スターダムの年末に向けたイベントといえば、女子プロレス界屈指のタッグリーグ──『GODDESSES OF STARDOM(ゴッデス・オブ・スターダム)』。
年々レベルが上がり続け、いまでは「シングルとは違う“タッグならではの強さ”が最も問われる舞台」として、世界中のファンから注目を集めるシリーズだ。
本記事では、歴代優勝チーム・優勝回数ランキング・出場回数TOP20・勝率ランキングTOP10まで、データをまとめて一気に振り返ってみる。
推しタッグの歴史を知るもよし、今後のシリーズ予習に役立てるもよし──スターダムのタッグ戦線の歴史を、サクッとご紹介しよう。
『GODDESSES OF STARDOM』とは
『GODDESSES OF STARDOM』は、スターダムが毎年開催する女子プロレス最高峰のタッグリーグ戦だ。2011年に第1回が開催し、毎年10月後半から大会が開始される。初期は形式が定まっておらず、ワンデートーナメント戦になったりもした。今では複数ブロック制のリーグ戦を経て、各ブロックの首位同士が優勝決定戦に進む形式で行われることが多い。
ゴッデスが特に面白いのは、
・シングルでは見られない“タッグならではの協力技”
・長期シリーズだからこそ生まれるユニット間の駆け引き
・怪我・連戦・遠征など、コンディション管理が勝敗を左右するリアルさ
・毎年のように誕生する「即席タッグの化学反応」
といった要素が複雑に絡むところ。
また、このシリーズを通してゴッデス王座(タッグ王座)戦線がガラッと動くのも大きな特徴で、
「リーグで勢いづいたタッグが年末のタイトル戦へ突き進む」という流れはスターダムの季節風物詩ともいえる。
ここで優勝したタッグは、スターダムの歴史に名を刻むこととなる。なんなら1年に1組しか優勝しないため、ゴッデス・オブ・スターダム王者よりも獲得するのが難しいタイトルなのだ。
『GODDESSES OF STARDOM』歴代優勝者
歴代優勝者一覧| 回(年) | 優勝(年齢) | 準優勝(年齢) | 参加数 |
|---|---|---|---|
| 第1回(2011) | 愛川ゆず季(28) 美闘陽子(24) | 夏樹☆たいよう(27) 世Ⅳ虎(18) | 4 |
| 第2回(2012) | 夏樹☆たいよう(28) 世Ⅳ虎(19) | KAIRI(24) 翔月なつみ(23) | 8 |
| 第3回(2013) | 木村響子(36) 安川惡斗(27) | アルファ・フィーメル(31) ザ・フィーメル・プレデター(22) | 8 |
| 第4回(2014) | 高橋奈七永(35) KAIRI(26) | 紫雷イオ(24) 岩谷麻優(21) | 8 |
| 第5回(2015) | 紫雷イオ(25) 岩谷麻優(22) | 松本浩代(30) サンタナ・ギャレット(27) | 8 |
| 第6回(2016) | 美闘陽子(29) KAIRI(28) | 紫雷イオ(26) 岩谷麻優(23) | 8 |
| 第7回(2017) | ケリー・クライン(31) ビー・プレストリー(21) | 美闘陽子(30) ジャングル叫女(26) | 8 |
| 第8回(2018) | 渡辺桃(18) 林下詩美(20) | ビー・プレストリー(22) シャーダネー() | 12 |
| 第9回(2019) | 星輝ありさ(24) 中野たむ(31) | ビー・プレストリー(23) ジェイミー・ヘイター(24) | 12 |
| 第10回(2020) | 渡辺桃(20) AZM(18) | ジュリア(26) 舞華 | 10 |
| 第11回(2021) | 葉月(24) コグマ(23) | 渡辺桃(21) AZM(19) | 12 |
| 第12回(2022) | 高橋奈七永(43) 優宇(31) | 林下詩美(24) 上谷沙弥(26) | 16 |
| 第13回(2023) | 舞華 メーガン・ベーン(25) | 鈴季すず(21) 星来芽依(21) | 14 |
| 第14回(2024) | 羽南(20) 飯田沙耶(27) | 舞華 HANAKO(24) | 18 |
| 第15回(2025) | 玖麗さやか(25) さくらあや(29) | 刀羅ナツコ(34) 琉悪夏(21) | 16 |
大会の記録
大会優勝記録
| 最多優勝者 | 2回 | 美闘陽子 / 高橋奈七永 / KAIRI / 渡辺桃 |
| 最多準優勝者 | 2回 | 紫雷イオ / 岩谷麻優 / ビー・プレストリー / 舞華 |
年齢・最速記録
| 最年少優勝 | 18歳 | 渡辺桃 |
| 最年長優勝 | 43歳 | 高橋奈七永 |
| キャリア最短優勝 | 0.2年 | 林下詩美 |
試合記録
| 最長決勝戦 | 00:20:08 | 2022年 高橋奈七永&優宇 vs 林下詩美&上谷沙弥 |
| 最短決勝戦 | 00:08:35 | 2018年 渡辺桃&林下詩美 vs ビー・プレストリー&シャーダネー |
いまだに複数回優勝しているチームはいない。スターダムのユニットの移動や移籍等が多いことも複数回優勝チームがいないことの原因でもある。新日本プロレスの『WORLD TAG LEAGUE』は複数優勝者が多く、対照的な結果となっている。
しかしその中でも、紫雷イオ&岩谷麻優の「サンダーロック」は1回優勝、2回の準優勝と実績を残している。チームとしてのクオリティの高さが窺い知れる。
つまり、逆にいうと優勝するチームは初優勝になる確率が非常に高い大会でもある。
