せもある。絶対に見逃せない大会だ。
G1選手発表と海外戦線への動きがあるDOMINION
DOMINIONのもうひとつの見どころが、G1出場選手の発表。
もうね、これほんとに盛り上がるから大好きなんです。たまに不勉強で知らない選手が出てもとにかく「うぉーーー!」って言っておけば大丈夫!
2023年はG1 CLIMAX 33の出場メンバー32名が発表され、プロレスリング・ノアの清宮海斗の名前が告げられると、場内が大きくどよめいた。
DOMINIONでG1の名前が出ると、心が一旦夏へ向かう。タイトルマッチで熱くなった直後に、真夏のG1の顔ぶれまで出てくる。情報量が多すぎて興奮を処理しきれない。選手発表ハイになること間違いなしだ。
また、近年ではForbidden Doorへのつながりも見逃せない。2022年は棚橋弘至がAEW暫定世界王座戦進出者決定戦で後藤洋央紀に勝利し、Forbidden Doorへ。2023年はブライアン・ダニエルソンがオカダ・カズチカに宣戦布告。2024年は内藤哲也がモクスリーにForbidden Doorでの再戦を要求している。
2026年はForbidden Doorでの参戦選手がザックくらいしかいない。G1初戦を海外で行うこともあり、海外選手のなんらかのサプライズを期待して間違いなさそうだ。
G1参戦選手発表は絶対に会場で体験して欲しいイベントだ。
まとめ:DOMINIONは“支配権”を見る大会
DOMINIONを一言でまとめるなら、新日本プロレスの次の半年を占う大会。
上半期の総決算としてタイトルマッチが多く組まれ、IWGP世界ヘビー級の流れが動き、G1 CLIMAXやFORBIDDEN DOORへの導線も生まれる。さらに近年はユニット再編まで重なっている。
ということで、DOMINION前に見るべきポイントは多い。
- タイトルは動くのか?
- G1参戦選手は誰か?
- 海外戦線への火種が生まれるのか?
- ユニットの勢力図は変わるのか?
大会名どおり、DOMINIONは“支配権”の大会だ。大阪城ホールで誰が勝つかだけでなく、その後の新日本を誰が動かすのか。今後の新日本の中心が誰になるのかを占う大会となっている。
では、今年のDOMINIONも素晴らしきプロレスライフを!