また最年少優勝は18歳の渡辺桃選手(林下詩美とのタッグ)。ここでも渡辺桃は早熟ぶりを発揮している。
『GODDESSES OF STARDOM』優勝回数ランキング
決勝進出回数が一番多いのは渡辺桃、美闘陽子、KAIRI、岩谷麻優、舞華、紫雷イオ、ビー・プレストリー(3回)。
| Name | 優勝 | 準優勝 | 決勝進出 | |
|---|---|---|---|---|
| 1 | 渡辺桃 | 2回 | 1回 | 3回 |
| 2 | 美闘陽子 | 2回 | 1回 | 3回 |
| 3 | KAIRI | 2回 | 1回 | 3回 |
| 4 | 高橋奈七永 | 2回 | 0回 | 2回 |
| 5 | 岩谷麻優 | 1回 | 2回 | 3回 |
| 6 | 舞華 | 1回 | 2回 | 3回 |
| 7 | 紫雷イオ | 1回 | 2回 | 3回 |
| 8 | ビー・プレストリー | 1回 | 2回 | 3回 |
| 9 | 世Ⅳ虎 | 1回 | 1回 | 2回 |
| 10 | AZM | 1回 | 1回 | 2回 |
『GODDESSES OF STARDOM』では複数回優勝チームはいないが、パートナーを変えて複数回優勝している選手は存在する。渡辺桃、KAIRI、美闘陽子、高橋奈七永の4名だ。
なかでも高橋奈七永は2014年と2022年に優勝しており、その期間は実に8年。最前線での活躍が長いことがわかる。高橋奈七永のパッションが尽きることはないようだ。
『GODDESSES OF STARDOM』出場回数TOP10
『GODDESSES OF STARDOM』の最多参戦者は岩谷麻優(13回)。
| NAME | COUNT | |
|---|---|---|
| 1 | 岩谷麻優 | 13回 |
| 2 | AZM | 9回 |
| 3 | 渡辺桃 | 9回 |
| 4 | 鹿島沙希 | 9回 |
| 5 | 葉月 | 9回 |
| 6 | 刀羅ナツコ | 8回 |
| 7 | フキゲンです★ | 8回 |
| 8 | スターライト・キッド | 8回 |
| 9 | 紫雷イオ | 7回 |
| 10 | 朱里 | 6回 |
出場回数は、岩谷麻優選手が13回出場でトップとなっている。続いて、渡辺桃、鹿島沙希、葉月、AZMと今のスターダムの中心選手が続いていく。
『GODDESSES OF STARDOM』対戦勝率ランキング TOP10
『GODDESSES OF STARDOM』での全対戦成績から、参加選手の勝率ランキングにしたのがこちらだ。
公式戦を10試合以上している選手を対象としている。
『GODDESSES OF STARDOM』で最も勝率が良いのは木村花(71.4%)。
| Player | 計 | 勝/敗/分 | Rate | |
|---|---|---|---|---|
| 1 | 木村花 | 14 | 10/3/1 | 71.4% |
| 2 | メーガン・ベーン | 14 | 10/3/1 | 71.4% |
| 3 | 舞華 | 34 | 24/10/0 | 70.6% |
| 4 | 美闘陽子 | 13 | 9/3/1 | 69.2% |
| 5 | ひめか | 18 | 12/6/0 | 66.7% |
| 6 | ビー・プレストリー | 29 | 18/8/3 | 62.1% |
| 7 | コグマ | 36 | 22/12/2 | 61.1% |
| 8 | 高橋奈七永 | 18 | 11/5/2 | 61.1% |
| 9 | なつぽい | 28 | 17/9/2 | 60.7% |
| 10 | 渡辺桃 | 50 | 30/17/3 | 60% |
ランキングTOP1は、木村花、メーガン・ベーン選手。勝率は71.4%となっており、かなりの勝率を誇っている。メーガン・ベーン選手は舞華とのタッグで優勝しており、まだ2大会の参戦だ。木村花選手は優勝も準優勝もしていないにも関わらず好成績でTOPとなっている。肝心な試合で負けてしまっているようだ。
続いて3位は舞華選手。こちらも70%以上という脅威の勝率だ。舞華選手は優勝1回、準優勝2回と好成績を残しており、納得の順位だ。
そして4位は美闘陽子選手。こちらも69.2%とかなりの勝率となっている。美闘選手は優勝2回、準優勝2回と複数回の優勝経験者であり、こちらも順当なランキングとなっている。
そのほか、ランキングTOP10入りを果たしている中で注目は、コグマ選手と渡辺桃選手。この二人は大会参加回数でも上位にランクインしている。大会に多く参加しているにも関わらず高い勝率を保っているということは、常に『GODDESSE OF STARDOM』で健闘し続けているということでもある。
2025年の『GODDESSES OF STARDOM』でも、上記のランキング選手が多く参戦しており、勝率ランキングにも大きな動きが出てきそうだ。
まとめ
『GODDESSES OF STARDOM』の歴史を追うほど、このリーグがどれだけ多様でドラマに満ちているかがよくわかる。
毎年タッグが入れ替わり、即席チームが化け、若手が躍動し、ベテランが意地を見せる──そんな予測不能さこそゴッデスの醍醐味だ。
次は誰が新しい物語をつくるのか。スターダムの年末を彩るこのタッグリーグから、また新たな名チームが誕生する瞬間を楽しみに待ちたい。
では、素晴らしきプロレスライフを!


